ずん
「小学館がまた燃えてるのだ!今度は『堕天作戦』だけじゃなくて『星霜の心理士』まで巻き込まれてるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...今回は二重三重に問題が絡み合ってるでやんすね。まず『堕天作戦』の原作者を別名義で『常人仮面』に起用した件、そして『アクタージュ』のマツキタツヤ氏を『八ツ波樹』名義で起用した件でやんす」
かっぱ
「児童買春で逮捕された奴と、強制わいせつで有罪になった奴を、名前変えて起用しとったんか。アホちゃうか」
ずん
「でも執行猶予も終わってるし、更生したんなら別にいいんじゃないのだ?」
やきう
「甘いで、ずん。世間はそんな聖人君子ちゃうねん。被害者おる事件やぞ?名前変えて隠すとか、むしろ火に油や」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。特に問題なのは『被害者配慮のためペンネーム変更』という理屈でやんすね。これ、本当に被害者のためになってたのか、極めて疑わしいでやんす」
かっぱ
「被害者配慮言うて、結局バレたら余計に傷つけとるやん。本末転倒やがな」
ずん
「じゃあ、性犯罪者は一生漫画描けないってことなのだ?それはそれで更生の機会を奪ってることにならないのだ?」
やきう
「ほう、ずんがまともなこと言うとるやん。珍しいな」
でぇじょうぶ博士
「確かに更生の機会は必要でやんす。でも問題は『透明性』でやんすね。名前を隠して起用するのと、事実を公表した上で起用するのでは、天と地ほどの違いがあるでやんす」
かっぱ
「隠してたから『編集部は何考えとんねん』って話になっとるんやろ。最初から公表しとけば、まだマシやったかもしれんな」
ずん
「でも公表したら、作品を読んでもらえなくなるかもしれないのだ」
やきう
「そら作品の問題やなくて、お前の問題やろ。犯罪犯したツケや」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、作画担当の雪平薫氏が全てを知った上で『涙が出た。これは自分が描くべき作品』と受諾してる点でやんす。作品そのものの価値と、作者の犯歴をどう切り分けるか...永遠のテーマでやんすね」
かっぱ
「でもな、その判断を読者にもさせるべきやったんちゃうか?隠しといて後で『実は...』は卑怯や」
でぇじょうぶ博士
「難しい問いでやんすね。おいらが思うに、起用するなら最初から公表する、それが無理なら起用しない、この二択しかなかったでやんす」
やきう
「第三者委員会とか設置して、結局『再発防止に努めます』で終わるんやろ?茶番やな」
かっぱ
「担当編集が被害者との和解協議に加わってたってのもヤバいな。利益相反しまくりやん」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言えば、編集部は原作者の味方でもあり、同時に被害者への配慮も必要という、相反する立場に立ってたということでやんす。弁護士でいう『双方代理の禁止』みたいなもんでやんすね」
やきう
「要するに、どっちの味方かわからん状態で和解に口出ししとったわけや。そら問題やろ」
かっぱ
「しかも『ごく一部の編集部員しか知らなかった』って。組織としてのガバナンスがボロボロやないか」
ずん
「でも、『星霜の心理士』は面白いって評判だったのだ。作品に罪はないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「『作品に罪はない』論は、確かに一理あるでやんす。でも、その作品を世に出すプロセスに問題があった場合、出版社としての責任は免れないでやんすね」
やきう
「結局、小学館は『人権尊重が大事』言うてるくせに、実際は金儲けのために性犯罪者を使ってたってバレたわけや」
かっぱ
「まあ、企業なんてどこもそんなもんやけどな。綺麗事言うて、裏では都合のええことしとる」
ずん
「じゃあ、ボクが編集者だったらどうすればよかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ずんが編集者...?想像しただけで恐ろしいでやんす」
やきう
「お前、すぐ楽な方に流れるやろ。『バレへんやろ』思って名前変えて起用するタイプや」
かっぱ
「で、バレたら『僕は悪くないのだ!上司が決めたのだ!』言うて逃げるんやろ」
でぇじょうぶ博士
「でも的を射てるでやんすね。今回の問題の根本は、編集部が『これくらいならバレない』『バレても何とかなる』と高を括ってた点にあるでやんす」
やきう
「『堕天作戦』の件があったのに、また同じことしとるんやから、学習能力ゼロやな」
かっぱ
「一回目は事故、二回目は故意、三回目は確信犯や。小学館は確信犯やな」
ずん
