ずん
「金麦がビールになるのに値段据え置きとか、これ錬金術なのだ!サントリーは現代の錬金術師なのだ!」
やきう
「お前アホか。どうせ麦芽比率ギリギリまで下げた"合法的ビール"やろ。騙されとるで。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、これは2026年の酒税法改正を見越した高度な戦略でやんす。新ジャンルとビールの税率差が縮まるから、先手を打ってるんでやんすよ。」
かっぱ
「つまり、税金の仕組みが変わるから今のうちに看板替えとこって話やな。賢いやんけ。」
ずん
「でも味変わらないんでしょ?じゃあ今まで飲んでたのって実質ビールだったってことなのだ?」
やきう
「そういう解釈もできるな。ワイらずっと"ビールもどき"扱いされてた金麦飲んでたんやで。屈辱やわ。」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす!麦芽使用率を50%以上に引き上げるから、法律上も味も"本物のビール"になるでやんす。つまり格上げでやんす。」
かっぱ
「けど値段据え置きってことは、サントリーが税金分かぶるってことやろ?太っ腹やん。」
やきう
「いや待て。そもそも税率差が縮まるんやから、実質的な負担増はそこまでないはずや。うまいことやっとるわ。」
ずん
「じゃあボク、今のうちに金麦買い占めて2026年に転売すれば儲かるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「バカでやんす。値段変わらないのに転売して誰が買うでやんすか。それにビールは生鮮食品と同じで鮮度が命でやんす。2年も寝かせたら缶内発酵して爆発するでやんすよ。」
かっぱ
「金麦地雷とか新しいテロやん。通報案件やで。」
やきう
「というかな、この戦略で一番ダメージ受けるのアサヒとキリンやろ。プレモルとか一番搾りとか、"高級ビール"の立場なくなるやん。」
ずん
「あっ!じゃあ金麦飲んでる人が急にマウント取れるようになるのだ!『俺ビール飲んでるけど?』って!」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。金麦はあくまで"普及価格帯のビール"でやんす。プレミアムビールとはコンセプトが違うでやんす。まあ、居酒屋で『生ビール』として金麦が出てくる可能性は高まったでやんすけどね。」
かっぱ
「それ詐欺やん。いや、合法的詐欺か。賢いわホンマ。」
やきう
「てかこれ、他のメーカーも追随するやろ。新ジャンル市場が消滅する可能性あるで。歴史の転換点や。」
ずん
「えぇ...じゃあボクが好きだった"第三のビール"っていう響き、なくなっちゃうのだ...なんかロマンあったのに...」
でぇじょうぶ博士
「ロマンって...。あれは単なる税金逃れの産物でやんす。"貧乏人のビール"って陰で言われてたんでやんすよ。」
かっぱ
「博士、それ言うたらあかんやつや。みんな傷つくやろ。」
やきう
「いや事実やろ。ワイも本当はプレモル飲みたいけど金ないから金麦や。現実見ろや。」
ずん
「むむむ...じゃあこれからは胸張って『ボクビール飲んでます!』って言えるのだ!やったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、消費者としては同じ値段でビールが飲めるようになるのは朗報でやんすね。サントリーの英断でやんす。」
かっぱ
「英断いうか、税制改正で追い込まれただけやけどな。まあ結果オーライや。」
やきう
「それより気になるんやけど、"金麦"って名前、ビールになっても変えへんのか?『金麦ビール』とか語呂悪いやろ。」
ずん
「たしかに!『金ビール』とか『麦ビール』とか...あっ、もう意味わかんないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ブランド名は変えないでやんす。『金麦』という名前にすでに価値があるでやんすからね。15年以上かけて築いたブランド力は簡単に捨てられないでやんす。」
かっぱ
「せやな。『金麦』って聞いたら、"安くて美味いやつ"ってイメージあるもんな。これビジネスの基本や。」
やきう
「つまり中身だけビールにして、看板はそのままってことか。なんか詐欺っぽいけど合法的やな。」
ずん
「でもボク思うのだ。これってビール業界の民主化なのだ!庶民がビールを飲める時代が来たのだ!フランス革命みたいなものなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「大げさでやんす...。でもまあ、価格帯を維持しながら品質を上げるのは消費者にとっては嬉しいでやんすね。サントリーとしても、税制改正で新ジャンルの優位性が失われる前に先手を打った形でやんす。」
かっぱ
「結局のところ、税金の仕組みが変わるから商品も変えるってだけの話やろ。企業は生き残るために必死なんや。」
やきう
「せやな。俺らも生き残るために必死で金麦飲んどるわ。プレモルは高すぎるんじゃボケ。」
ずん
「じゃあボク、2026年10月になったら金麦パーティー開くのだ!『ビール化記念パーティー』なのだ!みんな来るのだ!」
ずん
「...じゃあ一人でビール化を祝うのだ!孤独のグルメならぬ、孤独のビールなのだ!」