**ずん
** 「スキー場の更衣室で防水スプレー使ってるやつ見たことあるのだ。別に問題なくね?」
**でぇじょうぶ博士
** 「問題大ありでやんす!それは密閉された部屋でサリン撒くのと同じくらい危険でやんす!」
**やきう
** 「は?そんな大袈裟な。ワイも車ん中でシューシューやっとるわ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「やきう君、それは自殺行為でやんす。防水スプレーを吸い込むと、肺の内側が文字通りコーティングされて、酸素が取り込めなくなるでやんす。つまり、陸上で溺れるのと同じ状態になるでやんすよ。」
**ずん
** 「え...マジなのだ?肺がテフロン加工されちゃうってこと?」
**やきう
** 「ファッ!?それって...フライパンみたいになるってことかいな!」
**でぇじょうぶ博士
** 「まさにその通りでやんす。肺胞という小さな袋が防水コーティングされると、酸素と二酸化炭素の交換ができなくなるでやんす。救急搬送された38歳男性のケースでは、物置で登山グッズにスプレーしただけで重篤な呼吸困難に陥ったでやんす。」
**ずん
** 「物置でもアウトなのだ?じゃあどこで使えばいいのだ?」
**やきう
** 「そんなん、ベランダでやればええやろ。換気されとるし。」
**でぇじょうぶ博士
** 「甘いでやんす、やきう君。ベランダ程度では不十分でやんす。必ず広い屋外、できれば公園や河川敷のような開けた場所で使用すべきでやんす。しかも風下に人がいないことを確認してからでやんす。」
**ずん
** 「めんどくさすぎるのだ!もう防水スプレー使わない方がよくね?」
**やきう
** 「お前、それで雨の日びしょ濡れになって風邪ひくんやろ?バカか。」
**でぇじょうぶ博士
** 「確かに防水スプレーは便利でやんすが、使用方法を間違えると命に関わるでやんす。特に問題なのは、スキー場の更衣室や車内で使う輩が後を絶たないことでやんす。JKやJDが更衣室でキャッキャしながらスプレーしてる光景、これは集団自殺未遂に等しいでやんす。」
**ずん
** 「でも注意書き読まないやつ多いよね。ボクも読まないのだ。」
**やきう
** 「お前みたいなアホがおるから事故が減らんのやろが。」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。製品には『換気の良い場所で』と書いてあるでやんすが、『最悪死ぬ』とは書いてないでやんす。だから軽く考えてしまうでやんす。実際、デザイン学生が密閉空間でスプレー糊を使って突然死した事例もあるでやんす。解剖したら肺胞にびっしりと糊が詰まっていたそうでやんす。」
**ずん
** 「ひぇっ...それってもう肺が工作用品になっちゃってるじゃん...」
**やきう
** 「ワイ、今度からは絶対外でやるわ。つーか、スキー場の更衣室で使っとるアホ見たら止めたろ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは良い心がけでやんす。ただし、やきう君が注意した時に『え?なにこのオッサン?』と言われても逆ギレしないでやんすよ。」
**ずん
** 「でもさ、なんでこんな危険なもんが普通に売られてるのだ?規制とかないの?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは良い質問でやんす。防水スプレー自体は正しく使えば非常に便利な製品でやんす。問題は使用者の知識不足でやんす。包丁だって使い方を間違えれば凶器になるでやんすが、だからといって販売禁止にはならないでやんすよね。大切なのは正しい知識の普及でやんす。」
**やきう
** 「まあ確かにな。でもワイみたいに車内で使っとるやつ、結構おるんちゃうか?」
**でぇじょうぶ博士
** 「残念ながら多いでやんす。特にウィンタースポーツのシーズンは要注意でやんす。車内や更衣室という密閉空間で、しかも大量にスプレーする人が続出するでやんす。周囲の人間も巻き添えになるから、まさに『公害』でやんすね。」
**ずん
** 「じゃあボク、スキー場行かないのだ。安全第一なのだ。」
**やきう
** 「お前、そもそも運動せんやろ。引きこもりのくせに言い訳すな。」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあまあ、やきう君。確かにずん君の引きこもり体質は問題でやんすが、今回のケースでは結果的に命を守ってると言えなくもないでやんす。皮肉なことに、おいらもオタク趣味のおかげでスキー場には縁がないでやんすからね。」
**ずん
** 「ほら見ろ!引きこもり最強説なのだ!外は危険がいっぱいなのだ!」
**やきう
** 「...その理論で行くと、お前は一生家から出られんやん。」
**でぇじょうぶ博士
** 「確かにそうでやんすね。でも実は室内でも危険はあるでやんす。例えば、おばあちゃんが孫の雨ガッパに防水スプレーをかけて、孫が被害に遭ったケースもあるでやんす。善意が仇となる典型でやんす。」
**やきう
** 「お前、メンタル弱すぎやろ。要は外で使えばええだけの話やんけ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。漫画家の湖西晶さんの著書『わたしの死にかた』でもこの事例が取り上げられているでやんす。知識があれば防げる死というのは、本当に悔しいでやんすね。おいらとしては、この情報が一人でも多くの人に届いてほしいと願うでやんす。」
**ずん
** 「じゃあボク、Xでバズらせるのだ!『防水スプレーでしぬぞ』って!」
**やきう
** 「そんな雑な情報発信するな。デマ扱いされるわ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「やきう君の言う通りでやんす。正確な情報を、冷静に伝えることが大切でやんす。『密閉空間での使用は絶対NG、必ず広い屋外で』というシンプルなメッセージを繰り返し伝えることが重要でやんす。」
**ずん
** 「よーし、じゃあボク今度スキー場行ったら、更衣室で使ってるやつに注意してやるのだ!」
**やきう
** 「お前、さっき行かんって言うてたやろ。」
**ずん
** 「...あ、そういえばそうだったのだ。じゃあやっぱり家でゲームしてるのだ!これが一番安全なのだ!」