ずん
「最近のゲーム、なんか15分で終わるやつばっかりなのだ。昔はもっと長く遊べたのだ!」
やきう
「アホか。お前が歳とって集中力なくなっただけやろ。ワイは今でも100時間余裕や。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、ずんの指摘は的を射てるでやんす。最近のSteamでは『セッション充実性』という概念が重要になってきてるでやんす。」
かっぱ
「セッション充実性?なんやそれ、ラーメン二郎の全マシみたいなもんか?」
でぇじょうぶ博士
「近いでやんすね。短時間で満腹感を得られる、つまり15分プレイしただけで『おいら、今日もゲームした!』って充実感を得られるゲームが爆売れしてるでやんす。」
ずん
「でもそれって、結局パチンコと同じなのだ?短時間で脳汁ドバドバ系なのだ?」
やきう
「せやな。『Balatro』とか『Ball X Pit』とか、要はギャンブル脳を刺激しとるんや。ワイみたいな高IQには物足りんけどな。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、君のSteamライブラリ、ローグライトだらけだったでやんすよね?」
かっぱ
「でもまぁ、確かに『Keeper』みたいなストーリー重視のゲームは埋もれとるなぁ。Double Fine製やのに同接191人て。」
ずん
「191人って、ボクの会社の社員食堂より少ないのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。ストーリー主導型のゲームは、最後まで遊ばないと人に勧められないでやんすからね。『このゲーム最高!』って布教するまでに40時間かかるんでやんす。」
やきう
「つまり、拡散力が致命的に低いってことやな。SNS時代には向いてへん。」
かっぱ
「でもGame Passやと話が変わるんやろ?『Keeper』のプレイヤー数が『Ball X Pit』の75%まで迫っとるって。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす!サブスクでは『1時間あたり何円』って計算しなくていいでやんすからね。じっくり物語を味わう余裕が生まれるでやんす。」
ずん
「つまり貧乏人はセカセカゲームして、金持ちはゆったりストーリーを楽しむってことなのだ?」
やきう
「お前、それ言うたらアカンやつや...でも事実やな。」
かっぱ
「Steam民は『元を取らな!』って必死で、Game Pass民は『せっかく入ってるし』って余裕あるんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。Steamは『投資対効果』を常に意識させられる市場でやんすからね。」
ずん
「じゃあボクみたいに積みゲー500本持ってる人間はどうすればいいのだ...?」
かっぱ
「しかし、15分で完結するゲームばっかりになったら、ゲーム業界も末期やな。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、むしろプレイヤーのライフスタイルに合わせて進化してるとも言えるでやんす。現代人は忙しいでやんすからね。」
やきう
「忙しいって言いながら、YouTube Shortsは3時間見とるくせにな。」
ずん
「ぐっ...それは言わないで欲しいのだ...」
かっぱ
「結局、ゲーム開発者はどっちを作ればええんや?セッション充実性か、ストーリーか。」
でぇじょうぶ博士
「両方でやんす!...と言いたいところでやんすが、正直Steamで売りたいなら前者でやんすね。後者はGame Pass向きでやんす。」
やきう
「つまりプラットフォーム戦略が全てってことか。賢いやつはそこ見抜いとるわな。」
ずん
「難しすぎるのだ...ボクはもう『Ball X Pit』だけやって生きていくのだ!」
かっぱ
「お前、さっき『15分ゲームはクソ』って言うてたやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まぁずん君らしいでやんすね。一貫性のなさだけは一貫してるでやんす。」
ずん
「でもボク、風見鶏って言葉の意味よく知らないのだ。風を見る鶏...?強そうなのだ!」