# 役所の花火写真問題
たった1人のクレームで撤去の是非を問う
**ずん
** ちょっと待って待って!たった1人のクレームで撤去とか、民主主義死んでるのだ!
**やきう
** ワイもそう思うわ。けどな、これ市川市の役人が保身に走っただけやろ。めんどくさいもんは全部片付けるのが公務員の仕事やからな。
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、確かにこれは興味深い事例でやんすね。市川市は昨年8月に「最も高い山型の仕掛け花火」でギネス世界記録を取ったでやんす。その写真を市役所に展示したら、市民1人から「写真家の宣伝になる」とクレームが来て即撤去。まるで蜘蛛の巣に触れた瞬間、全身が縮こまるダンゴムシみたいな対応でやんすね。
**やきう
** いや、それ例えとして微妙やろ。でもまあ、役所って本当にクレーム1件で動くんやな。他の市民の声はどうでもええんかいな。
**ずん
** でもさ、「写真家の宣伝になる」って理由、意味わかんないのだ。じゃあギネス認定証だって市の宣伝じゃないのだ?
**でぇじょうぶ博士
** 鋭い指摘でやんす、ずん君。ギネス認定というのは市のイベントの成果を示すものでやんす。それを記録した写真家の作品も、当然その一部でやんす。これを分離して考えるのは、まるで「カレーは好きだけどジャガイモは嫌い」と言って全部のジャガイモを取り除くようなもんでやんす。
**やきう
** それカレーちゃうやん、もはやスープやん。でも写真家が名前出してたんやったら、確かに宣伝っぽく見えるかもしれへんな。
**ずん
** でもでも、それって別によくない?みんな花火見て喜んでたんだし、写真家さんの功績を称えるのも当然なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす。おいらが調べたところ、この手のクレーム対応には「声の大きい少数派問題」という名前がついてるでやんす。つまり、1人の強烈なクレームが、999人の沈黙した支持者の声をかき消してしまう現象でやんすね。役所は「面倒を避ける」という生存本能が働くんでやんす。
**やきう
** でもな、博士。役所の立場で考えたら、クレーム対応って本当にめんどくさいんや。訴訟リスクとか、議会で追及されるリスクとか、考えることいっぱいあるんやで。
**ずん
** うーん、でもさ、じゃあこれから何でもかんでも1人がクレームつけたら撤去されちゃうってこと?それってヤバくない?
**でぇじょうぶ博士
** まさにそこが問題の核心でやんす。これは「声の大きさ vs 声の数」という民主主義の古典的ジレンマでやんすね。おいらの計算によると、この市川市の事例では、たった0.0002%の市民の意見が100%の決定権を持ったことになるでやんす。統計学的には、まるでコイン投げで国の運命を決めるようなもんでやんすよ。
**やきう
** いや、そこまで大げさに言わんでもええやろ。ただの写真の撤去やぞ。
**ずん
** でもこれ、前例になっちゃうのだ!次は図書館の本が撤去されたり、公園の遊具が撤去されたり...
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、さすがでやんす。実はこの「1人クレーム撤去」は既に日本各地で起きてるでやんす。図書館の本は言わずもがな、公共施設のポスターやイベントなど、枚挙にいとまがないでやんすね。特に最近は、SNSで拡散されることを恐れて、自治体が過剰に反応する傾向があるでやんす。まるで地雷原を歩くように、慎重すぎて何もできなくなってるでやんすよ。
**やきう
** でも博士、逆に考えたらどうや?1人の市民が声を上げやすくなったってことやろ?それって民主主義の進化ちゃうんか?
**ずん
** えっ、そういう見方もあるのだ?でもそれだと、声がデカイだけのクレーマーが得する社会になっちゃうのだ!
**でぇじょうぶ博士
** やきう君もずん君も一理あるでやんす。ただし、ここで重要なのは「クレームの質」と「対応のバランス」でやんすね。今回のケースでは、市が他の市民の意見を聞かずに一方的に撤去したのが問題でやんす。本来なら、パブリックコメントを募るとか、第三者委員会を設置するとか、民主的な手続きを踏むべきだったでやんすよ。
