# ずんとでぇじょうぶ博士の井戸端会議
ロシア人観光客急増の謎
ずん
「ねえねえ、ロシア人が日本に大量に来てるらしいのだ。なんでロシアに制裁してるのに来るのだ?矛盾してるのだ!」
やきう
「ワイもそれ見たで。政治と観光は別腹ってやつやろ。お前も嫌いな上司の会社で働いとるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、政治と民間レベルの交流は別物でやんすからね。むしろロシアの若者は、自国の閉塞感から逃げたくて仕方ないんでやんす。」
やきう
「せやな。ルーブル安で海外旅行できるのが日本ぐらいしかないんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。欧米は入国制限が厳しいし、アジアの中でも日本は観光ビザが比較的取りやすいでやんす。まるで砂漠のオアシスでやんすね。」
ずん
「へー。でもアニメが理由ってのは本当なのだ?」
やきう
「お前、バカにしとんのか?アニメの影響力なめんなや。ワイの知り合いのロシア人も『進撃の巨人』見て日本語勉強したって言うとったで。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。ソフトパワーというやつでやんす。政府がどんなに敵対しても、文化は国境を越えるでやんす。ある意味、アニメは核兵器より強力でやんすよ。」
ずん
「すごいのだ...じゃあボクもアニメ作れば世界征服できるのだ!」
やきう
「お前が作るアニメなんて、1話で打ち切りやろ。タイトルは『異世界転生したら無職ニートだった件』か?」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。しかし興味深いのは、この現象が示すのは、国家レベルの対立が必ずしも民間の感情を反映していないということでやんす。」
やきう
「要するに、プーチンがどんだけイキっても、ロシア人は日本のラーメンとアニメが好きってことやな。」
ずん
「なるほどなのだ。じゃあロシアとの関係改善は、外交官じゃなくてアニメ監督に任せればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それは極論でやんすが、文化交流が相互理解の第一歩になるのは事実でやんすね。ただし、観光客が増えても政治的緊張は解けないでやんす。別腹でやんすから。」
やきう
「せやけど、日本政府はこれどう思っとるんやろな。制裁しといて観光客ウェルカムって、ちょっとダブスタちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「良い指摘でやんす。実際、観光収入は欲しいけど、安全保障上のリスクもあるというジレンマでやんすね。まるで毒入りの美味しいケーキでやんす。」
やきう
「アホか。日本は観光立国目指しとるんやで。ロシア人だけ拒否できるわけないやろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも、ロシア人観光客は比較的裕福な層が多く、消費額も大きいでやんす。経済効果は無視できないでやんすよ。」
ずん
「ムムム...でもスパイとか紛れ込んでないのだ?映画みたいに。」
やきう
「お前、007の見すぎやろ。まあ可能性はゼロやないけど、観光客全員疑っとったらキリないわ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。むしろ、こういった民間交流が将来の平和につながる可能性もあるでやんす。今日本で楽しい思い出を作ったロシア人が、母国で日本の良さを伝えるでやんすから。」
ずん
「へー、じゃあボクもロシア人観光客におもてなししたほうがいいのだ?」
やきう
「お前が接客したら、逆に国際問題になるわ。『日本人は全員こんなアホなんか?』って思われるで。」
ずん
「ひどいのだ!でもロシア人って寒い国の人だから、日本の冬でも半袖で歩いてそうなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...それはステレオタイプでやんす。モスクワとか普通に暖房効いてるでやんすよ。むしろ日本の家の方が寒いって言われるくらいでやんす。」
やきう
「確かに日本の家、断熱性クソやからな。ロシア人に『なんでこんな寒い家に住んどるんや?』って聞かれそうやわ。」
ずん
「じゃあ日本人がロシアに学ぶことがあるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。文化交流ってのは一方通行じゃないでやんすからね。お互いに学び合うことが大事でやんす。」
ずん
「なるほどなのだ...じゃあボクもロシアに行って、ウォッカの飲み方を学んでくるのだ!」
やきう
「お前、アルコール度数知っとるんか?一気飲みしたら死ぬぞ。」
ずん
「ひぃぃ...じゃあアニメの聖地巡礼だけにしとくのだ。」
でぇじょうぶ博士
「賢明でやんすね。ちなみに、この訪日ロシア人急増は、今後も続く可能性が高いでやんす。ロシア経済が厳しい中、日本は相対的に魅力的な旅行先でやんすから。」
やきう
「つまり、日本はロシア人の逃避先になっとるってことか。まあ、気持ちはわかるわ。ワイも現実逃避したいもん。」
ずん
「...それ、ボクが最初に言ったアニメのタイトルと同じなのだ!やきうも結局アニメ好きなのだ!」