ずん
「手足がないのにチアとか、正直無理ゲーじゃね?なのにやり遂げるとか、これマジで意味わかんないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ほほう、ずん君。君は『役割』という概念を理解していないでやんすね。チアリーディングは全員が同じ動きをする必要はないでやんす。」
やきう
「はぁ?お前ら綺麗事ばっか言うとんな。ワイから見たら、周りが気ぃ使って大変やったんちゃうか?」
ずん
「それな!ボクもそう思うのだ!周りが忖度してたってオチなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。記事によれば、厳しい顧問の言葉が『心に届いた』とあるでやんす。つまり、特別扱いされなかったということでやんすよ。」
やきう
「顧問も大変やな。下手なこと言うたら炎上やし、気ぃ使いまくりやろ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが興味深いでやんすね。おそらく声出しやフォーメーションの要、ムードメーカーなど、身体能力以外の役割を担っていたと推測できるでやんす。」
やきう
「ほーん。でもそれ、結局『できることだけやってた』ってことやろ?当たり前やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「その『当たり前』に気づくまでが大変だったんでやんす。彼女は小学生時代のトラウマで笑顔を失っていたでやんすからね。」
でぇじょうぶ博士
「記事には詳細が書かれていないでやんすが、四肢欠損という特性上、周囲の目や言葉に傷ついた経験があったと容易に想像できるでやんす。」
ずん
「うーん...でも高校でいきなりチアって、ハードル高すぎない?もっと楽な部活あったでしょ、なのだ。」
やきう
「お前みたいな怠け者の発想やな。帰宅部一択やろ、お前は。」
でぇじょうぶ博士
「むしろ『厳しい環境』だからこそ価値があったんでやんす。ぬるま湯では成長できないでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクも厳しい環境に身を置けば成長できるのだ?」
やきう
「無理無理。お前、今の環境でも何も成長しとらんやんけ。土台が腐っとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「ハハハ、やきう君の指摘は的確でやんすね。ずん君には『役割を見つける意志』が欠けているでやんす。」
ずん
「ひどいのだ...でも、この人はなんでチアを選んだのだ?」
でぇじょうぶ博士
「『魅了された』とあるでやんす。つまり、論理ではなく感情で選んだんでやんす。これは非常に重要なポイントでやんすよ。」
やきう
「感情で選ぶとか、ワイには理解できんわ。リスク計算が先やろ普通。」
ずん
「ボクもそう思うのだ。失敗したらどうするのだ?」
でぇじょうぶ博士
「失敗を恐れていたら何もできないでやんす。彼女は『お荷物だと思っていた自分』という自己認識を変えたかったんでやんす。」
やきう
「それって結局、承認欲求やんけ。誰かに認められたかっただけやろ?」
でぇじょうぶ博士
「承認欲求は人間の基本的欲求でやんす。それを否定するのは、呼吸を否定するようなもんでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクの承認欲求も満たしてほしいのだ!」
やきう
「お前、何もしとらんやんけ。承認される要素ゼロやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、承認は与えられるものではなく、勝ち取るものでやんす。彼女は厳しい練習に耐え、自分の役割を果たしたから得られたんでやんす。」
ずん
「うーん...でも今の時代、こういう美談って『感動ポルノ』とか言われない?なのだ。」
やきう
「おっ、ずんにしては鋭いやんけ。確かに障害者を消費する構図になっとる可能性あるな。」
でぇじょうぶ博士
「それは視点の問題でやんす。本人が『自分の物語』として語っているなら、それは搾取ではないでやんす。むしろエンパワーメントでやんすよ。」
ずん
「エンパワー...なんとか?難しい言葉使わないでほしいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「要するに『力を与えること』でやんす。彼女の経験が、同じように悩む人に勇気を与えるなら、それは価値があるでやんす。」
やきう
「ほーん。でも結局、メディアが儲けとるんやろ?クリック稼ぎや。」
ずん
「それな!Yahoo!ニュースのPV稼ぎなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「確かにメディアの意図はあるでやんすが、だからといって彼女の努力が無価値になるわけではないでやんす。」
やきう
「まぁな。でも『厳しい顧問の言葉』って具体的に何言うたんや?気になるわ。」
でぇじょうぶ博士
「記事には書かれていないでやんすが、おそらく『特別扱いしない』姿勢そのものが彼女にとって重要だったんでやんす。」
ずん
「つまり『お前も他のやつと同じだ』って言われたってこと?なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。『同じ基準で評価される』ことが、彼女にとって最大の承認だったんでやんすよ。」
やきう
「それって逆に怖くね?できなかったら即アウトやん。」
ずん
「ボクなら絶対無理なのだ...プレッシャーに耐えられないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「だからこそ価値があるんでやんす。彼女は『できない理由』を探すのではなく、『できる方法』を探したんでやんすよ。」
やきう
「綺麗事やなぁ...現実はそんな甘くないで。」
ずん
「でも実際、今は何してるのだ?記事には『家事や育児をこなしている』って書いてあるけど...」
でぇじょうぶ博士
「それがまさに『役割の発見』の延長でやんすね。チアで学んだ『自分にもできることがある』という自信が、現在の生活にも活きているんでやんす。」
やきう
「育児って...赤ちゃん落としたりせんのか?心配なんやが。」
でぇじょうぶ博士
「短い両足と4本の指を器用に使っているとあるでやんす。人間の適応能力は博士が思うより遥かに高いでやんすよ。」
ずん
「4本の指...って、普通の人より少ないのに器用とか、もう何が何だかわからないのだ。」
やきう
「お前、普通に10本指あってもロクに何もできんやんけ。」
ずん
「ぐぬぬ...でも、この人の話って結局『頑張れば何とかなる』的な押し付けにならない?なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは受け取り方次第でやんす。『頑張れ』ではなく『自分の役割を見つけた』という話でやんすからね。」
やきう
「まぁでも、こんなん見せられたら『俺も頑張らなあかん』って思う奴おるやろな。それが狙いやろうけど。」
ずん
「ボクは頑張らないのだ!だって疲れるじゃん!」
でぇじょうぶ博士
「ハハハ、ずん君らしい結論でやんすね。しかし、頑張らないことを頑張っているとも言えるでやんすよ。」
ずん
「ちょっと待つのだ!ボクはニートじゃないのだ!引きこもり研究家なのだ!これも立派な役割なのだ!」