**やきう
** でもそんなことしてたら、時間もコストもかかるやろ。役所にそんな余裕あらへんで。
**ずん
** じゃあやっぱり、役所って保身のために市民を裏切ってるってことなのだ!
**でぇじょうぶ博士
** うーん、「裏切ってる」というのは言い過ぎでやんすが、確かに「リスク回避優先主義」に陥ってるのは事実でやんす。これはまるで、試合に負けるのが怖くて、一切攻めずに守り続けるサッカーチームみたいなもんでやんすね。結局、0-0のまま試合が終わって、観客はつまらないと感じるでやんす。
**やきう
** その例え、わかりにくいわ。でも言いたいことはわかるで。要は、役所が市民のために動いてへんってことやろ?
**ずん
** そうそう!市民のための役所なのに、市民を無視してるのだ!これって本末転倒なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす。そしてさらに興味深いのは、この撤去後に複数の市民から「なぜ撤去したのか」という問い合わせや抗議が寄せられてるでやんす。つまり、撤去したことで逆に炎上してるでやんすね。まるで火を消そうとしてガソリンをかけたようなもんでやんす。
**やきう
** それは役所の自業自得やな。でも写真家の人も「納得いかない」って言うとるし、これからどうなるんやろな。
**ずん
** 写真家さん、かわいそうなのだ。ギネス記録を撮影した功績があるのに、宣伝扱いされちゃって...
**でぇじょうぶ博士
** これは著作権の問題も絡んでくるでやんすね。写真家が撮影した作品を市が展示する場合、通常は写真家の許諾を得るでやんす。つまり、写真家と市は協力関係にあったはずでやんす。それを一方的に撤去するのは、まるで結婚式の直前に婚約破棄するようなもんでやんすよ。
**やきう
** それまた例えが極端やな。でも確かに、写真家からしたらショックやろな。自分の作品が公共の場に展示されるのは名誉なことやのに。
**ずん
** じゃあ、この問題ってどうしたら解決できるのだ?写真家さんの名誉も回復してあげたいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 解決策はいくつかあるでやんす。まず、市が撤去理由を明確に説明し、今後の対応方針を示すこと。次に、写真展示に関するガイドラインを策定し、クレームがあった場合の対応手順を明文化すること。そして最も重要なのは、市民との対話の場を設けることでやんす。
**やきう
** でもな、役所ってそういうの苦手やねん。対話とか説明とか、めんどくさいことは全部避けたがるんや。
**ずん
** じゃあもう、役所に期待しない方がいいのだ?それって悲しすぎるのだ...
**でぇじょうぶ博士
** いやいや、諦めるのは早いでやんす。実は、この手の問題は市民の声が大きくなればなるほど、役所も無視できなくなるでやんす。今回も、撤去後に複数の抗議が寄せられたことで、市は対応を見直す可能性があるでやんすよ。
**やきう
** つまり、クレーム1件で撤去したんやったら、抗議100件で復活させればええってことか?数の論理やな。
**ずん
** おお、それいいのだ!じゃあボクも抗議の声を上げるのだ!「写真を戻せー!」って!
**でぇじょうぶ博士
** その意気でやんす、ずん君。ただし、感情的な抗議だけではなく、論理的な根拠を示すことが重要でやんすよ。例えば、「この写真はギネス記録の一部であり、市の功績を示す重要な資料である」とか、「1人のクレームで撤去するのは民主的手続きに反する」とか、そういう具体的な理由を挙げるといいでやんす。
**やきう
** でも博士、そんなん普通の市民にできるか?みんな忙しいんやで。
**ずん
** そうなのだ!ボクだって毎日忙しいのだ!仕事して、ゲームして、寝て...あれ、意外と時間あるのだ?
**やきう
** お前の生活、全然忙しくないやんけ。ゲームする時間あるなら抗議文書けや。
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の生活習慣はさておき、確かに市民一人一人が声を上げるのは大変でやんす。だからこそ、SNSやオンライン署名などのツールを活用するといいでやんすね。最近では、Change.orgなどの署名サイトで簡単に署名活動ができるでやんす。
