ずん
おい聞いたか?「私が日本一のブスになる」って宣言した女芸人がいるらしいのだ。これ、炎上案件じゃないのだ?
やきう
ワイ、しのざき美知知っとるで。ものまね王座で視聴率32%叩き出した伝説の人や。苦情電話も日本一やったらしいけどな。
かっぱ
両親に「桜のようにかわいい」って溺愛されて育ったんやろ?それでブス代表目指すって、どういう精神構造しとんねん。
でぇじょうぶ博士
これは興味深い事例でやんすね。彼女の自己肯定感の高さは、まるで核シェルターのように外部からの攻撃を完全に遮断してるでやんす。
ずん
でも博士、普通「ブス」って言われたら傷つくのが当たり前なのだ。それを「機嫌が悪かったからだろう」って解釈するのは現実逃避じゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
逆でやんす、ずん君。彼女は他者の言葉を自分のフィルターで再定義する能力を持ってるでやんす。タモリから「埼玉のオオサンショウウオ」と呼ばれても感謝できるのは、言葉の暴力を無効化する最強のメンタルでやんすよ。
やきう
それって結局、親ガチャ当たりってことやん。溺愛されて育てば誰でもメンタル強者になれるんか?
かっぱ
ちゃうやろ。むしろ溺愛されて育った奴ほど、世間のギャップで潰れるケース多いで。こいつは違うんや。
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。彼女の特異性は「自分のために」じゃなく「他者のために」ブスを引き受けた点にあるでやんす。友人の母親の「しのざきがいるから大丈夫」という言葉が、彼女の使命感に火をつけたでやんすね。
ずん
なるほど...つまり、自分が盾になることで他の人を守ろうとしたわけなのだ。でもそれって、自己犠牲じゃないのだ?
やきう
ワイには分からん世界やな。承認欲求の化け物が溢れる現代で、自分から「ブス代表」名乗るとか狂気やで。
かっぱ
お前、何もわかっとらんな。これは狂気やない、戦略や。「ブス」いう言葉の所有権を自分で握ってまうんや。
でぇじょうぶ博士
まさにそうでやんす!言葉の武器を自分で先に使うことで、他者からの攻撃を無力化する。これは言語学的な自己防衛でやんすね。おいらのような非モテにも応用できそうでやんす。
ずん
でも結局25歳で引退してるのだ。なんで辞めちゃったのだ?燃え尽きたのか?
やきう
結婚したんやろ。ていうか、お前ちゃんと記事読んどるんか?
かっぱ
でも不思議やな。視聴率トップで苦情もトップって、どういう状況や。みんな見たいけど文句も言いたいってことか?
でぇじょうぶ博士
それこそが彼女の本質でやんす。人々は彼女を「笑っていいのか」という葛藤と共に見ていたでやんす。不快と魅力の境界線を綱渡りする、危険な芸でやんすね。
ずん
じゃあ今の時代にしのざき美知が出てきたら、どうなると思うのだ?ポリコレ棒でボコボコにされるのだ?
やきう
間違いなく炎上やろな。「容姿いじりは差別!」「自虐ネタは有害!」ってフェミニストが発狂するで。
かっぱ
そうか?逆に「自分で選んだ戦略やから問題ない」って擁護する声もあるんちゃうか。どっちにしろ議論は荒れるやろけど。
でぇじょうぶ博士
現代社会は「傷つく権利」を過剰に保護しすぎてるでやんす。しのざき美知の哲学は「傷つかない権利」を自分で獲得する方法論でやんすね。これは自己責任論とは違う次元の話でやんす。
ずん
ちょっと待つのだ。「傷つかない権利」って何なのだ?そんなもの存在するのか?
でぇじょうぶ博士
存在しないから作り出すんでやんす。彼女は「ブス」という言葉を武器にして、他者の攻撃を跳ね返す鎧にしたでやんす。まるで毒蛇の毒を抗体にするようなもんでやんすよ。
やきう
でもな、それって本当に幸せなんか?親に溺愛されて育ったのに、なんで自分を「ブス」って定義せなアカンねん。
かっぱ
お前、根本的に理解しとらんな。彼女は「ブス」を否定的な言葉として受け取ってないんや。それがアイデンティティになっとんねん。
ずん
でも野々村真への恋心は儚く散ったのだ。やっぱり心のどこかで「かわいくなりたい」って思ってたんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
それは違うでやんす。彼女の恋心は「容姿関係なく人を好きになれる」という証明でやんす。野々村が彼女を警戒したのは、逆に彼女の魅力が本物だったからでやんすよ。
やきう
タモリが「生地はいいけど仕立ての悪い服」って言ったんやろ?これ、めちゃくちゃ失礼やん。今なら完全にアウトやで。
かっぱ
でも本人は「肌キレイって褒めてくれた」って受け取っとるからな。この解釈能力、化け物やで。
でぇじょうぶ博士
ここに彼女の真の才能があるでやんす。言葉を自分に都合よく再解釈する能力は、まるで量子力学の観測者効果のようなもんでやんす。現実は観測者によって変わるでやんすからね。
ずん
じゃあ結局、しのざき美知の生き方って正しかったのか間違ってたのか、どっちなのだ?
やきう
正しいも間違いもないやろ。ただ、ワイらとは別の世界線を生きてただけや。
かっぱ
せや。視聴率32%取っといて苦情も日本一って、矛盾を体現しとったんやな。
でぇじょうぶ博士
彼女は「ブス」という概念を再定義しようとしたでやんす。それは容姿の問題ではなく、生き方の問題だったでやんす。失敗したかもしれないでやんすが、挑戦した事実は消えないでやんすよ。
ずん
でもさ、57歳になった今、彼女は自分の選択をどう思ってるのかなって気になるのだ。後悔してないのだ?
やきう
名前を「しのざき見兆」に変えとるんやろ?これ、過去との決別やないんか?
かっぱ
いや、むしろ進化やろ。「美知」から「見兆」って、何か見えてきたってことやないか。
でぇじょうぶ博士
おそらく彼女は今でも「誰かのため」に生きてるでやんす。それが幸せかどうかは本人にしかわからないでやんすが、一貫性はあるでやんすね。
ずん
なんか複雑なのだ...。ボクには真似できない生き方なのだ。というか、真似しちゃいけない気がするのだ。
やきう
当たり前や。お前が「ブス代表」名乗っても誰も救われへんわ。お前はただのクソニートやからな。
かっぱ
まあでも、しのざき美知みたいな奴がおったから、今のお笑い界があるんやろな。異端者は必要なんや。
でぇじょうぶ博士
そうでやんすね。彼女は「笑い」の定義を拡張したでやんす。不快と愉快の境界線を曖昧にして、視聴者に思考を強いたでやんす。これぞ真の芸術でやんすよ。
ずん
じゃあ最後に聞くけど、もしボクが「日本一のバカになる!」って宣言したら、誰か救われるのだ?
やきう
誰も救われへんわ。お前はすでに日本一のバカやからな。宣言する必要すらないで。
かっぱ
それな。宣言したら逆に「まだ自覚なかったんかい」ってツッコまれるだけや。
ずん
...ボク、しのざき美知の爪の垢でも煎じて飲むのだ。