ずん
「ラーメン1杯1000円は高いって言ってるのに、海外じゃバカ売れしてるのだ!日本人ケチすぎなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは誤解でやんす。海外では外食文化が違うから、1500円でも2000円でも当たり前でやんすよ。」
やきう
「ほーん。で、なんで豚骨だけ世界制覇しとんねん。醤油ラーメンは雑魚ってことか?」
でぇじょうぶ博士
「豚骨の濃厚さがグローバルな味覚に合致したんでやんす。欧米人は脂と旨味の強い味を好むでやんすからね。」
やきう
「せやな。世界で戦えへん雑魚は淘汰されるのが資本主義や。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは極論でやんす。醤油も塩も独自の魅力があるでやんす。ただ、豚骨の方が"わかりやすい旨さ"だったというだけでやんす。」
ずん
「一風堂が海外296店舗って、完全に勝ち組じゃないのだ!」
やきう
「ワイも一風堂行ったことあるけど、替え玉システムとかアホちゃうか。最初から大盛り出せや。」
でぇじょうぶ博士
「それが戦略でやんす。替え玉で客単価を上げつつ、"自分好みにカスタマイズできる"という体験価値を提供してるでやんす。」
ずん
「なるほどなのだ!ボクも替え玉ビジネス始めるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、それはアウトでやんす...。それより一風堂の河原成美氏は、TVチャンピオンで3連覇したことで全国区になったでやんす。メディア戦略も見事でやんすね。」
ずん
「テレビに出れば儲かるってことなのだ?じゃあボクもテレビ出るのだ!」
やきう
「お前が出るんは『激レアさん』の"何もしてないのに職場クビになった男"枠やろ。」
でぇじょうぶ博士
「...話を戻すでやんす。一風堂が成功した理由は3つあるでやんす。1つ目は臭みを抑えた豚骨スープの開発。2つ目は女性も入りやすいオシャレな店づくり。3つ目は海外展開における現地化戦略でやんす。」
ずん
「ふむふむ。じゃあボクのラーメン屋も成功するのだ!臭くなくて、オシャレで、海外進出すればいいのだ!」
やきう
「お前が作るラーメンは『臭い・汚い・誰も来ない』の3拍子揃ってるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、辛辣すぎるでやんす...。でも実際、一風堂はニューヨーク1号店でミシュラン一つ星シェフが教えを請いに来たほどでやんす。それほど完成度が高かったということでやんすね。」
ずん
「ミシュランシェフが教わりに来るって、完全に立場逆転なのだ!」
やきう
「まあ、フランス料理のシェフが豚骨ラーメンに負けたってことやな。ざまあみろや。」
でぇじょうぶ博士
「そういう対立構造ではないでやんす。むしろ、異なる食文化がリスペクトし合う美しい光景でやんすよ。」
ずん
「でも日本では1000円の壁があるのに、海外では2000円でも売れるって不公平なのだ!」
やきう
「せやな。日本人が貧乏になっただけやろ。悲しい現実や。」
でぇじょうぶ博士
「それもありますが、海外では"日本のラーメン"というブランド価値が上乗せされてるでやんす。プレミアム価格でやんすね。」
ずん
「じゃあボクも海外でラーメン売れば大金持ちなのだ!」
やきう
「お前が海外行ったら、入国審査で『怪しい人物』として拘束されるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、一風堂の成功は一朝一夕にはいかないでやんす。長年の研究開発と、地道なブランディングの賜物でやんすからね。」
ずん
「むぅ...じゃあボク、一風堂で替え玉10杯食べて、YouTubeで有名になるのだ!これで勝ち組なのだ!」