**ずん
** おお、それならボクにもできそうなのだ!スマホでポチポチするだけなのだ!
**やきう
** でもな、署名集めたところで、役所が動くとは限らんで。結局、役所は自分らの都合で動くんや。
**でぇじょうぶ博士
** それは半分正解で半分間違いでやんす。確かに役所は自己保身を優先しがちでやんすが、世論の圧力には弱いでやんすよ。特に選挙が近い時期だと、政治家も世論を無視できなくなるでやんす。まるで、嫁の機嫌を損ねたくない夫が、急に優しくなるようなもんでやんすね。
**やきう
** その例え、リアルすぎて笑えんわ。でも確かに、選挙前は役所も市民の声に敏感になるな。
**ずん
** じゃあ、今がチャンスってことなのだ?みんなで声を上げれば、写真が戻ってくるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** まあ、そう簡単にはいかないでやんすけどね。役所には役所のメンツがあるでやんすから、簡単に撤回できないでやんす。ただし、今回のケースでは、撤去理由が弱すぎるでやんすから、市民の声が大きくなれば、何らかの対応をせざるを得なくなるでやんすよ。
**やきう
** メンツか...日本の組織ってそういうとこあるよな。間違いを認められへんねん。
**ずん
** じゃあ、役所のメンツを保ちながら写真を戻す方法ってあるのだ?
**でぇじょうぶ博士
** いい質問でやんす、ずん君。例えば、「市民の声を聞いて再検討した結果、展示を再開することにしました」という形で発表すれば、役所も面目を保てるでやんす。つまり、「市民の声に耳を傾ける柔軟な役所」というイメージを作れるでやんすね。
**やきう
** なるほど、それやったら役所も悪者にならんで済むな。でも、それって結局、最初のクレーム入れた人を無視することにならんか?
**ずん
** あ、そうなのだ!その人も市民なのだから、その人の声も大事なのだ!どうすればいいのだ?
**でぇじょうぶ博士
** これは難しい問題でやんすね。民主主義においては、少数派の意見も尊重されるべきでやんすが、同時に多数派の意見も無視できないでやんす。理想的には、両者の意見を聞いた上で、第三者が公平に判断するべきでやんすね。
**やきう
** でもそんな第三者、どこにおるんや?役所の人間は役所の味方やし、市民は市民の味方やろ。
**ずん
** じゃあ、AIに判断してもらえばいいのだ!AIなら公平に判断できるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、それは面白い提案でやんすが、AIにも限界があるでやんすよ。AIは過去のデータに基づいて判断するでやんすから、前例のない問題には対応できないでやんす。それに、AIには「人間の感情」を理解する能力が欠けてるでやんすからね。
**やきう
** つまり、AIも役に立たんってことか。じゃあ結局、人間が話し合って決めるしかないんやな。
**ずん
** でも人間って、感情的になっちゃうのだ。冷静に話し合えるのだ?
**でぇじょうぶ博士
** それが難しいところでやんすね。人間は感情の生き物でやんすから、完全に客観的な判断をするのは不可能でやんす。だからこそ、民主主義では「手続き」が重要になるでやんすよ。つまり、感情に左右されない公平なルールに従って判断するってことでやんす。
**やきう
** でも今回は、そのルールすら無視されたってことやろ?1人のクレームで即撤去とか、どう考えてもおかしいわ。
**ずん
** そうなのだ!ルールを守らない役所なんて、信用できないのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 確かに、今回の市川市の対応は、民主的手続きを軽視したと言わざるを得ないでやんすね。ただし、役所を一方的に責めるのも公平ではないでやんす。役所の人間も、日々様々なクレームに対応していて、疲弊してるでやんすからね。
**やきう
** でも疲弊してるからって、市民を無視していいわけちゃうやろ。それは仕事の放棄や。
**ずん
** じゃあ、役所の人たちも被害者ってこと?誰が悪いのだ?
**でぇじょうぶ博士
** これは「誰が悪い」という単純な話ではないでやんす。むしろ、システム全体に問題があるでやんすね。役所には明確なクレーム対応ガイドラインがなく、職員は場当たり的に対応してるでやんす。それに、市民側も、クレームを入れる際のルールやマナーが確立されてないでやんす。
