ずん
「おいおい、スラダン踏切のナンバープレート停止とか、鎌倉市やりすぎなのだ!聖地巡礼を潰す気なのだ?」
やきう
「ワイもそう思ったわ。でも住民が自宅の敷地に無断侵入されとるんやで?お前の家の庭でインスタ撮影されても文句言わんのか?」
ずん
「それは...嫌なのだ。でも、観光客が来るってことは経済効果もあるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす、ずん君。経済効果なんてのは、地元に金を落とす仕組みがあって初めて成立するでやんす。踏切でタダで写真撮って帰るだけじゃ、むしろ住民のストレスという負債だけが積み上がるでやんす。」
やきう
「せやな。しかもナンバープレート停止したところで、観光客は減らんやろ。むしろ『もう手に入らへん!』って今月中に殺到するんちゃうか?」
ずん
「あっ...それ完全に逆効果なのだ。鎌倉市、詰んでるじゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。これは典型的な『対症療法の罠』でやんすね。根本的な解決策は、観光客の動線管理と地元経済への還元システムの構築でやんす。例えば、入場料を取って整備された撮影スポットを作るとか、でやんす。」
やきう
「でも博士、それやったら『聖地の雰囲気が壊れる』とか文句言うオタクが湧くで。ワイは知っとる。オタクってのは金払わんくせに文句だけは一人前やからな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ確かに、聖地ビジネスというのは諸刃の剣でやんすからね。成功例としては、埼玉県の『らき☆すた』で町おこしした鷲宮神社があるでやんす。地元商店街が一体となって受け入れ態勢を整えたから上手くいったでやんす。」
やきう
「つまり鎌倉市は準備不足で後手に回っとるってことやな。ナンバープレート作る前に、住民説明会でも開いとけば良かったんちゃうか。」
ずん
「でもさ、そもそもスラムダンクって30年前の作品なのだ。なんで今更こんなに盛り上がってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは2022年に『THE FIRST SLAM DUNK』という映画が公開されて大ヒットしたからでやんす。しかもSNSの発達で、中国や東南アジアからの観光客が爆増したでやんす。まるでパンドラの箱を開けたようなもんでやんすね。」
やきう
「中国人観光客か...。そういえばこのニュースの下に『電車内で財布盗んだ中国人逮捕』ってあるやんけ。短期滞在で16回来日って、もはやプロの窃盗団やろ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、観光客のマナー問題は世界共通でやんすけどね。ただ、日本人も海外で散々迷惑かけてきた歴史があるでやんすから、お互い様でやんす。」
やきう
「博士、それ言うたら元も子もないやろ。ワイらは今、鎌倉の話しとんねん。」
ずん
「じゃあ結局、鎌倉市はどうすれば良かったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「シンプルでやんす。『観光税』を導入して、その収益で住民への補償と環境整備をすれば良かったでやんす。京都市も導入してるでやんすし、前例はあるでやんす。」
やきう
「でも観光税って不評やで。『なんで観光に来て金取られなアカンねん』って文句言われるやろ。」
ずん
「あー、でもディズニーランドとかUSJは入場料取ってもみんな行くのだ。結局は『価値があるかどうか』なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!つまり、踏切一本で観光地を名乗るには、インフラが貧弱すぎたということでやんす。」
やきう
「なるほどな。ナンバープレート停止は、『もうウチでは対応できまへん』っていう鎌倉市の白旗ってことか。」
ずん
「うわー、なんか悲しい話なのだ...。でも待って、ボクいいこと思いついたのだ!」
ずん
「踏切の代わりに、市役所の前にバスケットゴール置けばいいのだ!そうすれば観光客はそっちに行くのだ!」
やきう
「お前、それ単に問題を移動させただけやんけ...。」
でぇじょうぶ博士
「というか、スラムダンクの聖地は『踏切』じゃなくて『バスケの試合』でやんす。そもそもずん君は作品を理解してないでやんす。」
やきう
「これは恥ずかしいわ。エアプ丸出しやんけ。」
ずん
「う、うるさいのだ!じゃあボクが新しい聖地になればいいのだ!『ずん踏切』を作って、みんなボクの写真を撮りに来ればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そもそもずんは踏切じゃなくて『踏まれる側』でやんす。」
ずん
「ひどいのだ!でも確かに、ボクが踏切になったら24時間営業で写真撮り放題なのだ!鎌倉市、これ採用してほしいのだ!」