ずん
「アマゾンで殺人事件が起きたらしいのだ!でもジャングルだから警察も来ないってマジなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。不法金鉱山というのは、国家の手が届かない真空地帯でやんすね。法律が蒸発した場所でやんす。」
やきう
「ワイの会社より無法地帯やんけ。少なくともウチは殺人はないで。」
ずん
「でも博士、ハンモック交代させるって、これ完全に若者を盾にしたってことなのだ?」
で�えじょうぶ博士
「そうでやんす。ナタウは復讐されることを予測して、年下の幼馴染を身代わりにしたでやんす。まるで将棋の歩を捨て駒にするような冷酷さでやんすね。」
やきう
「いや待てや。『兄貴分の命令に訳も聞かずに従った』って、これ完全にパワハラ案件やろ。」
ずん
「しかも散弾銃で撃たれそうになったのだ!労災申請できないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、そこには労働基準監督署もハローワークも存在しないでやんす。あるのは金と暴力だけでやんすよ。」
やきう
「てか『ナタウ(聖夜)』って名前、弟を殺された日が由来とか重すぎやろ。ワイなら『給料日』とか名乗るわ。」
でぇじょうぶ博士
「面白いのは、カスタネイロが『いつか必ずおまえを殺してやる』と宣言した後、本当に実行に移したことでやんす。有言実行、まるでビジネス書に書いてあるような目標達成術でやんすね。」
ずん
「でも博士、こういう場所で殺人が起きても誰も裁かれないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。警察が来ることもなく、裁判もない。殺されたら終わり、生き残れば正義。まるで原始時代の掟でやんすね。おいらみたいなモテないオタクは真っ先に淘汰されるでやんす。」
やきう
「お前、そこで自分語り入れるなや。でもこれ、NHKディレクターがよう取材したな。ワイなら速攻で逃げ帰るわ。」
ずん
「というか、金鉱山で働く人たちって、そんなに金が欲しいのだ?命がけすぎるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「アマゾンのガリンペイロ(金鉱夫)というのは、一攫千金を夢見る貧困層が多いでやんす。まるでギャンブル中毒者が最後の一万円をパチンコに突っ込むような心理状態でやんすね。」
やきう
「それ、ワイの競馬やんけ。でも散弾銃で殺し合いまではせんで。」
ずん
「ていうか、カスタネイロって『ピンガの瓶で殴られて戦意喪失するまでボコボコにされた』のに、散弾銃持って復讐に来る根性すごいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが無法地帯の恐ろしさでやんす。やられたらやり返さないと、次は自分が標的になる。まるで『北斗の拳』の世界でやんす。おいらなら初日に死んでるでやんすね。」
やきう
「お前は初日に熱中症で倒れとるわ。てかこの記事、『全2回の2回目』って書いてあるけど、1回目はもっとヤバい内容なんか?」
ずん
「これ以上ヤバいのがあるのだ!?もう十分ヤバいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おそらく1回目では、金鉱山の日常生活や、どうやって金を採掘するかなどが描かれているでやんす。2回目でいきなり殺人事件というのは、読者を引き込む見事な構成でやんすね。まるで朝ドラが最終週で急に殺人事件を入れるようなものでやんす。」
やきう
「朝ドラでそれやったら苦情殺到やろ。てかこの若者、ハンモック交換させられて銃で撃たれかけたのに、まだナタウについていくんかな?」
ずん
「いや、絶対縁切るでしょ!『もうあんたの身代わりは嫌なのだ!』って言うべきなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「しかし現実は厳しいでやんす。この若者には他に行く場所も金もない。結局、ナタウにしがみつくしかないのが貧困の連鎖でやんす。まるで不適切上司の下で耐え続けるブラック企業の新人みたいなものでやんすね。」
やきう
「それワイやんけ!ワイも課長の身代わりで客先に謝罪行かされたことあるで!散弾銃はなかったけど。」
ずん
「やきうも大変なのだ...。でも博士、この事件の結末はどうなったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「記事には明記されていないでやんすが、おそらくナタウはカスタネイロをナイフで返り討ちにしたのでやんす。そして誰も裁かれず、遺体は適当に埋められて終わり。まるでゴミを捨てるように人の命が消えていくでやんす。」
やきう
「ヒェッ...。やっぱりワイは日本のブラック企業の方がマシやわ。最悪、労基に駆け込めるし。」
ずん
「でも考えてみたら、法律がないってことは税金も払わなくていいってことなのだ?それならちょっと...」
でぇじょうぶ博士
「バカモノでやんす!税金を払わなくていい代わりに、命の保証もないでやんす!ずんは初日に金を盗まれて川に捨てられるでやんすよ!」
やきう
「てかずん、お前そんな発想するから一生貧乏なんやで。真面目に働け。」
ずん
「うるさいのだ!でも確かに、散弾銃に怯えながら金掘るより、日本で安全に働く方がいいのだ...」
でぇじょうぶ博士
「ようやく理解したようでやんすね。この記事の教訓は、『法律がない場所では暴力が支配する』ということでやんす。おいらたちが当たり前だと思っている警察や裁判所がどれだけありがたいか、よくわかる事例でやんす。」
やきう
「まあ確かにな。ワイも警察には世話になったことあるし...あっ、これは言うてもうた。」
やきう
「ちゃうわ!落とし物届けただけや!人聞き悪いわ!」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。それより、この国分拓氏という著者はNHKディレクターでありながら、よくこんな危険地帯に取材に行ったでやんすね。おいらなら受信料の集金も怖くて行けないでやんす。」
やきう
「てかこの記事、『ガリンペイロ』って本からの抜粋らしいけど、本編はもっとエグいんやろな。Amazonで買おうかな...いや、アマゾンつながりやからって買わんで。」
ずん
「そのダジャレ寒いのだ!でも確かに気になるのだ...。でも読んだら夜眠れなくなりそうなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ノンフィクションの醍醐味は、こうした現実の恐ろしさを知ることでやんす。おいらたちの平和な日常がいかに脆いバランスの上に成り立っているか、考えさせられる作品でやんすね。」
やきう
「まあワイも明日から会社行くの嫌やけど、散弾銃で撃たれる心配ないだけマシやな。課長の説教くらいは耐えられるわ。」
ずん
「ボクも明日から真面目に働くのだ!...って、結局これって『日本の労働環境もマシに見えてくる』って話なのだ?それってどうなのだ?」