**やきう
** つまり、みんなが適当にやっとるから、こういう問題が起きるってことか。
**ずん
** じゃあ、ちゃんとしたルールを作ればいいのだ!「クレームは最低3人以上から」とか!
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、それは面白いアイデアでやんすが、少し乱暴でやんすね。民主主義では、1人の声も尊重されるべきでやんすから、単純に人数で制限するのは問題があるでやんす。むしろ、クレームの内容を精査し、合理性があるかどうかを判断する仕組みが必要でやんすね。
**やきう
** でもそれ、誰が判断するんや?結局、判断する人の主観が入るやろ。
**ずん
** うーん、難しいのだ...じゃあもう、多数決で決めちゃえばいいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 多数決も一つの方法でやんすが、それだと少数派の意見が常に無視されることになるでやんす。民主主義の本質は、多数派の意見を尊重しつつ、少数派の権利も守ることでやんすからね。
**やきう
** じゃあどうすればええねん。結局、答えなんて無いんちゃうか。
**ずん
** えー、それじゃ困るのだ!ボク、答えが欲しいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 残念ながら、この手の問題に「正解」はないでやんす。ただし、「より良い解決策」を模索することはできるでやんす。今回のケースで言えば、市が撤去する前に、他の市民の意見を聞く機会を設けるべきだったでやんすね。
**やきう
** でも、それやってたら時間かかるやろ。その間もクレーム入れた人は怒り続けるわけやし。
**ずん
** じゃあ、速さと公平さのどっちが大事なのだ?
**でぇじょうぶ博士
** それはケースバイケースでやんすね。緊急性が高い場合は速さが優先されるでやんすが、今回のような展示物の撤去は、別に緊急性はないでやんすから、時間をかけて慎重に判断すべきだったでやんすよ。
**やきう
** なるほどな。要は、役所が焦りすぎたってことか。
**ずん
** でも役所の人だって、クレーム対応で焦るのだ!ボクだって、上司に怒られたら焦るのだ!
**でぇじょうぶ博士
** ずん君は普段から怒られてそうでやんすね...それはさておき、確かに役所の職員も人間でやんすから、焦ることはあるでやんす。だからこそ、組織としてのガイドラインが重要になるでやんすよ。個人の判断に任せず、組織として統一された対応をすべきでやんす。
**やきう
** でも日本の役所って、そういうガイドライン作るの苦手やろ。責任の所在が曖昧になるから、誰も決めたがらんねん。
**ずん
** じゃあもう、この問題は解決しないのだ?永遠にこのまま?
**でぇじょうぶ博士
** いや、解決の兆しはあるでやんす。今回の件がニュースになったことで、全国の自治体が同じような問題を抱えていることが明らかになったでやんすからね。これをきっかけに、クレーム対応のガイドラインを整備する自治体が増える可能性があるでやんす。
**やきう
** まあ、それやったら今回の騒動も無駄やなかったってことか。でも、写真家の人はやっぱり納得いかんやろな。
**ずん
** 写真家さん、かわいそうなのだ...ボク、なんか応援できることないのだ?
**でぇじょうぶ博士
** 応援するなら、まずは市川市に意見を送ることでやんすね。「写真を再展示してほしい」という声を届けるだけでも、意味があるでやんすよ。それに、写真家のSNSをフォローしたり、作品を購入したりするのも立派な応援でやんす。
**やきう
** でも、作品買うのは金かかるやん。ずんみたいな貧乏人には無理やろ。
**ずん
** ぐぬぬ...じゃあSNSでいいねするのだ!それなら無料なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それも立派な応援でやんすよ、ずん君。SNSでの拡散は、現代において非常に強力な武器でやんすからね。ただし、誹謗中傷にならないよう、冷静な意見を発信することが大事でやんすよ。
**やきう
** でもSNSって、すぐに炎上するやん。冷静な意見より、過激な意見の方が拡散されるんや。
**でぇじょうぶ博士
** ダメでやんす!過激な意見は問題を悪化させるだけでやんす。冷静に、論理的に、そして建設的な意見を発信することが、長期的には最も効果的でやんすよ。
**やきう
** でも博士、それって理想論やろ。現実は、声の大きい奴が勝つんや。
**ずん
** じゃあボク、声を大きくするのだ!「写真を戻せー!!!」
**でぇじょうぶ博士
** ずん君、落ち着くでやんす。確かに、声の大きさも重要でやんすが、それ以上に「声の質」が大事でやんすよ。ただ叫ぶだけでは、周囲から「うるさい奴」と思われるだけでやんす。論理的で説得力のある意見を、適切なトーンで発信することが重要でやんすね。
