ずん
「おい、高市内閣の支持率75%だって!これ、日本人みんな騙されてるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ほほう、ずん君は数字が読めないでやんすか?75%という数字は統計的に見て極めて異常値でやんす。」
かっぱ
「ワイも不思議やねん。人柄が信頼できるって37%もおるんか。テレビでしか見てへんのにな。」
ずん
「でも博士、石破内閣のときは30%台だったのだ。なんでこんなに違うのだ?」
でぉじょうぶ博士
「それは簡単でやんす。石破さんは『期待外れ感』が先行したでやんすからね。高市さんは『初の女性総理』というブランド効果と、『言うことはっきり言う』イメージが受けてるでやんす。」
かっぱ
「要するに、まだ何もやってへんから幻想抱けるってことやろ?新婚の頃は誰でも最高やもんな。」
ずん
「じゃあこれってハネムーン期間ってやつなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。内閣発足後2ヶ月なんてのは、まだ『お試し期間』でやんすよ。本当の評価は半年後、政策が形になってからでやんす。」
かっぱ
「しかも『指導力がある』が34%やろ?まだ何も指導してへんのに、これ完全にイメージやん。」
ずん
「不支持の理由が『自民党中心の内閣だから』って35%もいるのだ。じゃあ自民党嫌いな人は最初から入ってないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす、ずん君。実はこの調査、『支持しない』が18%しかいないでやんすからね。残りの7%は『わからない・無回答』でやんす。つまり、ガチで反対してる層は2割もいないでやんす。」
かっぱ
「それって逆に怖ないか?みんな思考停止してへんか?」
ずん
「でも自民党の支持率41%に上昇って書いてあるのだ。これって高いのだ?低いのだ?」
でぇじょうぶ博士
「微妙でやんすねぇ。第二次安倍政権の全盛期は45%超えてたでやんすから。41%というのは『まあまあ』レベルでやんす。」
かっぱ
「要するに、内閣は人気あるけど党としてはそこまででもないってことか。」
でぇじょうぶ博士
「矛盾してないでやんす。むしろ典型的な『個人商店型人気』でやんすよ。高市さん個人の人気で数字が底上げされてる状態でやんす。」
かっぱ
「ほな、高市さんがコケたら一気に崩れるパターンやん。」
ずん
「じゃあ今後どうなるのだ?このまま高支持率でいくのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは難しいでやんす。政治というのはハネムーン期間が終わると、必ず『具体的な政策』で評価されるでやんすからね。」
かっぱ
「景気対策失敗したら一発アウトやろな。国民は財布に優しい政治家しか評価せえへんし。」
ずん
「でも人柄が信頼できるなら、失敗しても許されるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす!人柄なんてのは最初だけでやんす。半年後には『結果出せや』になるでやんすよ。」
かっぱ
「ワイもそう思うわ。人柄で飯は食われへんからな。」
ずん
「じゃあ結局、この75%って数字は何の意味もないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「意味はあるでやんす。『今のところ国民は様子見してる』という意味でやんす。期待もあるし、まだ判断材料が足りないという状態でやんす。」
ずん
「でもさ、『指導力がある』って思われてるなら、とりあえず強気でなんでもゴリ押しすればいいんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが一番危険でやんす!期待値が高いほど、転落したときのダメージは大きいでやんすからね。」
かっぱ
「ワイが心配なんは、この数字に酔って暴走することやねん。政治家あるあるやろ。」
ずん
「じゃあ、ボクたちはどうすればいいのだ?ただ見てればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「見てるだけじゃダメでやんす。政策をしっかり見極めて、おかしいと思ったら声を上げる。それが民主主義でやんす。」
かっぱ
「せやな。支持率なんてもんは、所詮は雰囲気や。大事なんは中身や。」
ずん
「むむむ...でもボク、政治とかよくわかんないから、とりあえず『人柄が信頼できそう』で投票しちゃうのだ。」