**ずん
**「アルファード2台分の車を即決とか、正気の沙汰じゃないのだ!」
**でぇじょうぶ博士
**「まあまあ、ずん君。男のロマンというのは、時に理性を超えるものでやんす。特に『今しか手に入らない』という希少性は、人間の判断力を麻痺させる麻薬のようなものでやんすからね」
**かっぱ
**「せやけど、奥さんに値段隠しとったんやろ?そんなん絶対バレるやん。同級生のショップて…情報ダダ漏れやんけ」
**やきう
**「草。結局バレて『払うのそっちだから』で許されるとか、ワイの嫁やったら即離婚やで。羨ましい限りやわ」
**でぇじょうぶ博士
**「実はこれ、極めて計算された戦略でやんす。同級生経営のショップという『逃げ場のない環境』を作ることで、妻の追及を諦めさせる心理トラップでやんすね」
**ずん
**「それって戦略じゃなくて、ただの自爆テロなのだ…」
**かっぱ
**「しかしまあ、『残クレアルファード』て言葉も世知辛いな。高い車乗っとるだけで叩かれる時代か」
**やきう
**「そらそうよ。ローン組んで見栄張っとる奴が多いからな。ワイから見たらただのアホやけど」
**でぇじょうぶ博士
**「興味深いのは、この竹間さんは世間の声を『気にしない』と言いつつ、実は『ショップから購入』という事実を強調してるでやんす。つまり、潜在的には気にしてるんでやんすよ」
**でぇじょうぶ博士
**「…まあ、そういう解釈もできなくはないでやんすが」
**かっぱ
**「けど、子どもが『エアサスがね~』て先生に自慢しとるんはええ話やな。先生は『???』やろうけど」
**やきう
**「むしろ先生が一番可哀想やろ。意味わからん専門用語聞かされて相槌打つとか、地獄やんけ」
**でぇじょうぶ博士
**「ただ注目すべきは、彼が『子どもには同じ道を歩んでほしくない』と語っている点でやんす。これは典型的な『俺はいいけどお前はダメ』理論でやんすね」
**かっぱ
**「親心ちゅうやつやろ。金かかる趣味やし、『結婚や家を先に』て気持ちはわかるわ」
**やきう
**「でも結局、親父が派手な車乗っとったら、子どもも影響受けるに決まっとるやん。既に手遅れやで」
**でぇじょうぶ博士
**「まさにそこが人間の矛盾でやんすね。自分が楽しんでいるものを、子どもには『地に足つけてから』と制限する。でも子どもは既に『40アルファードのエアサス』を語る少年に育っているでやんす」
**ずん
**「もう遺伝子レベルでカーキチなのだ…」
**かっぱ
**「男4人て…将来的に車4台分の維持費やで。恐ろしいわ」
**やきう
**「しかも全員『普通のアルファード2台分』みたいな車買い出したらどないすんねん。破産待ったなしやんけ」
**でぇじょうぶ博士
**「統計的に見れば、親の趣味嗜好は8割方子どもに遺伝するでやんす。つまり竹間家は、将来的に『カスタムカー王国』になる可能性が極めて高いでやんすよ」
**かっぱ
**「けどな、イベント会場で『傷つけんなよ!』て怒鳴りっぱなしの親父の姿、ちょっと微笑ましいやん」
**やきう
**「そう考えるとアレやな。高い車買うて世間から白い目で見られても、子どもの『自慢』になるんやったら、親としては本望なんかもな」
**でぇじょうぶ博士
**「そうでやんすね。結局『残クレアルファード』という記号的な揶揄の向こうには、家族との思い出や子どもの笑顔という、金額では測れない価値があるんでやんす」
**ずん
**「…なんか急にいい話風になってきたのだ」
**かっぱ
**「せやな。結局、他人がどう言おうと、家族が喜んどるならええんちゃうか」
**やきう
**「まあワイは一生買えへんけどな。指くわえて見とるわ」
**でぇじょうぶ博士
**「やきう君の場合、まず部屋から出ることから始めた方がいいでやんす」
**ずん
**「博士、それブーメランなのだ!おいらたち全員、外出てないのだ!」