**やきう
** なんや、結局まじめに考えなあかんってことか。めんどくさいな。
**ずん
** でもボク、まじめに考えるの苦手なのだ...どうしよう...
**でぇじょうぶ博士
** 大丈夫でやんす、ずん君。まじめに考えるのが苦手なら、まずは「自分がどう感じたか」を素直に表現すればいいでやんす。「この写真を見て感動した」とか、「撤去されて残念だ」とか、そういうシンプルな感想でも十分価値があるでやんすよ。
**やきう
** でもそれって、ただの感想やん。役所が動くとは思えへんわ。
**ずん
** じゃあやっぱり、ボクの意見なんて意味ないのだ...
**でぇじょうぶ博士
** そんなことはないでやんす、ずん君。一人一人の声は小さくても、それが集まれば大きな力になるでやんす。今回の件でも、複数の市民が抗議の声を上げたことで、市は無視できなくなったでやんすからね。
**やきう
** つまり、数の力ってことやな。でも、その数を集めるのが大変なんや。
**ずん
** じゃあボク、友達に声かけるのだ!みんなで抗議すればいいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** その意気でやんす、ずん君。ただし、友達に声をかける際は、無理強いしないように気をつけるでやんすよ。自発的な賛同を得ることが大事でやんすからね。
**やきう
** でもずんに友達なんておるんか?ワイの知る限り、引きこもりやろ。
**ずん
** いるのだ!...たぶん...きっと...
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の交友関係はさておき、この問題の本質は「民主主義における意思決定プロセス」でやんす。1人のクレームで即座に撤去するのではなく、複数の意見を聞いた上で、透明性のある手続きを経て判断すべきだったでやんすね。
**やきう
** でも、そんな理想的な役所なんて、日本には存在せんやろ。みんな保身に走っとるんや。
**ずん
** じゃあもう、役所に期待するのやめるのだ。ボクたち市民が直接動くのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それも一つの方法でやんすね。市民が主体的に動くことで、役所も変わらざるを得なくなるでやんす。ただし、役所と対立するのではなく、協力関係を築くことが理想的でやんすよ。
**やきう
** 協力関係か...でも役所って、市民を敵視しとるやろ。クレーマー扱いされるだけや。
**ずん
** じゃあどうすればいいのだ?もうわけわかんないのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 確かに複雑な問題でやんすが、基本は「対話」でやんす。市民と役所が互いに理解し合い、歩み寄ることが大切でやんすね。今回のケースでも、最初のクレームが来た時点で、市が公開討論会を開くなどして、広く意見を募集していれば、こんな騒動にはならなかったでやんすよ。
**やきう
** でも公開討論会なんて、時間も金もかかるやん。役所にそんな余裕あるわけないやろ。
**ずん
** じゃあオンラインでやればいいのだ!ZOOMとか使えば無料なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** いい提案でやんす、ずん君。確かに、オンラインを活用すれば、コストを抑えながら多くの市民の意見を聞くことができるでやんすね。これは今後の自治体運営において、重要なポイントになるでやんすよ。
**やきう
** でも、オンラインやと高齢者とか参加できへんやん。デジタルデバイドの問題もあるで。
**ずん
** じゃあ、オンラインとオフラインの両方でやればいいのだ!ハイブリッドなのだ!
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす、ずん君。ハイブリッド方式なら、幅広い世代の市民が参加できるでやんすね。ただし、運営の手間は増えるでやんすが、それだけの価値はあるでやんすよ。
**やきう
** でも結局、役所がやる気ないと意味ないやん。どうやったら役所にやる気出させられるんや。
**ずん
** 選挙で落とせばいいのだ!やる気ない政治家は落選させるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それも一つの方法でやんすが、選挙は数年に一度しかないでやんすからね。それまでの間に、継続的に声を上げ続けることが重要でやんすよ。市民が関心を持ち続けることで、役所も無視できなくなるでやんす。
