ずん
「生存エンドが存在しないゲームって、詐欺なのだ!お金返してほしいのだ!」
やきう
「無料やからって舐めとったらアカンで。20分でワイの心ズタボロにされたわ。」
でぇじょうぶ博士
「冷凍庫に閉じ込められて、低体温症で幻覚を見ながら死んでいくという設定でやんす。まさに絶望のデパートでやんすね。」
ずん
「なんでそんな鬱ゲー作るのだ?開発者は人の心がないのだ!」
やきう
「お前が言うなや。普段から他人に石投げまくっとるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「むしろこれは人間の本質を描いた芸術作品でやんす。極限状態でこそ、人間の本当の姿が見えるんでやんすよ。」
でぇじょうぶ博士
「毎日でやんす。モテなさすぎて心が凍結寸前でやんす。」
やきう
「それ自業自得やろ。オタク全開で生きとるからや。」
ずん
「ところで、なんでSCP財団に影響受けてるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「SCP財団は、異常な存在を収容・保護・確保する架空の組織でやんす。このゲームも、何か得体の知れない不気味さがあるんでやんすよ。」
やきう
「ワイ、節足動物のペットが死ぬシーンで泣いたわ。虫やのに感情移入してもうた。」
ずん
「やきうが泣くとか、太陽が西から昇るレベルなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それだけ作り込まれているということでやんす。エンディング曲もボカロPのかんてゐく氏が書き下ろしでやんすからね。」
やきう
「しかも実況可能とか、太っ腹やな。でも有料会員限定公開は禁止って、ちゃんとルール決めとるのはエライわ。」
ずん
「ボクは絶対プレイしないのだ。だって鬱になりたくないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そもそもずん君は、今すでに人生が絶望的な状況でやんすけどね。」
ずん
「...博士、それ言っちゃダメなやつなのだ。」
やきう
「まあでも、『苦しんでいる人間が好き』『生きようと足掻く人間が好き』って注意書きは正直やな。マゾ専用ゲームやで。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、これは人間讃歌でやんす。どんな絶望の中でも、人は優しさを失わない。それが美しいんでやんすよ。」
ずん
「でも結局みんな死ぬんでしょ?それって虚無なのだ!」
やきう
「お前の人生こそ虚無やろ。毎日ダラダラしとるだけやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、死ぬことが虚無とは限らないでやんす。その過程でどう生きたかが重要なんでやんすよ。」
やきう
「つまりやな、このゲームは『どう死ぬか』を描いとるんや。それって実は『どう生きるか』と同じことやねん。」
でぇじょうぶ博士
「流石やきう君、たまにはいいこと言うでやんすね。おいらも少し見直したでやんす。」
ずん
「じゃあボクも哲学的な発言するのだ!えっと...」
ずん
「むぅ...じゃあボクは暖かい部屋でアイス食べながら、冷凍庫で凍える人たちのゲームをプレイするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは最高に性格悪いでやんす...」
ずん
「えへへ、褒められたのだ♪って、これ褒められてないのだ!でもまあ、無料だしちょっとだけやってみようかなって思ってきたのだ。20分なら我慢できるのだ!」