ずん
旧姓使用の法制化って、つまり結婚しても名前変えなくていいってことなのだ?これ革命じゃね?
でぇじょうぶ博士
それは違うでやんす。戸籍上の夫婦同姓は維持したまま、住民票などに旧姓を併記できるようにするだけでやんす。
やきう
なんやねんそれ。結局同姓強制しとんのに「配慮してますよ」ってアピールしたいだけやろ。ええかっこしいやんけ。
ずん
えー、じゃあ銀行口座とか作るときはどうなるのだ?
でぇじょうぶ博士
現状では銀行の3割以上が旧姓での口座開設を認めてないでやんす。まるで江戸時代の身分証みたいに、戸籍の姓じゃないと信用されないでやんす。
やきう
ワイの元カノも結婚後に口座名義変更で苦労しとったわ。離婚後はさらに地獄やったで。
ずん
うわぁ...面倒くさすぎるのだ。でも法律作れば解決するんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
甘いでやんす。法律には「努力義務」としか書かれないでやんす。つまり「できればやってね」程度でやんす。
やきう
つまり強制力ゼロってことやん。企業が「うちは対応しません」言うたら終わりやんけ。ザルすぎて草。
でぇじょうぶ博士
政治的なパフォーマンスでやんすね。選択的夫婦別姓の議論を避けつつ、「何かやってますよ」とアピールできるでやんす。
やきう
維新との連立合意のために急いで作ったんやろ?中身スッカスカの妥協案やんけ。政治家の保身でしかないわ。
ずん
でも自民党内にも別姓推進派っているんでしょ?なんでそっちが通らないのだ?
でぇじょうぶ博士
それが権力闘争でやんす。保守派は「家族の絆が崩れる」と主張し、推進派は「個人の自由」を叫ぶでやんす。結果、誰も納得しない中途半端な案が生まれるでやんす。
やきう
家族の絆とか言うとるけど、離婚率見てみぃや。同姓でも3組に1組は別れとるやんけ。説得力皆無やろ。
ずん
じゃあこの法案、通っても意味ないってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
完全に無意味とは言えないでやんす。少なくとも「旧姓を使っていいよ」という法的根拠ができるでやんすから。ただし、それが社会で機能するかは別問題でやんす。
やきう
つまり法律作って満足して終わりやな。実際に困っとる人は引き続き困るだけや。政治家は仕事したフリできてWin-Winやろ。クソが。
ずん
うーん、でも選択的夫婦別姓って、そんなに実現難しいのだ?海外じゃ普通なんでしょ?
でぇじょうぶ博士
欧米諸国ではとっくに実現してるでやんす。日本は先進国の中で夫婦同姓を法律で義務付けてる唯一の国でやんす。まるでガラパゴス諸島の固有種みたいでやんす。
やきう
日本の伝統ガー言うとるけど、夫婦同姓が法制化されたん明治時代やで。たかだか150年程度の「伝統」に縛られるとか、アホちゃうか。
ずん
え、そうなのだ!?じゃあ江戸時代の人たちはどうしてたのだ?
でぇじょうぶ博士
庶民は姓すら持ってなかったでやんす。武士階級でも妻は実家の姓を名乗り続けることが多かったでやんす。
やきう
つまり「日本の伝統」とか言うとる奴らは、歴史知らんただのアホってことやな。勉強してから語れや。
でぇじょうぶ博士
戸籍制度が明治政府の国民管理システムとして作られたからでやんす。家父長制を強化して国家への忠誠を求める仕組みでやんす。
やきう
要するに国民を管理しやすくするための道具やったってことやろ。それを未だに維持しとるとか、時代錯誤もええとこやわ。
ずん
でもさ、姓を変えるのって大変なんでしょ?具体的に何が問題なのだ?
でぇじょうぶ博士
まず各種証明書の変更手続きだけで何十枚も書類を書く必要があるでやんす。銀行口座、クレジットカード、保険、免許証、パスポート、全部でやんす。
やきう
ワイの姉も結婚後に会社で「旧姓の実績が消える」言うて悩んどったわ。論文発表してた研究者とか、もっと深刻やろな。
ずん
うわぁ...それは確かに不便なのだ。じゃあ男性が姓を変えればいいんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
理論上は可能でやんす。しかし実際には96%以上が妻の側が姓を変えてるでやんす。社会的な圧力が強いでやんすね。
やきう
「男のくせに」とか「婿養子か」とか言われるからな。結局、性差別が根底にあるんやで。男女平等とか言いながら、こういうとこで差別しとるんや。
ずん
じゃあ今回の法案で、そういう問題は解決するのだ?
