ずん
「中国軍機のレーダー照射とか、もう戦争始まっちゃうんじゃないのだ?ボク怖いのだ!」
やきう
「ビビりすぎやろ。お前、レーダー照射の意味わかっとんのか?」
ずん
「え、レーダーでビーム撃つやつじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それはガンダムでやんす。レーダー照射というのは、まるで暗闇で懐中電灯を相手の顔面に向けるようなもんでやんす。攻撃ではないでやんすが、『お前を狙ってるぞ』という明確な威嚇でやんすね」
かっぱ
「それにしても2回も照射て、わざとやろ。偶発的ちゃうわ」
やきう
「公明党の斉藤が『偶発的』とか言うとるけど、アホちゃうか。2回も連続でやっといて偶発的って、ワイが2回連続で遅刻したら『偶然です』って言うようなもんやで」
ずん
「でも野田さんは怒ってるのだ。『挑発が過ぎる』って」
でぇじょうぶ博士
「野田氏の反応は当然でやんす。しかし面白いのは、立憲が公明と補正予算で協議してるタイミングでこの発言でやんすね。まるで浮気相手の前で本命に告白するような気まずさでやんす」
かっぱ
「ほんまやな。公明は『立憲と特別な連携ちゃうで』って必死に否定しとるやん」
やきう
「結局、野党同士でもバラバラやんけ。中国へのスタンスも、補正予算への態度も統一できへん。こんなん与党が笑いが止まらんやろ」
ずん
「じゃあ結局、このレーダー照射問題ってどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく日本政府が厳重抗議して、中国が『そんな事実はない』と返して、数週間後にはみんな忘れるパターンでやんす。尖閣問題と同じ構図でやんすね」
かっぱ
「毎回同じことの繰り返しやな。学習能力ないんか」
やきう
「でもな、今回は高市首相が『台湾有事は存立危機事態になりうる』って答弁しとるから、中国も焦っとんのや。それで渡航自粛とか言い出しとる」
ずん
「ということは、高市さんの発言のせいで中国が怒ったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「因果関係は逆でやんす。中国が台湾周辺で軍事的圧力を強めてるから、日本も法的整理をせざるを得なくなってるでやんす。まるで喧嘩を売られて、やり返す準備をしてたら『お前が先に準備したじゃないか』と文句言われるようなもんでやんす」
やきう
「しかし野党もアホやな。こういう時こそ与党を追及するチャンスやのに、自分らで内輪揉めしとる」
ずん
「ボク思ったんだけど、もしかして日本の政治家たちって、中国よりお互いの足を引っ張り合うのに忙しいんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。与野党ともに、外交問題を国内政治の点数稼ぎに使ってる面があるでやんすね。まるで火事の最中に消火よりも指揮権争いしてるようなもんでやんす」
やきう
「つーか、自衛隊のパイロットが一番可哀想やわ。政治家が好き勝手言うとる間に、命がけで対応しとんやから」
ずん
「じゃあ結局、ボクたち国民はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「冷静に状況を見守るしかないでやんす。ただし、『偶発的』とか『大したことない』とか言う政治家の言葉は疑ってかかるべきでやんすね」
ずん
「むむむ...難しいのだ。じゃあボク、とりあえず中国のドラマ見るの控えて様子見るのだ!」
ずん
「だってボクにできることそれくらいしかないのだ!せめて気持ちだけでも抗議するのだ!...あ、でも『三体』の続き気になるから、それだけは見るのだ」