ずん
「定数削減とか言ってるけど、どうせ口だけなのだ。政治家なんてみんな自分の椅子が大事なんだから、本気でやるわけないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、ずん君は相変わらず冷笑的でやんすね。でも今回の維新の動きは、ただの口先だけじゃないかもしれないでやんすよ。」
やきう
「ほんまかいな。維新なんて、いつも吠えてるだけのチワワやないか。」
でぇじょうぶ博士
「チワワに例えるのは失礼でやんす。むしろ、餌を前にした飢えたハイエナみたいなもんでやんすよ。定数削減という"餌"を使って、解散総選挙という"狩り"の正当性を主張してるでやんす。」
やきう
「解散総選挙って、要するに政治家の椅子取りゲームやろ?税金使ってまでやる価値あるんか?」
でぇじょうぶ博士
「おっしゃる通りでやんす。解散総選挙には約600億円かかると言われてるでやんす。国民一人当たり500円くらい負担する計算でやんすね。牛丼一杯分を、政治家の椅子取りゲームに寄付してるようなもんでやんす。」
ずん
「えぇ...じゃあボクの牛丼代が政治家の給料になってるってことなのだ?許せないのだ!」
やきう
「お前、普段から牛丼なんて食ってないやろ。カップ麺ばっかりやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「で、維新が主張する定数削減でやんすが、これは国会議員の数を減らそうという話でやんす。現在、衆議院は465議席あるでやんすが、これを減らせば議員報酬も減るという理屈でやんす。」
やきう
「ほな、何人減らすつもりなんや?まさか5人とかちゃうやろな?」
でぇじょうぶ博士
「維新は具体的な数字を明確には出してないでやんすが、過去の主張を見ると、100人単位での削減を想定してるようでやんす。まあ、実現可能性は別として、でやんすけどね。」
ずん
「100人も減らしたら、誰が法律作るのだ?AI議員でも雇うのだ?」
でぇじょうぶ博士
「AI議員...それは興味深い提案でやんすね。でも実際は、議員一人当たりの仕事量が増えるだけでやんす。まるでブラック企業が人員削減してるのと同じ構図でやんす。」
やきう
「ワイの会社と一緒やんけ。人減らして、残った奴に死ぬほど働かせる。政治家も同じ苦しみ味わえや。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の恨みが深すぎるでやんす...。でも、定数削減には別の問題もあるでやんす。少数政党の議席が確保しにくくなって、多様な民意が反映されにくくなる可能性があるでやんす。」
ずん
「じゃあ結局、大政党が得するだけってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そういう側面もあるでやんす。だからこそ、維新以外の野党は慎重な姿勢を取ってるでやんす。特に立憲民主党なんかは、定数削減よりも議員報酬の削減を主張してるでやんす。」
やきう
「議員報酬削減って、要するに給料カットやろ?それこそ誰も賛成せんわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。自分の給料を自分で決められる職業なんて、国会議員くらいなもんでやんすからね。まるで、自分で自分にボーナスあげてるようなもんでやんす。」
ずん
「最高の職業じゃないか!ボクも議員になりたいのだ!」
やきう
「お前みたいなのが議員になったら、日本終わるわ。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。でも今回の維新の主張には、もう一つ重要なポイントがあるでやんす。それは"衆院解散の大義"という部分でやんす。」
ずん
「大義って何なのだ?正義のヒーローみたいなやつなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、似たようなもんでやんすね。解散総選挙をするには"なぜ今解散する必要があるのか"という理由が必要でやんす。それが大義でやんす。」
やきう
「つまり、定数削減に反対するやつは、解散総選挙に賛成したことになるってことか?頭いいやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「そういうことでやんす。維新は"定数削減を実現するために、国民に信を問う"という名目で解散総選挙を正当化しようとしてるでやんす。まるで人質取って交渉してるようなもんでやんすね。」
やきう
「政治なんて元々ヤクザの世界やろ。綺麗事言うてもしゃーない。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の世界観は相変わらず荒んでるでやんすね...。でも、この戦略が成功するかどうかは別問題でやんす。他の野党が協力しなければ、法案は通らないでやんすからね。」
ずん
「じゃあ結局、何も変わらないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それがおいらの予想でやんす。定数削減は何十年も議論されてきたテーマでやんすが、一向に実現してないでやんす。まるで、永遠に完成しないサグラダ・ファミリアみたいなもんでやんす。」
やきう
