ずん
「テッペイって何なのだ?鉄道マニアが騒いでいるけど、ボクには関係ないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす、ずん君。これはJR東日本が仕掛ける、交通系ICカードの大革命でやんす。3500万人のモバイルSuica・PASMOユーザーが、コード決済という新たな武器を手に入れるでやんす。」
やきう
「はぁ?PayPayとか楽天ペイで十分やろ。今さら新サービスとか、草も生えへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「それが違うでやんす。テッペイの本質は『アプリを超えた残高送金』でやんす。つまり、SuicaとPASMOの垣根を越えて、お金のやり取りができるようになるでやんす。まるで東西冷戦後のベルリンの壁崩壊のようなもんでやんすよ。」
ずん
「つまり、友達にタダでお金あげられるってことなのだ?最高じゃん!」
やきう
「お前、逆やろ。お前が『ちょっと貸して』言うて、そのまま返さんやつやん。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。しかもこれ、2026年秋開始予定でやんす。つまり、あと2年かけて練りに練った戦略を仕掛けてくるわけでやんす。PayPayが築いたQRコード決済の王国に、鉄道という巨大な軍勢で殴り込みをかけるようなもんでやんす。」
ずん
「でも、QRコードって面倒くさいのだ。ボク、スマホ出すのすら億劫なのだ。」
やきう
「それな。タッチ決済が最強やのに、なんでわざわざコード出さなアカンねん。時代に逆行しとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが狙い目でやんす。テッペイは既に3500万人のタッチ決済ユーザーを抱えてるでやんす。つまり、『普段はタッチ、必要な時だけコード』という二刀流が可能になるでやんす。まるで大谷翔平のような戦略でやんすよ。」
ずん
「へー、でも名前がダサいのだ。テッペイって、昭和の親父みたいなのだ。」
やきう
「ほんまそれ。Travel、Easy、Partnershipの頭文字やて?無理やりすぎて草。中学生の英語の宿題かよ。」
でぇじょうぶ博士
「確かにネーミングセンスは壊滅的でやんすね。でも、それがJR東日本らしさでもあるでやんす。真面目で堅物、でも気づいたら市場を支配してる、まるで亀のような戦略でやんす。」
ずん
「でもさ、ポイント還元率とか、PayPayの方が良いんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが勝負どころでやんす。記事でもユーザーがポイント還元率の向上を期待してるでやんす。もしテッペイがJRE POINTと連動して、駅ナカでの買い物や定期券購入でポイントがザクザク貯まる仕組みを作れば、通勤・通学族は一気に乗り換えるでやんす。」
やきう
「それでも、楽天経済圏とかPayPay経済圏の方が強いやろ。Amazonでも使えへんのに、誰が使うねん。」
でぇじょうぶ博士
「そこでPartnershipでやんす。他社との連携を示唆してるでやんすからね。もし楽天やAmazonと提携したら、まるで三国志の赤壁の戦いで孫権と劉備が同盟を組んだような衝撃でやんすよ。」
ずん
「わかった!つまり、今のうちにSuicaチャージしまくっておけば、将来大金持ちになれるのだ!」
やきう
「アホか。それただの前払いやろ。お前、経済の仕組み何もわかってへんな。」
でぇじょうぶ博士
「むしろ心配なのは、セキュリティでやんす。コード決済は不正利用のリスクがあるでやんすからね。まるで城の門を開けっ放しにするようなもんでやんす。ドコモ口座事件の悪夢が蘇るでやんす。」
やきう
「キャッシュレス時代に何言うとんねん。お前、コンビニで小銭ジャラジャラ出してるタイプやろ。」
でぇじょうぶ博士
「結論としては、テッペイは交通系ICカードという既存の強みを活かしつつ、コード決済市場に参入する野心的な試みでやんす。成功すれば、日本のキャッシュレス決済地図が塗り替わる可能性があるでやんす。」
ずん
「よし、わかったのだ!ボク、2026年まで冬眠することにしたのだ。起きたら世界が変わってるのだ!」