ずん
「なんか最近、燃え尽き症候群が流行ってるらしいのだ。ボクみたいな優秀なエリートには無縁だけど」
でぇじょうぶ博士
「それは甘いでやんす。燃え尽きる前から既に燃えてないものは燃え尽きようがないでやんす」
やきう
「草。お前の部屋、ゴミ屋敷やろ。見なくてもわかるわ」
ずん
「ち、違うのだ!ただ効率的に物を配置してるだけなのだ!床に服があるのは翌日また着るからなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは配置ではなく放置でやんす。しかも記事によると、掃除できない理由の裏には『どうせ自分なんか』という自己肯定感の低さがあるらしいでやんす」
やきう
「ほんまそれな。ワイも昔は部屋汚かったけど、掃除したら人生変わったで。嘘やけど」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、この記事の核心は『部屋の乱れは心の乱れ』ではなく、『部屋の乱れが心を乱す』という因果関係の逆転でやんす。つまり物理空間を整えることで精神状態をコントロールできるという発見でやんす」
やきう
「それって結局、心が弱いやつの言い訳ちゃうん?強い人間は部屋が汚くても関係ないやろ」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。記事では掃除を『自分への態度を訓練する修行』と位置づけてるでやんす。つまり掃除とは『自分は手をかけられていい存在だ』と身体に教える行為なんでやんす」
ずん
「なるほど...じゃあボクが掃除しないのは、ボクが既に自分を大切にしてるからってことなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「記事で興味深いのは、小さく始めることの重要性でやんす。『朝起きたらベッドを整える』という一分の行為が、他の習慣を連鎖的に呼び起こすという観察でやんす」
ずん
「でもボクはベッドを整えないのだ。なぜなら夜また使うからなのだ。これぞ究極の効率化なのだ」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。実は掃除と燃え尽き症候群の関係は科学的にも裏付けられてるでやんす。環境の乱れは認知負荷を高め、意思決定疲労を引き起こすでやんす。つまり散らかった部屋にいるだけで、脳のリソースが無駄に消費されるでやんす」
ずん
「じゃあボクの脳は常にフル稼働してるってことなのだ!すごいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「記事の筆者は在宅勤務六年目のエンジニアでやんす。『孤独は好きだが、寂しさは嫌い』という区別が秀逸でやんす。そして部屋が荒れると、選んだはずの孤独が望まない寂しさに変わると指摘してるでやんす」
でぇじょうぶ博士
「さらに面白いのは、掃除を『生き延びるための技術』と位置づけてる点でやんす。才能があっても燃え尽きたら意味がない。長く続けた人が最も遠くまで行く。そのための最も基本的な実践が掃除だという主張でやんす」
でぇじょうぶ博士
「いや、これは根性論ではなく習慣論でやんす。『完璧を目指す必要はない。少しずつでも自分に手をかけ続けること』というのが本質でやんす。小さな行動の積み重ねが、自己肯定感を育てるという実に科学的なアプローチでやんす」
ずん
「じゃあボクも今日から床に落ちてる服を一枚だけ拾うのだ!...明日から!」
でぇじょうぶ博士
「記事では『どうせすぐ散らかる』という諦めについても言及してるでやんす。掃除しても三日で元通りになるのは、仕組みを変えてないからでやんす。つまり掃除とは一時的な物の移動ではなく、生活習慣そのものの再設計なんでやんす」
ずん
「じゃあボクの生活習慣は完璧ってことなのだ。何も変える必要ないのだ」
やきう
「その完璧な生活習慣で、お前何か成し遂げたんか?」
でぇじょうぶ博士
「皮肉なことに、それが記事の本質でやんす。掃除とは『生き延びる』ための技術であり、燃え尽きないための自己防衛なんでやんす」
でぇじょうぶ博士
「...あれは創造的混沌でやんす」
ずん
「結局みんな掃除できてないのだ!ボクの勝ちなのだ!」