でぇじょうぶ博士
残念ながら根本的な解決にはならないでやんす。戸籍上は同姓のまま、書類によって使い分けることになるでやんす。むしろ混乱が増える可能性もあるでやんす。
やきう
つまり「旧姓使っていいよ」言いながら、実際には二重管理で手間が増えるだけやんけ。誰得やねん。
でぇじょうぶ博士
場合によってはそうでやんす。ある書類では旧姓、別の書類では戸籍姓、本人確認で混乱する可能性があるでやんす。
やきう
しかも戸籍と住民票で姓が違うとか、行政のシステム改修に金かかるやろ。税金の無駄遣いやんけ。
ずん
むむむ...じゃあそもそも選択的夫婦別姓にすればいいんじゃないのだ?なんでそれができないのだ?
でぇじょうぶ博士
最高裁が2015年と2021年に「合憲」と判断したでやんす。つまり司法は「問題ない」と言ってるでやんす。でも同時に「国会で議論すべき」とも言ってるでやんす。
やきう
要するに裁判所も面倒くさいから国会に丸投げしとんねん。お前らで決めろやって。責任放棄やろ。
ずん
じゃあ国会で決めればいいじゃん!なんで決まらないのだ?
でぇじょうぶ博士
世論調査では選択的夫婦別姓に賛成が6割を超えてるでやんす。でも自民党の保守派が強硬に反対してるでやんす。
やきう
つまり国民の声より党内の派閥の声が大事ってことやな。民主主義どこ行ったんや。選挙で選ばれた意味ないやんけ。
ずん
でも高市首相は女性だし、女性の立場も分かるんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
高市氏は保守派のリーダー的存在でやんす。むしろ選択的夫婦別姓には慎重な立場でやんす。
やきう
女性やからって女性の味方とは限らんのやで。むしろ女性が女性の足引っ張るパターンもあるんや。サッチャーみたいなもんやな。
でぇじょうぶ博士
政治家が「仕事してます」アピールできて、保守派も「別姓は阻止した」と言えるでやんす。Win-Winでやんす。困ってる国民以外は。
やきう
まさに政治的マスターベーションやな。自己満足で終わりや。実際に困っとる人は放置されるんやで。
ずん
うーん、でも法律できたら少しは便利になるんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
努力義務では企業は「コストかかるからやりません」で終わるでやんす。罰則もないでやんすからね。
やきう
つまり「お願い」レベルってことやろ。日本の「お願いベース」の対策、コロナで懲りてへんのか。効果ないって分かっとるやろ。
でぇじょうぶ博士
象徴的な意味はあるでやんす。「旧姓使用を認める」という国の姿勢を示すでやんすから。でも実効性は疑問でやんす。
やきう
看板だけ立派で中身スッカスカってことやな。日本のお家芸やんけ。見栄えだけ気にして実質無視や。
ずん
むむむ...じゃあ海外ではどうなってるのだ?成功例はないのだ?
でぇじょうぶ博士
フランスでは1970年代から選択的夫婦別姓が可能でやんす。韓国も2005年から導入してるでやんす。特に問題は起きてないでやんす。
やきう
つまり「家族崩壊する」とか言うとる奴らの懸念、全部杞憂やったってことやな。データ無視して感情論で反対しとるだけや。
ずん
じゃあ日本も早く導入すればいいのに...なんでこんなに遅いのだ?
でぇじょうぶ博士
日本の意思決定は遅いでやんす。特に伝統的価値観に関わる問題は、合意形成に時間がかかるでやんす。
やきう
要するに老害が権力握っとるからやろ。自分らには関係ないから変える必要感じてへんねや。若い世代がかわいそうやわ。
ずん
じゃあこの法案、若い人たちはどう思ってるのだ?
でぇじょうぶ博士
20代・30代では選択的夫婦別姓への賛成が7割を超えてるでやんす。世代間で意識の差が大きいでやんす。
やきう
つまり時間が解決する問題ってことやな。老害が死に絶えたら自然と変わるやろ。それまで我慢しろってか。アホらし。
ずん
でもさ、選択的夫婦別姓って、本当に問題ないのだ?子供の姓とかどうするのだ?
