ずん
「えっ、広島のカキが9割死んだのだ!?これ、ヤバくないのだ?日本の冬が終わるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ落ち着くでやんす。確かに深刻でやんすが、日本の冬が終わるというのは大袈裟でやんすよ。ただ、広島県のカキ養殖業者にとっては、まるで田んぼの稲が全滅したようなもんでやんす。」
やきう
「ワイ、カキなんて食わんからどうでもええわ。むしろ養殖業者が調子乗りすぎて自然のバランス崩したんちゃうか?」
ずん
「えぇ...でも原因不明って書いてあるのだ。やきうの推測、適当すぎるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。現時点では高水温や酸素不足が疑われているでやんすが、確証は得られていないでやんす。海洋環境の変化は複雑怪奇で、まるでブラックボックスの中で何かが起きているようなもんでやんすよ。」
やきう
「でも博士、温暖化のせいやろ?みんな薄々気づいとるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「温暖化の影響は否定できないでやんすが、単純に気温が上がっただけとは限らないでやんす。海流の変化、プランクトンの減少、養殖密度の問題など、複数の要因が絡み合っている可能性が高いでやんすね。」
ずん
「じゃあ、カキが食べられなくなるってこと!?ボク、カキフライ大好きなのだ!」
やきう
「お前、カキフライなんて高級品食うてたんか。ニートのくせに生意気やな。」
ずん
「ニートじゃないのだ!ボクは優秀なエリート会社員なのだ!(震え声)」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。今回の大量死で広島産のカキが一時的に入手困難になる可能性はあるでやんすが、他の産地もあるでやんすからね。ただし、価格は高騰するでやんすよ。まるで原油価格が跳ね上がるようなもんでやんす。」
やきう
「ふるさと納税も停止されとるやんけ。これ、自治体の財政にも響くで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。呉市はカキを返礼品の目玉にしていたでやんすからね。これは痛手でやんす。まるで主力商品が売れなくなった商店のようなもんでやんすよ。」
やきう
「知らんがな。海上自衛隊のカレーでも送っとけや。」
でぇじょうぶ博士
「それは意外と現実的な案でやんすね。ただ、カキ産業の復活が最優先課題でやんす。原因究明と対策が急務でやんすよ。」
ずん
「でもさ、原因不明って怖くないのだ?もしかして、海に謎の生物が現れたとか...?」
やきう
「アホか。そんなん特撮映画の見過ぎや。ゴジラでも出てくると思っとるんか。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、ずんの発想は突飛でやんすが、未知の病原体や寄生虫の可能性は完全には否定できないでやんす。過去にも養殖業で原因不明の大量死は発生しているでやんすからね。」
やきう
「お前、さっき適当って言うてたやんけ...」
でぇじょうぶ博士
「いずれにせよ、専門家による徹底的な調査が必要でやんす。水質検査、カキの組織検査、海洋環境の分析など、多角的なアプローチが求められるでやんすね。」
ずん
「じゃあさ、ボクたちにできることって何かあるのだ?」
やきう
「お前ができることなんてないやろ。せいぜい募金でもしとけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、個人レベルでは情報を注視することと、広島の他の特産品を応援することぐらいでやんすかね。あとは、海洋環境保護への意識を高めることでやんす。」
ずん
「むぅ...じゃあ、ボクは広島のお好み焼きを食べて応援するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、経済を回すという意味では悪くないでやんす。ただし、カキ問題の本質的な解決には程遠いでやんすけどね。」
ずん
「じゃあ、ボクが養殖場に行ってカキに話しかけてくるのだ!『生き返れ〜!』って!」
でぇじょうぶ博士
「ずん、それはただの迷惑行為でやんす。養殖業者の邪魔をしてはいけないでやんすよ。」
ずん
「じゃあ、じゃあ!ボクがカキの代わりになるのだ!『養殖ずん』として売り出すのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、ずんの発想の自由さは認めるでやんすが、現実的ではないでやんすね。それよりも、この問題を通じて海洋環境の大切さを学ぶことが重要でやんす。」
ずん
「むぅ...難しいのだ。でも、カキが復活したら、ボク、めちゃくちゃ食べるのだ!養殖業者さんを応援するのだ!」
やきう
「お前、結局食うことしか考えてへんやんけ...」
ずん
「だって、美味しいものを食べられる世界が一番幸せなのだ!カキのいない冬なんて、クリスマスにサンタがいないようなものなのだ!...あ、でもボク、サンタ信じてないから、カキがいない冬は...うーん...正月におせちがないようなものなのだ!!」