# AIロボット導入と雇用への未来
アマゾン倉庫の現実
ずん
「50万人の職が奪われるって、これ完全に終わりの始まりなのだ!人類vsロボットの戦争が始まるのだ!」
やきう
「お前、映画の見すぎやろ。そもそもお前みたいなニートには関係ない話やんけ。」
ずん
「ぐっ...でも博士、これって本当にヤバいんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。確かにアマゾンのAI仕分けロボットは革命的でやんすが、これは産業革命の時にも同じ議論があったでやんす。機械が仕事を奪うって。」
かっぱ
「せやけど、実際に50万人ってめちゃくちゃ多いやん。大阪市の人口の5分の1やで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ただし、ここで重要なのは『奪う』という表現でやんすね。実際には『置き換わる』というのが正しいでやんす。」
やきう
「置き換わるって、結局クビやんけ。言葉遊びすんなや。」
ずん
「そうなのだ!ボクみたいな優秀なエリート会社員も、いつロボットに取って代わられるか分からないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、君は既に会社に行ってないでやんす。取って代わる以前の問題でやんす。」
かっぱ
「草。でも博士、中国でもヒト型ロボットが実用化されとるって話やろ?これ、世界的な流れなんちゃうん?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。中国はヒト型ロボットを経済の新たな柱にしようとしてるでやんす。まるで人間がロボットに職を譲って、自分たちは別の次元に進化するかのようでやんす。」
やきう
「別の次元って、ナマポ受給者の列に並ぶってことやろ。夢も希望もないわ。」
ずん
「じゃあボク、今からロボット修理の勉強するのだ!これで将来安泰なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。ロボットの修理もまたロボットがやる時代が来るでやんす。それに、ずん、君は今すぐやるべきことがあるでやんす。それは会社に戻ることでやんす。」
かっぱ
「博士、ちょっと待ちや。記事に『AIをどのように活用するのが良いと思いますか?』ってアンケートあったやろ。みんなどう思ってるんや?」
でぇじょうぶ博士
「選択肢は『日常生活の補助』『仕事や勉強の効率化』『クリエーティブな活動』でやんすね。でも、一番多いのは『特に活用しない/分からない』だと思うでやんす。」
やきう
「そらそうやろ。みんなAI怖がっとるだけや。ワイも正直、自分の仕事がなくなるんちゃうかって不安やわ。」
ずん
「やきうも働いてたのだ!?てっきり引きこもりニートだと...」
やきう
「黙れ。お前に言われたくないわ。ワイは立派な社畜や。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、喧嘩はやめるでやんす。実はこのAI導入、悪いことばかりじゃないでやんす。人間は単純労働から解放されて、もっとクリエーティブな仕事に集中できるでやんす。」
かっぱ
「でも博士、それってみんながクリエーティブな仕事できるって前提やろ?実際はそんな簡単やないで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ここが問題の核心でやんす。教育システムの改革が必要でやんす。でも、政府も企業も、そこまで考えてないでやんすからね。」
やきう
「お前、さっきから終わり終わりうるさいねん。そんなに終わってほしいんか。」
でぇじょうぶ博士
「いや、終わりではないでやんす。ただ、変化の時期でやんす。産業革命の時も同じことが起きたでやんす。馬車の御者は失業したでやんすが、自動車の運転手という新しい職業が生まれたでやんす。」
かっぱ
「せやけど、その運転手も今度は自動運転に取って代わられるんやろ?結局、人間の居場所なくなるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、鋭い指摘でやんす。確かに、今回の変化は過去の産業革命とは質が違うでやんす。AIは学習して進化するでやんすからね。」
ずん
「博士、でもボクには関係ない気がしてきたのだ。だってボク、会社行ってないし...」
やきう
「お前、それ開き直ってるやろ。せめて罪悪感くらい感じろや。」
でぇじょうぶ博士
「ずん、君のような人こそ、実はこの問題の犠牲者でやんす。社会の変化についていけず、脱落してしまった人たちでやんす。」
かっぱ
「博士、それって...めっちゃ深い話やんけ。ちょっと涙出てきたわ。」
ずん
「えっ、ボク犠牲者なのだ!?じゃあ国が保護してくれるのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「...そういう意味じゃないでやんす。」
やきう
「お前、ほんまに懲りひんな。まあでも、ベーシックインカムとか導入されたら、お前みたいなのが一番得するかもしれんな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。実はAIロボットの普及で、ベーシックインカムの議論も活発化してるでやんす。機械が働いて、人間は最低限の収入を得て好きなことをする、という未来像でやんす。」
かっぱ
「それって、夢のような話やけど、実際は格差が広がるだけちゃうん?金持ちはロボット持って、貧乏人はロボットに管理される的な。」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。実際、その可能性は高いでやんす。ロボットの所有者と、ロボットに使われる人間という新しい階級社会が生まれるかもしれないでやんす。」
ずん
「じゃあボク、今からお金貯めてロボット買うのだ!」
やきう
「お前、金ないやろ。どうやって貯めるねん。」
でぇじょうぶ博士
「おお!ずんがついに働く気になったでやんす!これは歴史的瞬間でやんす!」
かっぱ
「ちょっと待て。これ、AIロボットの話から、ずんの就職活動の話になっとるやんけ。」
やきう
「まあええやろ。どうせすぐ諦めるやろうし。」
ずん
「諦めないのだ!ボクは優秀なエリート会社員になって、ロボットを買って、そのロボットに働かせて、ボクは家でゴロゴロするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それ、結局何も変わってないでやんす。」