**やきう
** でも、継続的に声を上げるって、めっちゃ大変やろ。みんな忙しいんや。
**ずん
** じゃあボクが代表で声を上げ続けるのだ!みんなの代わりに!
**でぇじょうぶ博士
** その意気込みは素晴らしいでやんすが、ずん君一人では限界があるでやんすね。むしろ、市民団体を作るとか、SNSでコミュニティを立ち上げるとか、組織的な活動をする方が効果的でやんすよ。
**やきう
** 市民団体か...でも、そういうのって左翼活動家の集まりみたいなイメージあるやん。
**ずん
** 左翼?右翼?ボク、どっちもよくわかんないのだ...
**でぇじょうぶ博士
** 政治的なレッテル貼りは避けるべきでやんすね。市民活動は、右も左も関係なく、地域をより良くするための活動でやんす。イデオロギーに囚われず、具体的な問題解決に焦点を当てるべきでやんすよ。
**やきう
** でも実際、市民団体って政治色強いとこ多いやん。純粋な市民活動なんてあるんか。
**ずん
** じゃあボクが作るのだ!政治色ゼロの市民団体を!
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、それは理想的でやんすが、実際には難しいでやんすね。どんな活動でも、多かれ少なかれ政治と関わってくるでやんすから。ただし、特定の政党を支持しない「無党派」の市民団体なら、実現可能でやんすよ。
**やきう
** でも、無党派って言うても、結局は左寄りか右寄りかに分かれるやろ。完全に中立なんて無理や。
**ずん
** じゃあもう、政治の話はやめるのだ!頭が痛くなってきたのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 確かに、政治の話は複雑でやんすね。でも、今回の花火写真撤去問題は、政治というより「行政の透明性」の問題でやんす。市民が行政の意思決定プロセスに参加できる仕組みを作ることが、最も重要でやんすよ。
**やきう
** 透明性か...でも、役所って基本的に不透明やろ。情報公開請求しても、黒塗りだらけやし。
**でぇじょうぶ博士
** いや、ずん君。黒塗りというのは、情報の一部を隠すことでやんす。個人情報保護などの理由で、公開できない部分を黒く塗りつぶすでやんすね。ただし、過剰に黒塗りされることも多く、これが「情報隠し」と批判されることもあるでやんすよ。
**やきう
** そういうことや。役所は都合の悪いことは全部隠すんや。だから透明性なんて期待できへん。
**ずん
** じゃあもう、役所の中に潜入して、直接情報を盗み出すのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それは犯罪でやんす、ずん君。絶対にやめるでやんすよ。合法的な方法で情報を得るべきでやんす。
**やきう
** でも合法的な方法やと、ほとんど情報出てけえへんやん。どうすればええねん。
**ずん
** じゃあ、役所の人と友達になって、こっそり教えてもらうのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それはグレーゾーンでやんすね。公務員には守秘義務があるでやんすから、安易に情報を漏らすと懲戒処分を受ける可能性があるでやんす。ただし、公益通報制度を使えば、違法行為や不正を内部告発することは可能でやんすよ。
**やきう
** でも内部告発って、めっちゃリスク高いやろ。クビになるかもしれへんし。
**ずん
** じゃあやっぱり、ボクたち一般市民には何もできないのだ...
**でぇじょうぶ博士
** そんなことはないでやんす、ずん君。一般市民にも、様々な権利があるでやんす。例えば、住民監査請求や住民訴訟などの制度を使えば、行政の違法行為を是正させることができるでやんすよ。
**やきう
「でもそれ、めっちゃハードル高いやん。弁護士雇わなあかんし、時間も金もかかるで。
**ずん
** じゃあやっぱり、お金ない人は泣き寝入りするしかないのだ...
**でぇじょうぶ博士
** いや、最近では無料の法律相談や、弁護士費用を支援する制度もあるでやんす。また、SNSで問題を拡散することで、社会的な圧力をかけることもできるでやんすよ。
**やきう
** SNSか...でも炎上したら、逆に自分が叩かれるリスクもあるやん。
**ずん
** じゃあボク、匿名で拡散するのだ!バレないようにするのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 匿名での情報発信も一つの方法でやんすが、匿名だと信頼性が低くなるでやんすね。実名で、責任を持って発信する方が、説得力があるでやんすよ。
**やきう
** でも実名やと、ネットで特定されて嫌がらせされるやん。リスクとリターンのバランス考えなあかんで。
**ずん
** うーん、難しいのだ...じゃあボク、どうすればいいのだ?
**でぇじょうぶ博士
** まずは、できる範囲で行動することが大切でやんす。SNSでシェアするだけでも、意味があるでやんすよ。それに、市川市に意見を送るのも、立派な市民活動でやんす。完璧を求めず、小さな一歩から始めればいいでやんすね。
**やきう
** でも、小さな一歩で本当に変わるんか?結局、何も変わらんのちゃうか。
**ずん
** そうなのだ!ボクの一歩なんて、小さすぎて意味ないのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それは違うでやんす、ずん君。歴史を見れば、大きな変化は小さな一歩の積み重ねから生まれてるでやんす。今回の件も、一人一人が声を上げることで、最終的には大きな動きになる可能性があるでやんすよ。
