# 「トルコ風呂」改名秘話
一人の青年が変えた日本の性風俗史
ずん
「これ、結構最近の話なのだ!1984年って、ボクが生まれる前だけど、そんなに昔じゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。たった40年前まで、日本では性風俗店を『トルコ風呂』と呼んでいたでやんす。まるで国際的な恥さらしでやんすね。」
やきう
「ワイ、当時を知らんけど、これトルコ人からしたら『日本風呂』が売春宿の代名詞になってるようなもんやろ?そら怒るわ。」
ずん
「でも一人の留学生の声で国全体が変わるって、すごくね?ボクも大学で『ずん風呂』とか作ってもらおうかな!」
やきう
「お前の名前付いた風呂なんて、誰が入るんや。不潔そうで客来んやろ。」
でぇじょうぶ博士
「重要なのは、この留学生ヌスレット・サンジャクリ氏が地震学を学んでいたという点でやんす。彼は日本で地震を研究しながら、日本社会に別の意味での『揺れ』を起こしたでやんすね。」
ずん
「うまいこと言うのだ!でも博士、なんで最初『トルコ風呂』って名前になったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは本来、オスマン帝国時代のハマム(公衆浴場)という健全な施設を指していたでやんす。ところが日本では、いつの間にか性的サービスを提供する店の代名詞になってしまったでやんす。まるで高級フレンチレストランの名前が、いつの間にかラーメン二郎の愛称になってしまったようなもんでやんすね。」
やきう
「それにしても、トルコ大使館通して厚生大臣に直訴とか、この留学生、行動力エグいな。普通の学生なら泣き寝入りやろ。」
ずん
「ボクだったら匿名でネットに書き込んで終わりなのだ。」
やきう
「それお前の悪い癖や。安全地帯から石投げるだけやん。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、厚生省の通知でやんす。『トルコ』だけでなく、『諸外国の国名、地名、人名』全般を使わないよう求めているでやんす。つまり『アメリカ風呂』も『パリ風呂』もダメということでやんすね。」
ずん
「じゃあ『大阪風呂』とか『渋谷風呂』もアウトなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは国内の地名でやんすから、微妙なラインでやんすね。ただ、『○○大使館』は明確にNGと書いてあるでやんす。まるで外交施設の名前を勝手に使って商売するなんて、国際問題待ったなしでやんすからね。」
やきう
「それで結局、『ソープランド』に改名したんやろ?なんでソープやねん。石鹸で体洗うからか?直球すぎひんか?」
ずん
「ソープって、要するに『泡』ってことなのだ?なんか、かえって露骨になった気がするのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。『トルコ風呂』という異国情緒あふれる名称から、『ソープランド』というあからさまな名称に変わったでやんす。これは言ってみれば、遠回しな表現から直接的な表現への移行でやんすね。」
やきう
「でもな、考えてみたらこの留学生、めちゃくちゃ勇気あるで。異国の地で、その国の文化に異議を唱えるとか、普通できへんやろ。」
ずん
「ボクなんて日本でも文句言えないのだ。コンビニで箸入れ忘れられても黙って帰るのだ。」
やきう
「お前、それ単に気が弱いだけやん。この留学生とは次元が違うわ。」
でぇじょうぶ博士
「この事件の本質は、『愛国心』と『行動力』の組み合わせでやんす。サンジャクリ氏は自国の名誉を守るために立ち上がったでやんす。一方、日本側も迅速に対応したでやんす。これは両国の成熟した関係性を示す好例でやんすね。」
ずん
「でも博士、もし日本人が外国で『日本風呂』が変な意味で使われてたら、ボクたちも怒るのだ?」
でぇじょうぶ博士
「当然でやんす!例えば、海外で『Tokyo Massage』が性的サービスの代名詞になっていたら、日本政府も抗議するでやんす。国家のブランドイメージは、まるで芸能人の評判のように、一度傷つくと修復が大変でやんすからね。」
やきう
「ほんまそれ。国の名前って、言ってみればその国の『顔』やからな。勝手に汚されたらたまらんわ。」
ずん
「じゃあ、もしボクの名前が変な意味で使われたら...『ずん』って言葉が『怠け者』の代名詞になったりしたら...」
でぇじょうぶ博士
「この事件から学ぶべきは、『文化的感受性』の重要性でやんす。グローバル化が進む現代、他国の文化や名称を安易に商業利用することは、思わぬ国際問題を引き起こす可能性があるでやんす。まるで地雷原を裸足で歩くようなもんでやんすね。」
ずん
「なるほど...でも、今の時代だったらもっと早くバレてたのだ。SNSで一瞬で拡散されるのだ。」
やきう
「せやな。1984年やからこそ、この留学生が声を上げるまで問題にならへんかったんやろな。今やったら、即座に『#トルコ風呂問題』とかトレンド入りして炎上や。」
でぇじょうぶ博士
「興味深い視点でやんす。インターネット以前の時代、こうした問題は個人の勇気ある行動によってしか表面化しなかったでやんす。サンジャクリ氏はある意味、SNS時代の『告発文化』の先駆者とも言えるでやんすね。」
やきう
「お前が告発できるもんなんてあるんか?せいぜい『会社の自販機のコーヒーがぬるい』くらいやろ。」
ずん
「それも重要な問題なのだ!ぬるいコーヒーは人権侵害なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、それはさておき、この改名劇は日本社会の柔軟性も示しているでやんす。政府が迅速に通知を出し、業界全体が名称変更に動いたでやんす。これは日本の『恥の文化』が良い方向に働いた例でやんすね。」
やきう
「でもな、改名したからって、やってることは変わってへんやろ?結局、名前だけの問題やったんちゃうか?」
ずん
「それな!中身が同じなら、名前変えても意味ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。名称というのは、その存在の認識を大きく左右するでやんす。『トルコ風呂』という名称には、異国情緒と誤った文化理解が混在していたでやんす。『ソープランド』に変更することで、少なくとも特定の国家を巻き込むことはなくなったでやんす。」
やきう
「なるほどな。つまり、『他国の名誉を傷つけない』という最低限のラインは守れたってことか。」
ずん
「でも『ソープランド』って名前、なんかダサくね?もっとカッコいい名前なかったのだ?」
やきう
「お前のセンスで言われてもな。どうせ『ずんずんハウス』とか提案するんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「実は『ソープランド』という名称は、業界団体が公募して決めたでやんす。『トルコ風呂』に代わる名称として、様々な案が出されたでやんすが、最終的に『清潔さ』を連想させる『ソープ』に落ち着いたでやんすね。」
やきう
「公募って、一般人も応募したんか?それ、絶対ネタ案とか大量に送られてきたやろ。」
ずん
「『スッキリパラダイス』とか『大人のテーマパーク』とかあったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「詳細は不明でやんすが、おそらく真面目な案からふざけた案まで、様々な提案があったと推測されるでやんす。最終的に選ばれた『ソープランド』は、直接的でありながら、特定の国や文化を連想させない中立的な名称でやんすね。」
やきう
「結局、この話の教訓って何やねん?『他国の名前を勝手に使うな』ってことか?」
ずん
「いや、『一人の声でも社会は変えられる』ってことなのだ!ボクも明日から頑張るのだ!」
ずん
「...まあ、自販機のコーヒーがぬるい問題から取り組むのだ。一歩ずつなのだ!」