でぇじょうぶ博士
それは各国で工夫されてるでやんす。両親の姓を繋げたり、どちらかを選択したり、方法は色々あるでやんす。
やきう
子供の姓問題とか、実際に導入した国で解決されとるやん。なんで日本だけ「解決不可能な問題」みたいに扱うんや。頭使えや。
でぇじょうぶ博士
本質的には価値観の対立でやんす。個人の自由を重視するか、家族の一体感を重視するか、でやんす。
やきう
家族の一体感とか言うとるけど、姓が同じだけで一体感生まれるんか?離婚率高いのに説得力ないわ。
ずん
でも結婚って家族になることだから、姓が同じ方が分かりやすいんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
それは「分かりやすさ」と「個人の権利」のどちらを優先するかという問題でやんす。現代社会では後者を重視する傾向があるでやんす。
やきう
つまり「管理しやすいから」って理由で個人の権利制限しとんねん。北朝鮮かよ。自由主義国家の看板下ろせや。
ずん
うーん、でも実際に困ってる人ってそんなに多いのだ?
でぇじょうぶ博士
内閣府の調査では、結婚で姓を変えた人の約4割が不便を感じてるでやんす。決して少なくないでやんす。
やきう
4割て相当な数やで。しかもこれ表面化してる分だけやろ。泣き寝入りしとる人含めたらもっと多いんちゃうか。
ずん
じゃあやっぱり、ちゃんとした法律作るべきなのだ...
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。でも今回の法案は根本的な解決にはならないでやんす。応急処置みたいなもんでやんす。
やきう
傷口に絆創膏貼って「治療しました」言うとるようなもんやな。外科手術が必要なのに、見て見ぬふりや。
ずん
むむむ...じゃあこの法案が通った後、どうなるのだ?
でぇじょうぶ博士
おそらく数年後に「やっぱり不十分だった」という声が上がって、また議論が蒸し返されるでやんす。
やきう
つまり時間の無駄ってことやな。最初から選択的夫婦別姓導入しとけば一発で終わる話を、わざわざ遠回りしとんねん。
ずん
じゃあボク、この法案には反対なのだ!中途半端すぎるのだ!
でぇじょうぶ博士
まあまあ、何もしないよりはマシでやんす。小さな一歩でも前進は前進でやんす。
やきう
その「小さな一歩」で満足しとったら、いつまで経っても進まへんねやで。もっと要求せなあかんねん。
ずん
でもさ、政治家だって頑張ってるんじゃないのだ?批判ばっかりじゃ可哀想なのだ...
でぇじょうぶ博士
政治家の仕事は国民の声を聞いて政策を作ることでやんす。批判されるのも仕事のうちでやんす。
やきう
税金で飯食うとる以上、批判されて当然やろ。嫌なら辞めればええねん。代わりはいくらでもおるわ。
でぇじょうぶ博士
声を上げ続けることでやんす。選挙で投票し、署名活動に参加し、SNSで発信するでやんす。
やきう
結局それしかないんよな。地道に声上げ続けるしかない。でも大半の人は面倒くさがって何もせえへんねん。
ずん
ボクも面倒くさいのだ...声上げるとか疲れるし...
でぇじょうぶ博士
そうやって無関心でいると、いつまでも変わらないでやんす。面倒でも動かないといけないでやんす。
やきう
お前みたいな奴が多いから、日本の政治は終わっとんねや。文句言うだけで行動せえへん。最悪のパターンやで。
ずん
うぅ...でもボク一人が頑張っても変わらないのだ...
でぇじょうぶ博士
一人じゃ変わらなくても、みんなが動けば変わるでやんす。あなたの一票が無駄になることはないでやんす。
やきう
まあ確かにな。諦めたら終わりや。でも期待しすぎるとガッカリするから、ほどほどにな。
ずん
分かったのだ...じゃあボク、次の選挙は旧姓使用推進派に投票するのだ!...あれ、でも誰が推進派なのだ?
でぇじょうぶ博士
それを調べるのもあなたの仕事でやんす。候補者の政策を見て、自分で判断するでやんす。
やきう
「誰に投票すればいいか教えて」とか言うとる時点で思考停止やんけ。自分で考えろや。それが民主主義やろ。
ずん
うぅ...めんどくさいのだ...でもやるしかないのだ...じゃあボク、とりあえず全員女性候補に投票するのだ!
でぇじょうぶ博士
それも短絡的でやんす。女性だから女性の味方とは限らないでやんす。政策を見て判断するでやんす。
やきう
さっきの高市の話、もう忘れたんか。女性が必ずしも女性の権利推進派とは限らへんねやで。
ずん
あー、そうだったのだ...じゃあもうどうすればいいか分からないのだ!誰か答え教えてほしいのだ!
でぇじょうぶ博士
答えなんてないでやんす。自分で考えて、自分で決めるしかないでやんす。それが大人の責任でやんす。
やきう
結局、面倒なことから逃げ続けた結果が今の日本やねん。お前みたいな奴が多すぎるんや。
ずん
うぅ...じゃあボク、もうこの話題やめて旧姓で生活するのだ!...あ、でもボク独身だから旧姓も何もないのだった!