ずん
「健康診断って毎年めんどくさいだけだと思ってたのだ。でも世界から人が来るってマジなのだ?」
やきう
「ワイも毎年バリウム飲まされてクソ不愉快やわ。あんなん拷問やろ。」
でぇじょうぶ博士
「実は日本の健康診断は、世界の医療システムの中でも極めて特異な存在でやんす。まるで高級時計のように精密に組み立てられた予防医療の結晶でやんすね。」
ずん
「へー。でも香港の金持ちが来るってことは、向こうはザルってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。香港では『異常なし』とされていた消化器系の初期疾患が、日本ではあっさり見つかったでやんす。向こうの健診は、まるで視力0.1の人が裸眼で星を数えるようなもんでやんすよ。」
やきう
「草。でも日本も過剰診断で医療費パンパンやん。健診なんて製薬会社と病院の金儲けちゃうんか?」
でぇじょうぶ博士
「確かにそういう批判もあるでやんす。でも考えてみるでやんす。日本には定期健診、雇入時健診、特定業務従事者健診、海外派遣労働者健診の4種類に加えて特定健診まであるでやんす。これは国民の健康を守る"最低保証ライン"でやんすよ。」
ずん
「最低保証ライン...つまりボクたちは常に監視されてるってことなのだ?」
やきう
「ディストピアやんけ。健康という名の監視社会や。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、そう捉えるのは早計でやんす。むしろこれは"無料の人間ドック"みたいなもんでやんす。本来なら何十万もかかる検査を、会社や保険でカバーしてくれるでやんすからね。」
ずん
「でもバリウムまずいし、採血痛いし、メリットないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは完全に間違いでやんす!中国や東南アジアからわざわざ健診を受けに来る人たちは『日本の検査は丁寧で精度が高い』と絶賛してるでやんす。まるでミシュラン三つ星レストランの料理を食べるような感覚でやんすね。」
やきう
「ワイには分からん感覚やわ。てか、そんな高評価なら健診ビジネスで外貨稼げるやん。医療ツーリズムで一儲けできるで。」
でぇじょうぶ博士
「実際にそういう動きもあるでやんす。ただし日本の健診システムの本質は"早期発見"にあるでやんす。病気の芽を摘むことができる唯一の方法でやんすからね。」
ずん
「芽を摘む...ってことは、ボクも実は病気予備軍ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「全員が予備軍でやんす。人間は生まれた瞬間から死に向かって歩いてるでやんすからね。健診はその歩みを少しでも遅くするための"タイムマシン"みたいなもんでやんす。」
やきう
「重い話やな。でもワイ、去年の健診で『要精密検査』って出たけど無視したわ。別に調子悪くないし。」
でぇじょうぶ博士
「それは完全にアウトでやんす!『要精密検査』を無視するのは、火災報知器が鳴ってるのに『まだ煙見えないし大丈夫』と言ってるようなもんでやんす。手遅れになってから後悔するでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクも来年からちゃんと受けるのだ。でも一つ疑問なのだ。なんで日本だけこんなに健診が発達したのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは戦後の労働安全衛生法が大きく関わってるでやんす。労働者の健康を守ることが企業の義務とされたでやんすからね。まるで社員を大切にする日本的経営の象徴でやんす。」
やきう
「それブラック企業には全く関係ない話やんけ。健診受けても過労死する国やぞ。」
でぇじょうぶ博士
「確かに矛盾はあるでやんす。でも健診システム自体は世界に誇れるものでやんす。問題は、そのデータをどう活かすかでやんすね。せっかく精密な検査をしても、結果を放置したら意味がないでやんす。」
ずん
「つまり健診は受けるだけじゃダメで、ちゃんとフォローしないといけないってことなのだ。めんどくさいのだ...でもボク、最近太ったし来年からちゃんと行くのだ!」
ずん
「...来年こそは本気出すのだ!健康診断も人生も先延ばしが一番なのだ!」