**やきう
** でも、それって何年かかるんや。その間に写真家の人は諦めてまうんちゃうか。
**ずん
** じゃあもっと早く解決する方法はないのだ?
**でぇじょうぶ博士
** 早く解決したいなら、メディアを巻き込むのが効果的でやんすね。今回も、読売新聞がこの問題を報じたことで、全国的に注目されるようになったでやんす。メディアの力は侮れないでやんすよ。
**やきう
** でも、メディアって偏向報道するやん。事実を捻じ曲げて報道することもあるで。
**ずん
** じゃあメディアも信用できないのだ?もう誰を信じればいいのだ?
**でぇじょうぶ博士
** メディアも完璧ではないでやんすが、複数の情報源を比較することで、真実に近づけるでやんす。一つの報道を鵜呑みにせず、批判的に情報を吟味することが大切でやんすね。
**やきう
** でも、そんなん普通の人には無理やろ。みんな忙しいんや。ニュース見るだけで精一杯や。
**ずん
** そうなのだ!ボクだってニュース見るの面倒なのだ!YouTubeの方が楽しいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の怠惰さはさておき、確かに情報を精査するのは大変でやんすね。だからこそ、信頼できる情報源を見つけることが重要でやんすよ。ファクトチェック機関や、中立的なメディアを活用するといいでやんす。
**やきう
** でも、中立的なメディアなんて存在するんか?どこも何かしらのバイアスかかっとるやろ。
**ずん
** じゃあもう、ボクが直接市役所に行って確かめるのだ!自分の目で見るのが一番なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それは素晴らしい行動力でやんす、ずん君。実際に現場に行って、自分の目で確かめることは、何よりも確実でやんすね。ただし、市役所の職員に迷惑をかけないよう、礼儀正しく対応するでやんすよ。
**やきう
** でも、ずんみたいなコミュ障が市役所行っても、何も聞き出せへんやろ。むしろ不審者扱いされるで。
**ずん
** ぐぬぬ...じゃあやきうも一緒に来るのだ!
**やきう
** は?なんでワイが...めんどくさいわ。
**ずん
** だってボク一人じゃ怖いのだ!一緒に来て欲しいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 二人で行くのはいいアイデアでやんすね。複数人で行動することで、互いに補完し合えるでやんすから。やきう君の社会経験と、ずん君の行動力を組み合わせれば、有意義な調査ができるでやんすよ。
**やきう
** いや、ワイも引きこもりやから社会経験なんてあらへんねんけど...
**ずん
** えっ、じゃあやきうもボクと同じなのだ?仲間なのだ!
**やきう
** 一緒にすんなや。ワイはお前と違って、ちゃんと働いとった時期もあるんや。
**ずん
** 過去形なのだ...ということは今は無職なのだ?
**やきう
** うるさいわ。ワイは今、次のステップに向けて準備期間や。
**でぇじょうぶ博士
** まあまあ、二人とも落ち着くでやんす。今は花火写真の問題に集中するでやんす。個人の職業事情は関係ないでやんすからね。
**やきう
** せやな。で、結局この問題どうなるんや。写真は戻ってくるんか。
**ずん
** 戻ってきて欲しいのだ!せっかくギネス記録なのに、もったいないのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 今後の展開でやんすが、市民の声が大きくなれば、市も何らかの対応をせざるを得なくなるでやんす。ただし、すぐに写真を戻すのは、最初のクレームを入れた人への配慮もあって難しいでやんすね。
**やきう
** じゃあ、折衷案として、期間限定で展示するとか?
**ずん
** おお、それいいのだ!みんなが納得できる解決策なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それも一つの方法でやんすね。あるいは、市のホームページで写真を公開するとか、デジタル展示に切り替えるとか、様々な選択肢があるでやんす。大事なのは、市民との対話を通じて、納得できる解決策を見つけることでやんすね。
**やきう
** でも役所がそこまでやるかな。めんどくさがって、このまま放置するんちゃうか。
**ずん
** じゃあボクたちが市役所に圧力をかけるのだ!デモとか起こすのだ!
**でぇじょうぶ博士
** デモも一つの手段でやんすが、いきなり過激な行動に出るのは得策ではないでやんす。まずは、穏やかに対話を試みて、それでもダメなら徐々に声を大きくしていくべきでやんすね。
**やきう
** 段階的にエスカレートさせるってことか。まあ、それが賢いやり方やな。
**ずん
** でもボク、待つのが苦手なのだ。すぐに結果が欲しいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の性格はよく分かるでやんすが、社会運動というのは時間がかかるものでやんす。忍耐力を持って、継続的に取り組むことが成功の鍵でやんすよ。