「で、でも心理士が『更生した』って判断してるのだ!専門家のお墨付きがあるなら問題ないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おっと、ずん君、そこは罠でやんす。その心理士はマツキタツヤ氏本人の『治療』を担当してた人でやんす。つまり、患者側の味方でやんすね」
やきう
「第三者の評価やないってことやな。そら都合ええこと言うわ」
かっぱ
「しかも、その心理カウンセリングの経験が作品のネタになっとるんやろ?なんかモヤモヤするわ」
ずん
「じゃあ、性犯罪者は何をやっても許されないということなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。許すか許さないかを決めるのは、被害者と社会でやんす。加害者側が勝手に『もう更生した』と名乗り出て、編集部が勝手に『問題ない』と判断するのは、おこがましいでやんすね」
やきう
「ほんまやな。被害者置いてけぼりで、加害者の『復帰』だけが進んどる」
かっぱ
「『被害者配慮のためペンネーム変更』言うけど、本当は『炎上回避のため』やろ。正直に言えや」
でぇじょうぶ博士
「第三者委員会が調査して、報告書が出て、『再発防止策』が発表されて、ほとぼりが冷めたら忘れられる...いつものパターンでやんすね」
やきう
「で、数年後にまた同じこと繰り返すんや。日本企業の伝統芸やな」
かっぱ
「作画の雪平薫氏が気の毒やわ。全部知った上で引き受けたとはいえ、こんな炎上に巻き込まれるとは思ってへんかったやろ」
ずん
「でも雪平氏は連載続けたいって言ってるのだ!作品愛があるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その姿勢は尊敬に値するでやんす。でも、一時停止せざるを得ないのが現実でやんすね。まさに『天才と狂気は紙一重』を地で行く事態でやんす」
やきう
「結局、才能ある奴が犯罪犯したら、その才能は社会に還元されるべきなんか?それとも永久に封印すべきなんか?」
ずん
「じゃあ、ボクはどうすればいいのだ?この作品読むべきなのだ?読まないべきなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それを決めるのは、ずん自身でやんす。ただし、作品を読む前に、背景にある事実を知っておくべきでやんすね」
やきう
「で、知った上で判断するんや。それが『インフォームド・コンセント』ってやつやな」
ずん
「むぅ...難しすぎるのだ。ボク、もう漫画読むの疲れちゃったのだ」
でぇじょうぶ博士
「それは極端でやんす。大多数の漫画は、こんな問題抱えてないでやんすよ」
やきう
「そういえば、『常人仮面』はどうなったんや?」
かっぱ
「あれも連載中止やろ。鶴吉繪理氏が可哀想やわ」
でぇじょうぶ博士
「今回の件で一番の被害者は、作画担当と、何より性被害に遭われた方々でやんす。それを忘れてはいけないでやんすね」
やきう
「ネットでは『更生の機会を!』言うてる奴おるけど、被害者の気持ち考えてへんよな」
かっぱ
「更生するのはええけど、それを漫画業界でやる必要あるんか?って話やわ」
でぇじょうぶ博士
「それこそが難問でやんすね。社会復帰の場は必要でやんす。でも、それが『表現の場』である必要があるのか...議論の余地があるでやんす」
やきう
「裏方の仕事とか、もっと目立たん仕事でええやん。なんで原作者やねん」
かっぱ
「承認欲求やろな。『自分の才能を認めてほしい』ってやつや」
ずん
「でも才能があるのは事実なのだ!もったいないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「才能と人格は別物でやんす。歴史上、天才だけど人格破綻者なんて掃いて捨てるほどいるでやんすよ」
でぇじょうぶ博士
「今回の件で明らかになったのは、出版業界の『なあなあ体質』でやんすね。『まあ、いいか』で済ませてきたツケが回ってきたでやんす」
ずん
「変わらないのだ。日本人は喉元過ぎれば熱さ忘れるのだ」
でぇじょうぶ博士
「おや、ずんが冷めたことを言うでやんすね」
やきう
「お前、自分のことやろ。すぐ忘れるタイプやん」
ずん
「ひどいのだ...でも確かにボク、もう何の話してたか忘れかけてるのだ」
でぇじょうぶ博士
「短期的にはダメージを受けるでやんすが、長期的には忘れられるでやんす。企業というのは、そういうものでやんすね」
でぇじょうぶ博士
「無駄ではないでやんす。少なくとも、『性犯罪者をこっそり起用する』ことのリスクは業界全体に知れ渡ったでやんすからね」
ずん
「でもボク、結局何が正しいのかわからないのだ」
でぇじょうぶ博士
「正しいことなんて、誰にもわからないでやんす。ただ、『間違ってること』は指摘できるでやんす。今回の小学館のやり方は、明らかに間違ってたでやんすね」
でぇじょうぶ博士
「物理的に透明になってどうするでやんす...」
ずん
「むぅ...じゃあボクは半透明くらいにしておくのだ!」