**ずん
** 「高級サウナで人が死んでるのに、緊急ボタンの電源が切れてたとか、もはやギャグなのだ!これ、業務上過失致死じゃないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「まさにその通りでやんす。これは氷山の一角でやんす。現代社会は『インスタ映え』という名の麻薬に侵されているでやんす。外側をピカピカに磨いて、中身はスカスカ。まるでおいらの頭みたいなもんでやんす。」
**かっぱ
** 「博士の頭はスカスカやないやろ...いや、人間性の話か?」
**ずん
** 「でも高いお金払ったら、ちゃんとしたサービス受けられるんじゃないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それが昭和の常識でやんす。今は『高価格=高品質』という等式が完全に崩壊してるでやんす。むしろ『高価格=情弱騙し』という新しい方程式が誕生してるでやんすよ。」
**かっぱ
** 「ホンマにな。東京なんか特に酷いで。映えるカフェ行ったら、コーヒー1杯1500円で味は缶コーヒー以下や。」
**ずん
** 「えぇ...じゃあボクたち、どうやって良い店を見分けたらいいのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「簡単でやんす。SNSでバズってる店は全部疑うでやんす。本当に良い店は、口コミでじわじわ広がるもんでやんす。派手な宣伝してる店ほど、中身が伴ってないでやんすよ。」
**かっぱ
** 「せやな。あと『会員制高級』とか謳ってるとこも怪しいわ。本物の高級店は、そんな安っぽい宣伝文句使わんのや。」
**ずん
** 「でも、失敗しても店畳んで逃げればいいんでしょ?経営者は痛くも痒くもないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。これが最大の問題でやんす。法人を潰せば、オーナーの個人資産は守られる。まるで『責任逃れシステム』が完備されてるでやんす。ホテルニュージャパン火災の教訓なんて、誰も覚えてないでやんす。」
**かっぱ
** 「あの事件も結局、偽物のスプリンクラー設置してたんやろ?今回のサウナと全く同じ構図やん。人の命より金儲け優先や。」
**ずん
** 「じゃあ、これからどうなっていくのだ?もっと酷くなるのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「残念ながら、当面は悪化の一途でやんす。SNS文化が続く限り、『映え』至上主義は止まらないでやんす。消費者側も、見た目だけで判断する癖がついちゃってるでやんすからね。」
**かっぱ
** 「飲食店の低温調理ブームも同じやな。生焼けの鶏肉出して食中毒起こしても、店長クビにして終わりや。オーナーは次の流行に乗って新しい店開くだけや。」
**ずん
** 「むむむ...じゃあボクたちは、安くて地味な店に行くしかないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それも極端でやんす。大事なのは『目利き力』を養うことでやんす。例えば、老舗の店員さんの対応を見るでやんす。細かい気配りができてるか、安全管理は徹底されてるか。そういう『見えない部分』に投資してる店が本物でやんす。」
**かっぱ
** 「せやな。あと口コミも重要や。『映え』じゃなくて『また来たい』って言われてる店を探すんや。リピーター率が高い店は信用できるで。」
**ずん
** 「なるほどなのだ...でも面倒臭いのだ。アプリで『安全認証マーク』とか作ってくれないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それがあっても信用できないでやんす。食べログの評価だって、金で買えるでやんすからね。結局、自分の目と舌と鼻を信じるしかないでやんす。」
**かっぱ
** 「ホンマにな。デザイナー優先で家建てるアホもおるしな。地震大国で見た目重視とか、自殺行為やで。」
**ずん
** 「じゃあ結局、昭和の『職人気質』が一番安全だったってことなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「半分正解でやんす。昭和にもインチキ業者はいたでやんす。ただ、今ほど『逃げ得』が簡単じゃなかったでやんす。SNSがない分、悪評が広まるのも遅かったでやんすけど、一度広まったら二度と商売できなかったでやんす。」
**かっぱ
** 「今は名前変えて、場所変えて、またSNSでバズらせたらええだけやもんな。チョロすぎるわ。」
**ずん
** 「むぅ...じゃあボク、もう外食しないのだ!全部自炊するのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それはそれで危険でやんす。ずんの料理の腕前じゃ、食中毒で自滅するでやんす。」
**かっぱ
** 「ずんが低温調理したら、ただの生肉やろな。」
**ずん
** 「ひどいのだ!じゃあ、どうしたらいいのだ!?」
**でぇじょうぶ博士
** 「簡単でやんす。値段と見た目に騙されず、基本に忠実な店を選ぶでやんす。消火器がちゃんと見える位置にあるか、非常口がわかりやすいか、店員の表情が疲れ切ってないか。そういう『当たり前』を確認するでやんす。」
**かっぱ
** 「あと、経営者の顔が見える店がええな。チェーン店より個人経営の方が、責任の所在がはっきりしとるわ。」
**ずん
** 「なるほどなのだ...でも面倒臭いから、やっぱり有名店に行くのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それでずんが緊急ボタンの効かない個室サウナで蒸発しても、おいらは知らんでやんすよ。」
**かっぱ
** 「ずんが蒸発したら、ずんだ餅になるんちゃうか?」
**ずん
** 「...それ、ボクが溶けるってことなのだ!?やっぱり地味な銭湯に行くのだ!!」