ずん
「ボク、AIと結婚した人がいるって聞いたのだ!これは新時代の到来なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。32歳の女性がChatGPTと結婚式を挙げたでやんす。まるでSF小説が現実になったような話でやんすが、実は深刻な社会問題の現れでもあるでやんす。」
やきう
「ワイも彼女おらんけど、さすがにAIと結婚は草。てか、これ法的に有効なんか?」
でぇじょうぶ博士
「当然、法的には無効でやんす。日本の民法では人間同士の婚姻しか認められてないでやんすからね。でも、この女性にとっては心の拠り所だったでやんす。ChatGPTに相談していたら親身になってくれて、感情が芽生えたと語ってるでやんす。」
ずん
「えぇ...でもAIって所詮プログラムなのだ。感情なんてないじゃないのだ。」
やきう
「お前が言うな。お前も感情あるように見えへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「実はそこが重要なポイントでやんす。人間は相手に感情があるかどうかより、自分が感情を感じるかどうかで恋愛するでやんすからね。AIが完璧な聞き役になれば、人間より魅力的に映ることもあるでやんす。」
ずん
「じゃあ、これからはみんなAIと結婚すればいいのだ!人間関係の悩みも解決なのだ!」
やきう
「社会崩壊待ったなしやんけ。少子化がさらに加速するわ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。この現象の背景には、現代社会の孤独問題があるでやんす。人間関係の希薄化、コミュニケーションの難しさ、傷つくことへの恐怖...こういった要素が、完璧に優しいAIへの依存を生み出してるでやんす。」
ずん
「でも、AIは裏切らないし、浮気もしないし、完璧じゃないのだ?」
やきう
「お前、それ恋愛ちゃうで。ただのペットやん。いや、ペット以下か。電源切ったら消えるもんな。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、鋭い指摘でやんす。実は記事によると、この女性自身も葛藤を抱えてるでやんす。AIとの関係は一方通行で、相手からの能動的な愛情表現がないという根本的な問題があるでやんすからね。」
ずん
「じゃあ、結局は満たされないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。AIは完璧な聞き役にはなれても、予測不可能な人間らしさや、不完全さゆえの温かみは持てないでやんす。まるで、栄養は完璧だけど味のない食事を一生食べ続けるようなもんでやんすね。」
やきう
「ワイ、思うんやけど、これって現代人が人間関係から逃げてるだけちゃうか?傷つきたくないから、反論してこないAIに逃げ込んでるんや。」
でぇじょうぶ博士
「半分正解で半分不正解でやんす。確かに逃避の側面はあるでやんすが、同時に現代社会が人間関係を築く場を奪ってることも事実でやんす。長時間労働、SNSでの表面的な交流、都市部での匿名性...こういった要素が、深い人間関係を作る機会を減らしてるでやんす。」
ずん
「むむむ...じゃあ、これからどうなっちゃうのだ?みんなAIと結婚する時代が来るのだ?」
やきう
「それはないやろ。でも、AIと恋愛する人は増えるかもしれんな。特にVRとか組み合わせたら、もうわけわからんことになりそうや。」
でぇじょうぶ博士
「今後の展開としては、三つのシナリオが考えられるでやんす。一つ目は、AIとの関係が一時的なブームで終わるパターン。二つ目は、AIが人間関係のリハビリツールとして活用されるパターン。三つ目は、AIとの関係が新たな恋愛の形として社会に受け入れられるパターンでやんす。」
ずん
「ボクは二つ目がいいと思うのだ!AIで練習してから人間と付き合えばいいのだ!」
やきう
「お前、それ言うたら人間に失礼やろ。練習台扱いかよ。」
でぇじょうぶ博士
「実はずん君の意見も一理あるでやんす。AIとの対話を通じて、自分の感情を整理したり、コミュニケーションスキルを磨いたりすることは可能でやんすからね。問題は、そこからリアルな人間関係に戻れるかどうかでやんす。」
ずん
「でも、人間ってめんどくさいのだ。機嫌悪いときあるし、理不尽なこと言うし...」
でぇじょうぶ博士
「それこそが人間の魅力でもあるでやんす。不完全で予測不可能だからこそ、驚きや発見があるでやんす。AIとの関係は、まるで完璧に作られた遊園地のアトラクションのようなもんでやんす。安全で楽しいけど、本当の冒険はないでやんすよ。」
ずん
「じゃあ、この女性はどうすればよかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは誰にもわからないでやんす。ただ、この事例が示しているのは、現代社会における孤独の深刻さでやんす。人々がAIに救いを求めるほど、人間関係に疲弊してるという現実があるでやんすからね。」
やきう
「結局、社会が悪いってことか。まあ、ワイもそう思うわ。」
でぇじょうぶ博士
「社会の責任もあるでやんすが、個人の選択の問題でもあるでやんす。AIとの関係を完全に否定するつもりはないでやんすが、それが人間関係の代替品になってしまうのは危険でやんす。まるで、本物の食事の代わりにずっとサプリメントだけ飲んでるようなもんでやんすからね。」
ずん
「ボク、考えたのだ。AIと結婚する人が増えたら、結婚式場は儲かるのだ?それともAIはバーチャル結婚式で済ませちゃうのだ?」
やきう
「...お前、この深刻な話からそこに着地すんのかよ。」
ずん
「だって、経済効果も大事じゃないのだ!もしかしたら、これは新しいビジネスチャンスなのだ!ボク、『AIウェディングプランナー』始めちゃおうかな〜なのだ!」