**やきう
** でも、継続するのってマジで大変やで。最初は盛り上がっても、すぐに飽きて消えていくのが普通や。
**ずん
** じゃあボクも飽きちゃうのだ?やっぱりボクには無理なのだ...
**でぇじょうぶ博士
** 飽きないためには、仲間を作ることが大事でやんす。一人で戦うと孤独で挫折しやすいでやんすが、仲間がいれば互いに励まし合えるでやんすからね。
**やきう
** でも、ずんに仲間なんかおるんか。ワイの知る限り、友達ゼロやろ。
**ずん
** いるのだ!...たぶん...(目を逸らす)
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の交友関係はともかく、SNSを使えばオンライン上で仲間を見つけることができるでやんす。同じ問題意識を持つ人たちと繋がれば、活動も続けやすくなるでやんすよ。
**やきう
** SNSか...でも、SNSって変な奴多いやん。まともな議論できへんで。
**ずん
** じゃあボクがまとめるのだ!ボクがリーダーになって、みんなを引っ張るのだ!
**やきう
** お前がリーダーとか、絶対失敗するわ。
**ずん
** なんでなのだ!ボクだってやればできるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の潜在能力は未知数でやんすが、リーダーシップには経験が必要でやんす。まずは、既存の市民団体に参加して、経験を積むのがいいでやんすね。
**やきう
** せやな。いきなりリーダーとか無理や。まずは下っ端から始めるべきや。
**ずん
** 下っ端...ボクはエリートなのに...でもまあ、仕方ないのだ。下っ端から始めるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** その謙虚な姿勢は素晴らしいでやんす、ずん君。実際、現場で汗を流すことで、問題の本質が見えてくるでやんすからね。
**やきう
** でも、市民団体の活動って、めっちゃ地味やで。ビラ配りとか、署名集めとか、華やかさ全然ないで。
**ずん
** えー、地味なの嫌なのだ。もっと派手なことしたいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 派手な活動も悪くないでやんすが、地道な活動こそが社会を変える原動力でやんすよ。一歩一歩、着実に進むことが大事でやんすね。
**やきう
** まあ、博士の言う通りやな。結局、地道にやるしかないんや。
**ずん
** わかったのだ...じゃあボク、明日から地道に頑張るのだ!
**やきう
** 明日からとか言うてる時点で、絶対やらんやろ。今すぐやれや。
**ずん
** えー、でも今日は疲れたのだ...明日にするのだ...
**でぇじょうぶ博士
** ずん君の怠惰さは筋金入りでやんすね...まあ、無理せず、自分のペースで続けることが大切でやんす。完璧を求めすぎると、かえって続かなくなるでやんすからね。
**やきう
** でも、ゆるゆるやってたら、いつまで経っても結果出えへんで。ある程度の厳しさも必要や。
**ずん
** じゃあ、やきうがボクを厳しく指導してくれるのだ!鬼コーチになって欲しいのだ!
**やきう
** は?なんでワイがそんなめんどくさいことせなあかんねん。勝手にやれや。
**ずん
** えー、冷たいのだ...じゃあはかせが指導してくれるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** おいらは研究で忙しいでやんすからね...でも、時々アドバイスするくらいならできるでやんす。
**ずん
** やったのだ!じゃあこれから、はかせに定期的に相談するのだ!
**でぇじょうぶ博士
** むむむ、なんだか面倒なことになってきたでやんすね...まあ、ずん君が本気で取り組むなら、協力しないでもないでやんすよ。
**やきう
** 本気で取り組むわけないやろ。どうせ三日坊主や。
**ずん
** 三日坊主じゃないのだ!ボクは四日坊主なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** まあまあ、ずん君の継続力はともかく、この問題について議論できたのは有意義だったでやんすね。花火写真の撤去問題は、民主主義における意思決定のあり方を考える良いきっかけになったでやんす。
**やきう
** せやな。1人のクレームで即撤去とか、やっぱりおかしいわ。もっと慎重に判断すべきやった。
**ずん
** そうなのだ!ボクたち市民の声をもっと聞いて欲しいのだ!
**でぇじょうぶ博士
** その通りでやんす。今回の件をきっかけに、全国の自治体がクレーム対応のガイドラインを見直すことを期待するでやんすね。
**やきう
** まあ、期待するだけやとダメやけどな。ちゃんと行動せなあかん。
**ずん
** じゃあボクも行動するのだ!明日から...いや、来週から...いや...
**ずん
** やるのだ!ちゃんとやるのだ!...たぶん...きっと...もしかしたら...うん、まあ気が向いたらやるのだ!