ずん
「猫がストーブに群がってる画像が流れてきたのだ。でもまだ10月なのだ。早すぎないか?」
でぇじょうぶ博士
「早すぎるということはないでやんす。猫の体感温度は人間より高く設定されてるでやんすからね。彼らにとっては既に極寒の冬でやんす。」
やきう
「ワイの部屋なんかまだ冷房効かせとるで。猫飼っとる奴らは金持ちやな。」
ずん
「えっ、でも猫って毛皮着てるのだ。それなのに寒いとかおかしくないか?」
でぇじょうぶ博士
「毛皮を着てるからこそ、温度変化に敏感なんでやんすよ。コートを着たまま室内にいるようなもんでやんす。脱げないから調整が効かないでやんす。」
やきう
「なるほどな。つまり猫は常に着ぐるみ状態ってわけか。それは地獄やな。」
ずん
「でも『いとしのあたたかいのやつ』って表現、猫が本当にそう思ってるのかのだ?」
でぇじょうぶ博士
「思ってるでやんす。ストーブの前で待機する姿は、まるで恋人の帰りを待つ純情な乙女でやんすよ。ただし、この乙女は火傷の危険性を一切理解してないでやんすがね。」
やきう
「火傷するまでがセットやろ。学習能力ゼロの生き物やで、猫は。」
ずん
「でもストーブの取り合いで喧嘩するって書いてあるのだ。平和的に分け合えばいいのに。」
でぇじょうぶ博士
「それができないから猫でやんす。ストーブ前の一等地は、彼らにとって東京ドーム前の最前列みたいなもんでやんす。譲るわけがないでやんす。」
やきう
「まあ人間も暖房の設定温度で揉めるしな。生物の本能やろ。」
ずん
「じゃあボクも猫みたいにストーブの前で丸くなればいいのだ!会社行かなくていいし最高なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それをニートと呼ぶでやんす。猫は許されてもずんは許されないでやんす。社会は猫には甘いでやんすが、働かない人間には厳しいでやんすよ。」
やきう
「というか、お前の会社にはストーブなんてないやろ。エアコンで我慢しとけや。」
ずん
「むぅ...じゃあボク、猫になって生まれ変わるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「来世ガチャに期待するのは自由でやんすが、その前に今世をちゃんと生きるでやんす。それに猫に生まれ変わっても、野良猫だったら地獄でやんすよ。」
やきう
「しかも去勢手術待ったなしやで。お前の大事なもんが消えるんや。」
でぇじょうぶ博士
「賢明な判断でやんす。ところで、猫がストーブついてないのに前で待機してる話、あれは健気でやんすよね。まるで閉店後のラーメン屋の前で開店を待つ行列のようでやんす。」
やきう
「それただの勘違い客やん。営業時間確認せえや。」
ずん
「でも飼い主さんが根負けして点けちゃうんでしょ?猫の勝ちなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。猫のアピール力は人間の意志力を上回るでやんす。これは科学的に証明されてるでやんすよ。まるで子供の『お腹すいた攻撃』のようなもんでやんす。」
やきう
「結局、猫に支配されとるだけやんけ。飼い主とは名ばかりの召使いや。」
ずん
「じゃあ猫を飼うってことは、暖房費が爆上がりするってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。猫一匹につき月の光熱費は約1.5倍増でやんす。多頭飼いなら指数関数的に増加するでやんす。経済的DVでやんすね。」
やきう
「それでも飼うんやから、人間ってアホやな。ワイには理解できんわ。」
ずん
「ボクもやっぱり猫飼うのやめるのだ。お金かかりすぎなのだ。その分でストーブ独り占めするのだ!」
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