ずん
「55億円も騙されるとか、積水ハウスってバカなのだ?ボクならすぐ見破れるのだ!」
やきう
「お前、コンビニのくじ引き詐欺にも引っかかるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。地面師というのは、まるで高度に訓練された詐欺師集団でやんす。不動産の所有者になりすまして土地を売りつける、まさにプロの犯罪者でやんすよ。」
ずん
「でもさ、なんでNHKのインタビューに堂々と出てきたのだ?頭おかしいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが地面師の恐ろしいところでやんす。主犯格の土井淑雄は、事件発覚後に『事情通』として匿名でテレビに出演したでやんす。まるで放火犯が消防士のふりして火事現場に現れるようなもんでやんす。」
やきう
「ワイ、そういうサイコパス気質、嫌いやないで。度胸だけは認めたるわ。」
かっぱ
「ちゃうちゃう。あれは度胸やない。計算や。テレビに出て『俺は無関係』アピールしとったんやろ。」
ずん
「じゃあNHKも騙されたってことなのだ?マスコミってチョロいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。『我々自身が手玉にとられていたのか?』とNHK自身が認めてるでやんす。まるで自分の葬式に参列してる殺人犯みたいなもんでやんすよ。」
やきう
「っていうか、この事件『解決済み』扱いになっとるけど、なんで『未解決事件』として番組化しとるんや?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。17人逮捕、10人起訴で捜査は終結したでやんす。でも『地面師の一端しかとらえられていない』とNHKは言ってるでやんす。つまり氷山の一角でやんすね。」
かっぱ
「ほな、まだ巨悪が隠れとるってことか。こわぁ。」
ずん
「でも55億円って、どうやって使うのだ?ボクなら一生遊んで暮らせるのだ!」
やきう
「お前の『遊んで暮らす』って、せいぜい駄菓子屋通いやろ。55億あっても3日で飽きるわ。」
でぇじょうぶ博士
「地面師は少数精鋭の分業制でやんす。『蜘蛛の子を散らすように消える』と土井受刑者自身が語ってたでやんす。つまり55億は複数人で山分けでやんすから、一人当たりはそこまで巨額じゃないでやんすよ。」
かっぱ
「お前、何を基準にリスク計算しとんねん。犯罪やぞ。」
やきう
「しかしドラマ化までされて『もうええでしょう』が流行語て。犯罪者が流行語生むとか、日本終わっとるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。でも『もうええでしょう』という台詞に、地面師たちの開き直った心理が表れてるでやんす。まるで『バレたんだからもう追及すんな』という逆ギレでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクも何か悪いことして『もうええでしょう』って言えばいいのだ!」
やきう
「お前が悪いことできる知能あると思ってんのか。せいぜい万引きで即バレや。」
かっぱ
「ていうか、積水ハウスほどの大企業が騙されるって、どんだけ巧妙やったんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「そこでやんす!地面師たちは偽の所有者を立てて、本物そっくりの書類を用意したでやんす。動画には『控えめなあいさつ』をする偽所有者が映ってたでやんすが、まるで本物の上品なマダムみたいだったでやんす。」
やきう
「演技っていうか、詐欺のプロやからな。お前が会社で『仕事してるフリ』してるのと同じや。」
かっぱ
「全員バレとるわ。ていうか、なんでこの事件『未解決』扱いなん?犯人捕まっとるやん。」
でぇじょうぶ博士
「それがこの番組の肝でやんす。『まだ地面師の一端しかとらえられていない』『深層はまだ未解明』とNHKは主張してるでやんす。つまり、もっと大きな組織や黒幕がいる可能性を示唆してるでやんすよ。」
やきう
「はぁ?それって陰謀論やろ。NHKが視聴率稼ぎに煽っとるだけちゃうんか。」
でぇじょうぶ博士
「それは否定できないでやんす。でも『初めてカメラの前で語られた地面師関係者や警察幹部の証言』『捜査情報や資料の数々』があるらしいでやんす。新事実が出てくる可能性はあるでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクもNHKに出て『地面師の真実』を語ればいいのだ!」
やきう
「お前、地面師どころか自分の家の権利書も見たことないやろ。」
かっぱ
「ていうか、この土井って受刑者、相当したたかやな。テレビ出て『分業化されてるから捕まらない』とか自慢しとったんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。『ひとつの水脈が捕まっても、元々の水脈にはつながらない』と自信満々に語ってたでやんす。まるで自分の犯罪マニュアルを公開してるようなもんでやんすよ。」
ずん
「じゃあその自信はどこから来たのだ?本当に捕まらないと思ってたのだ?」
やきう
「結局捕まっとるやんけ。ただのイキリ詐欺師やったってことや。」
でぇじょうぶ博士
「でも2年間も逃げ切れたでやんす。警視庁捜査2課が総力を挙げて追いかけてやっと逮捕したでやんすから、それなりに優秀だったでやんすよ。」
かっぱ
「2年で55億か。時給換算したらエグいな。」
ずん
「ボクも地面師になろうかな...じゃなくて、なんでこんな犯罪が成立するのだ?積水ハウスにも落ち度があったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。大企業でも騙されるのは、不動産取引の複雑さが原因でやんす。所有者確認、書類審査、本人確認...全部クリアしても騙されることがあるでやんす。まるで完璧なセキュリティを突破するハッカーみたいなもんでやんすよ。」
やきう
「ていうか、偽の所有者って誰やったんや?素人か?」
でぇじょうぶ博士
「それが気になるところでやんす。動画には『控えめなあいさつ』をする女性が映ってたでやんすが、詳細は不明でやんす。ただ、地面師グループは演技指導もしてたはずでやんすから、相当訓練されてた可能性があるでやんすね。」
かっぱ
「女優ちゃうわ。詐欺師や。ていうか、こんな大事件でも『未解決』扱いなんやから、日本の警察って無能なんちゃうか?」
やきう
「まあ、警察なんて所詮お役所仕事やからな。書類さえ整ってれば『はい、終わり』や。」
でぇじょうぶ博士
「それは言い過ぎでやんす。警視庁捜査2課は日本でもトップクラスの捜査力を持ってるでやんす。でも地面師グループの方が一枚上手だった可能性はあるでやんすね。」
ずん
「じゃあNHKの番組で真相が明かされるのだ?楽しみなのだ!」
やきう
「どうせ『結局わかりませんでした』で終わるやろ。NHKの『未解決事件』シリーズなんて、毎回そうや。」
かっぱ
「まあ、未解決やから未解決事件なんやけどな。」
でぇじょうぶ博士
「でも今回は『初めてカメラの前で語られた証言』があるらしいでやんす。もしかしたら新事実が出てくるかもしれないでやんすよ。」
ずん
「ボクは絶対に見るのだ!そしてボクが真相を解明してやるのだ!探偵ずんの誕生なのだ!」