「サグラダ・ファミリアは完成目指してるけど、こっちは誰も本気で完成させる気ないやろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。議員にとって、定数削減は自分の首を絞めるようなもんでやんすからね。誰も本気でやりたくないでやんす。」
ずん
「じゃあなんで維新はこんなこと言い出したのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは、支持率を上げるためでやんす。"既得権益と戦う改革政党"というイメージを維持するには、こういう主張を続ける必要があるでやんす。まるで、筋トレしてるふりして自撮りしてるインスタグラマーみたいなもんでやんす。」
やきう
「要するにポーズってことやな。中身ないやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「中身があるかどうかは、今後の展開次第でやんすね。もし本当に法案成立まで持っていけたら、維新の株は上がるでやんす。でも失敗したら、ただの口だけ番長でやんす。」
ずん
「でも、仮に定数削減が実現したとして、国民に何かいいことあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「理論上は、議員報酬が減る分、税金の節約になるでやんす。でも実際には、議員一人当たりの経費削減額なんて微々たるもんでやんす。年間数十億円程度でやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「国家予算は約110兆円でやんすからね。数十億円なんて、海の中の一滴みたいなもんでやんす。まあ、象徴的な意味はあるでやんすけどね。」
ずん
「象徴的って、つまり見せかけってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そういうことでやんす。政治改革のポーズを取ることで、国民の不満をガス抜きしてるだけでやんすね。」
やきう
「ほんま腹立つわ。政治家なんて全員クビにしたらええねん。」
でぇじょうぶ博士
「それは無政府状態になるでやんす。やきう君はアナーキストでやんすか?」
やきう
「アナーキストって何やねん。ワイはただの無職や。」
でぇじょうぶ博士
「お二人とも、話を戻すでやんす。結局のところ、今回の維新の主張は、政治的なパフォーマンスの側面が強いでやんす。でも、それが悪いとは一概に言えないでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「政治というのは、ある意味でショービジネスでやんすからね。国民の関心を引きつけ、議論を活性化させることも重要でやんす。たとえ実現しなくても、問題提起すること自体に意味があるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そういう見方もできるでやんすね。でも炎上するだけマシでやんす。何も話題にならない政党よりは、存在感があるでやんすから。」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君を燃やすような可燃性の要素がそもそもないでやんす。」
ずん
「ひどいのだ...。じゃあ結局、この定数削減の話はどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おいらの予想では、今国会での成立は難しいでやんす。野党の協力が得られないでやんすからね。でも、維新は次の選挙でこの問題を争点にする可能性があるでやんす。」
やきう
「選挙の度に同じこと言うてるだけやんけ。学習能力ないんか。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、それが戦略でやんす。同じことを繰り返し主張することで、有権者の記憶に刷り込むでやんす。まるでCMみたいなもんでやんすね。」
ずん
「じゃあボクたちは、ずっと騙され続けるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「騙されるというより、選択肢を与えられてるだけでやんす。定数削減を支持するかしないか、それを決めるのは国民でやんす。」
やきう
「でも国民なんて、どうせ何も考えてへんやろ。選挙も行かんし。」
でぇじょうぶ博士
「それは偏見でやんす。確かに投票率は低いでやんすが、それでも民主主義は機能してるでやんす。完璧じゃないでやんすけど、他に良いシステムもないでやんすからね。」
でぇじょうぶ博士
「まずは、政治に関心を持つことでやんす。そして、選挙に行くことでやんす。それだけで、日本の政治は少しずつ変わっていくでやんす。」
やきう
「綺麗事やな。選挙行ったって何も変わらんわ。」
でぇじょうぶ博士
「それは、やきう君が選挙に行ってないから変わらないと感じるだけでやんす。実際には、一票一票が積み重なって政治は動いてるでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「意味があるかないかは、投票してみないとわからないでやんす。でも、投票しなければ確実に意味がないでやんす。それだけは断言できるでやんす。」
やきう
「ほんま説教臭いわ。博士はいつからそんな真面目キャラになったんや。」
でぇじょうぶ博士
「おいらは元々真面目でやんす。ただ、モテないだけでやんす。」
ずん
「...ボクは選挙に行って、日本を変えるのだ!そして総理大臣になって、毎日牛丼食べ放題の国にするのだ!」