ずん
「おこめ券配るとか、なんかもうこの国終わってるのだ...」
やきう
「ワイは最初っから終わっとると思っとったで。今さらやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...では、この高市政権の農政について解説するでやんす。まず、食料自給率100%という目標は、富士山をスプーンで削るくらい困難でやんすが、方向性としては悪くないでやんす。」
ずん
「でも植物工場で自給率上げるとか言ってるのだ。これって革命的なのだ?」
やきう
「革命的にアホやろ。初期投資クソ高いし、電気代バカ食いするんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。植物工場は言ってみれば、金のかかる温室育ちのお坊ちゃんでやんす。採算が取れてるのはベビーリーフくらいで、これで国民全員を養おうなんて、砂漠で魚を釣るような話でやんす。」
ずん
「じゃあ、積極財政って言ってるけど本気なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「城内実議員が入閣しているのは希望が持てるでやんす。ただし、過去何十年も農業予算は削られ続けてきたでやんすからね。まるで骨と皮だけになった犬に、今さら餌をやるようなもんでやんす。」
やきう
「しかもトランプにアメリカ産の米と牛肉出しとるやんけ。自国の食材使わんとか、属国以外の何物でもないわ。」
ずん
「それな!日本の和牛とか米、世界一なのになぁ...」
でぇじょうぶ博士
「これは外交的にも最悪の悪手でやんす。自国の誇る食材でおもてなしするのが、食の安全保障の観点からも当然でやんす。まるで自分の娘の結婚式で他人の娘を褒めるようなもんでやんすよ。」
やきう
「で、おこめ券とか配るんやろ?バラマキの典型やん。」
でぇじょうぶ博士
「おこめ券自体は悪くないでやんすが、問題は米が足りてないことでやんす。券を配っても米がなければ、砂漠で水券を配るようなもんでやんす。本質的には生産基盤の強化が先でやんすよ。」
ずん
「つまり、政策の順番が完全に逆ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。家が燃えてるのに、新しい家具のカタログを配ってるようなもんでやんすね。まずは消火、つまり農家への支援と生産基盤の立て直しが最優先でやんす。」
やきう
「結局、財務省の緊縮路線が全ての元凶やろ。農業予算削りまくって、今になって慌てとるだけや。」
ずん
「でも積極財政するって言ってるじゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「言うのは簡単でやんすよ。実際に財政の壁を超えられるかどうかは別問題でやんす。財務省という名のドラゴンを倒せるかどうか、それが鍵でやんすね。」
やきう
「無理やろなぁ。結局、米国からの圧力で防衛費増やして、そのしわ寄せがまた農業に来るんちゃうか。」
ずん
「じゃあボクたち、このまま飢え死にするのだ...?」
でぇじょうぶ博士
「大げさでやんすが、食料安全保障が崩壊すれば、その可能性もゼロではないでやんす。令和の米騒動は単なる序章に過ぎないかもしれないでやんすよ。」
やきう
「せや。ワイはもう米の代わりにプロテインバー食うことにしたわ。」
ずん
「それって人間やめてるのと一緒なのだ...ボクはやっぱりお米が食べたいのだ!だから今日から自給自足するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君、君んちベランダすらないでやんす。」
ずん
「じゃあ植物工場作ればいいのだ!電気代?知らんのだ!未来の自分が払うのだ!」