ずん
「ミス・フィンランドが炎上して称号剥奪とか、ヨーロッパも大変なのだ!でもさ、『中国人じゃなくて日本人だ』って言えば許されるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは根本的に間違ってるでやんす。まるで『殴ったのは太郎じゃなくて次郎だ』と言い訳するようなもんでやんす。暴力自体が問題なのに、対象者の名前を間違えたことだけ謝るようなもんでやんすよ。」
やきう
「ワイもドイツで『チンチャンチョン』言われたことあるわ。あれマジでムカつくで。しかも政治家が擁護してさらに真似するとか、フィンランドの民度どないなっとんねん。」
ずん
「でもさ、そんなに昔からある『からかい』なら、もう文化みたいなもんなんじゃないのだ?悪気はないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「悪気がない?それこそが最悪でやんす。『昔からやってる』は免罪符にならないでやんす。むしろ、何十年も続いてきた差別を放置してきた証拠でやんすよ。まるでカビの生えた餅を『伝統食だから』と言い張るようなもんでやんす。」
やきう
「しかも議員が3人も便乗して同じポーズ投稿するとか、これ組織的な嫌がらせやろ。ワイでもここまでクズなことせえへんで。」
ずん
「じゃあ博士、なんで『中国人じゃなくて日本人だ』という反論が無効なのか、もっと詳しく教えてほしいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。この『つり目ポーズ』という差別行為は、特定の国籍を攻撃してるんじゃなくて、東アジア系の外見そのものを嘲笑してるからでやんす。中国人だろうが日本人だろうが韓国人だろうが、東アジア系の顔立ちを持つ人全員が標的でやんす。まるで『お前の家じゃなくて隣の家に放火したんだ』と言い訳するようなもんで、そもそも放火自体が犯罪なんでやんすよ。」
やきう
「つまり『お前が狙われた理由は国籍じゃなくて、その顔や』ってことやな。余計にひどいやんけ。」
ずん
「うわぁ...確かにそう言われると、反論が逆効果なのだ。でも、フィンランドってそんなに差別的な国だったのだ?北欧って進歩的なイメージあるのに...」
でぇじょうぶ博士
「北欧の『進歩的』イメージは、主に社会福祉や男女平等の分野での話でやんす。でも人種問題に関しては、むしろヨーロッパ全体が抱える根深い問題でやんすね。記事にもあるように、1980年代のドイツでも同じようなことが起きてたでやんす。まるで表向きは立派な紳士でも、家に帰れば妻をDVするような二面性でやんす。」
やきう
「しかもやで、今回の件でおもろいんは、ミス・フィンランドは称号剥奪されたのに、議員どもは何のお咎めもなしってとこや。これ完全にダブルスタンダードやん。」
ずん
「え、議員たちは処分されてないのだ!?それっておかしくないのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「おかしいでやんすよ。でもこれが現実でやんす。ミスコン参加者は民間人だから称号剥奪という形で処分できるでやんすが、議員は選挙で選ばれた公人だから、簡単にはクビにできないでやんす。まるで万引きした一般人は捕まるけど、国会で居眠りする議員は給料もらえるようなもんでやんす。」
やきう
「しかもこの議員ども、右派のフィン党所属やろ?完全に確信犯やん。支持者向けのパフォーマンスとして『アジア人差別』を使っとるんや。吐き気がするわ。」
ずん
「でもさ、これって結局、フィンランド国内の問題だから、ボクたち日本人には関係ないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは大きな間違いでやんす。グローバル化した現代では、どこで起きた差別も他人事じゃないでやんす。今日フィンランドで許された差別は、明日日本で、あるいはずんが海外旅行に行った先で、同じように『つり目ポーズ』でからかわれる口実になるでやんす。まるで『隣の家の火事は自分には関係ない』と思ってたら、いつの間にか延焼してるようなもんでやんす。」
やきう
「ワイが一番ムカつくんは、こういう差別する側が『冗談やん』『そんな深刻に受け止めるなよ』って言うとこやな。お前が殴られる側やないから、そんな軽口叩けるんやろって話や。」
ずん
「じゃあ博士、もしボクがヨーロッパで『つり目ポーズ』されたら、どう対応すればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まず、毅然とした態度で『それは差別行為だ』と指摘することでやんす。相手が『冗談だ』と言っても、『あなたにとっては冗談でも、私たちにとっては何十年も続く侮辱だ』と伝えるでやんす。ただし、身の安全が最優先でやんすから、危険を感じたら逃げることも大事でやんす。まるで『正論を言って殴られるより、生きて帰って告発する方がマシ』という戦略でやんす。」
やきう
「でもな、個人で戦うには限界があるやろ。組織的な差別には組織的な対応が必要やと思うで。日本政府とか在外公館がもっと強く抗議すべきやわ。」
ずん
「そうなのだ!日本政府は何してるのだ!こういう時こそ外交カード切るべきなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「日本政府の対応は...まあ、期待しない方がいいでやんす。歴史的に見ても、日本は海外での自国民差別問題にはあまり強く出ないでやんすからね。まるで『波風立てずに穏便に』を最優先にする優等生が、いじめられてる同級生を見て見ぬふりするようなもんでやんす。」
やきう
「結局、声を上げるんは個人レベルでやるしかないってことか。SNSの時代やから、拡散力はあるけどな。今回のミス・フィンランドの炎上も、SNSでの批判があったからこその処分やし。」
ずん
「でもさ、SNSで炎上させたら、逆に『アジア人は過敏すぎる』とか『言論の自由を奪うな』とか言われそうなのだ...」
でぇじょうぶ博士
「それはよくある反論でやんすね。でも『言論の自由』は『差別の自由』を意味しないでやんす。まるで『包丁を持つ自由があるから、人を刺す自由もある』と主張するようなもんでやんす。権利には責任が伴うでやんすよ。」
やきう
「しかもな、『言論の自由』を盾にする奴に限って、自分が批判されたら『誹謗中傷だ!』って騒ぐんや。完全にご都合主義やわ。」
ずん
「なんか話聞いてたら、結局どこの国でも差別はなくならないような気がしてきたのだ...博士、人類に希望はあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「希望はあるでやんすよ。今回の件でも、フィンランド国内から批判の声が上がって、ミス・フィンランドの称号剥奪という処分が下されたでやんす。完璧じゃないでやんすが、少なくとも『差別は許されない』というメッセージは発信されたでやんす。まるで『一歩進んで半歩下がる』ような進歩でやんすが、それでも前進は前進でやんす。」
やきう
「まあな、昔やったら『つり目ポーズ』くらいで炎上すらせえへんかったやろうしな。少なくとも問題視される時代になったんは進歩や。」
ずん
「じゃあ博士、最後に聞きたいのだけど、こういう差別をなくすために、ボクたち個人ができることって何なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まず、差別を目撃したら声を上げることでやんす。沈黙は容認と同じでやんすからね。そして、自分自身も無意識の偏見を持ってないか常に自問することでやんす。日本人だって、外国人に対して差別的な態度を取ることがあるでやんすから。まるで『人のふり見て我がふり直せ』ということわざの実践でやんす。」
やきう
「あとはな、SNSでこういう情報をシェアすることやな。多くの人が知れば、それだけ『これは許されへんことや』という共通認識が広がるわけや。」
ずん
「なるほどなのだ...でもボク、フィンランド行くの怖くなっちゃったのだ。だからもう海外旅行はやめて、日本で引きこもるのだ!これで完璧なのだ!」