ずん
「うおおおお!首相がトランプのノーベル賞推薦を認めないのだ!これは大スキャンダルなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「落ち着くでやんす、ずん君。『お答えを差し控える』というのは、外交上の慣例的な返答でやんす。肯定も否定もしないという、まるで恋愛相談で『いい人だよね』と言われるような、曖昧な逃げ道でやんすね」
やきう
「ワイ的には推薦しとるに決まっとるやろ。日米同盟ってのは、上司のゴマすりと変わらんのやで」
ずん
「でもさ、トランプってノーベル平和賞に相応しいのだ?あの人、戦争しそうな雰囲気バリバリなのだ」
でぇじょうぶ博士
「実はそうでもないでやんす。トランプ政権時代は大規模な軍事介入を避けたでやんすからね。まあ、Twitterで戦争はしてたでやんすけど」
やきう
「SNSでの煽り合いが平和活動とか、もう時代が変わったんやなぁ。ワイもなんJで平和貢献しとるってことか?」
でぇじょうぶ博士
「そもそもノーベル平和賞の推薦なんて、世界中の議員や教授が毎年数百人も推薦してるでやんす。まるでインスタのフォロワー数競争みたいなもんでやんすよ」
やきう
「つまり首相は『推薦したで』って言うたら、国内の左派から叩かれるし、『してへん』言うたらアメリカが不機嫌になるってことやな。板挟みや」
ずん
「なるほど...政治家って大変なのだ。でもボクなら正直に答えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が政治家になったら、初日で炎上して辞任でやんすね。正直さが武器になるのは、失うものが何もない時だけでやんす」
やきう
「ワイはむしろ、この『答えを差し控える』って返答が一番正直やと思うで。つまり『推薦したけど言いたくない』ってバレバレやん」
でぇじょうぶ博士
「おそらくそうでやんす。でも外交の世界では、『言わない』ことが『配慮』になるでやんす。まるで合コンで『タイプじゃない』とは言わずに『忙しくて...』と断るようなもんでやんすね」
やきう
「その例え、博士が経験したことないやつやん。説得力ゼロやで」
ずん
「ちょっと待つのだ!つまりこれって、『推薦したけど認めない』『でも否定もしない』っていう、究極の曖昧戦法なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。政治の世界では、白黒つけないグレーゾーンこそが最も安全な場所でやんす。まるでずん君の人生そのものでやんすね」
やきう
「しかしまあ、ノーベル賞の推薦なんて所詮は『いいね!』ボタン押すようなもんやろ。実際に受賞するかは別問題や」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。過去にはヒトラーやムッソリーニも推薦されたことがあるでやんす。推薦自体には大した意味はないでやんすよ」
ずん
「えええ!?それマジなのだ!?じゃあボクも誰か推薦できるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、ずん君には推薦権がないでやんす。国会議員か大学教授、過去の受賞者などに限られるでやんすからね」
やきう
「つまり権力者だけが権力者を推薦できる、権力者のための賞ってわけや。まあ平和賞なんてそんなもんやろ」
ずん
「なんだか複雑な気持ちになってきたのだ...」
でぇじょうぶ博士
「政治というのは複雑怪奇でやんす。でも今回の首相の対応は、外交的には100点満点でやんすよ。国内向けにも、アメリカ向けにも、どちらにも解釈の余地を残したでやんすからね」
やきう
「結局のところ、ワイらみたいな一般人には関係ない話やな。上級国民の茶番劇や」
ずん
「でもさ、もしボクがノーベル平和賞もらえたら...世界中から尊敬されるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、平和のために何かしたでやんすか?」
ずん
「...今日、電車で席を譲らなかったけど、喧嘩にならなかったのだ。これも平和貢献なのだ!」