# AIディープフェイク逮捕劇
デジタル地獄への入り口
ずん
「AIでエロ画像作って120万円稼いだ男が逮捕されたのだ!これって才能じゃないのだ?」
やきう
「才能?ただのクズやんけ。お前もそっち側の人間か?」
ずん
「いや、でもAIが作ったんだし、本人じゃないから問題ないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは大きな間違いでやんす。AIが作ろうが手描きだろうが、他人の肖像権を侵害して性的な画像を作ることは犯罪でやんす。まるで『包丁が勝手に人を刺した』と言い訳するようなもんでやんすよ。」
かっぱ
「262人で2万点て...1人あたり76枚も作っとるやんけ。執念がすごいな。」
やきう
「ワイも昔はグラビア写真集買ってたけど、時代が変わったもんやな。今やAIが何でも作れる時代や。」
ずん
「でも便利じゃないのだ?欲しい画像が簡単に手に入るなんて」
でぇじょうぶ博士
「便利と犯罪は別物でやんす。技術の進歩は諸刃の剣でやんすね。核兵器だって便利なエネルギー源にもなれば大量殺戮兵器にもなるでやんす。」
かっぱ
「しかし120万円て、儲かるもんなんやな。月10万円くらいの副業か。」
ずん
「ボクもAI使ってお小遣い稼ぎできないかなと思ってたのだ...」
やきう
「お前、今の会話聞いてなかったんか?逮捕されるって話やぞ。」
でぇじょうぶ博士
「これは氷山の一角でやんすよ。おそらく同様の行為をしている人間は数千人規模でいるはずでやんす。ただ、この男性が閲覧料を取って商売にしたから目立ったんでやんすね。」
かっぱ
「秋田の31歳会社員か...普通に働いとったんやろな。バレたら会社クビやろうな。」
やきう
「アホか。金取る取らん関係なく犯罪やぞ。むしろ金取ってない方が『趣味』でやっとる分、性質悪いわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。今回の逮捕容疑は『わいせつ電磁的記録記録媒体陳列罪』でやんすが、民事でも肖像権侵害やプライバシー権侵害で訴えられる可能性が高いでやんす。被害者は262人でやんすから、一人当たり100万円の慰謝料として計2億6200万円の損害賠償を請求されてもおかしくないでやんすよ。」
かっぱ
「2億円!?120万円稼いで2億円払うとか、完全に大赤字やんけ。」
やきう
「投資ちゃうわ。犯罪や犯罪。お前の頭の中どうなっとんねん。」
でぇじょうぶ博士
「これからAI技術はさらに進化するでやんす。もはや本物と見分けがつかないレベルの画像や動画が簡単に作れる時代になるでやんすよ。政治家の偽動画を作って選挙妨害をしたり、一般人の顔写真をSNSから収集してディープフェイクポルノを作ったり...デジタル地獄の入り口に立っているでやんすね。」
かっぱ
「ほんまに怖い時代になったもんや。昔は写真があったら証拠やったけど、もう何も信じられへん。」
ずん
「じゃあボクの顔写真もSNSに載せちゃダメなのだ?」
やきう
「お前の顔でエロ画像作る物好きおらんやろ。安心せえ。」
でぇじょうぶ博士
「しかし問題なのは、この手の犯罪の取り締まりが追いついていないことでやんす。今回は『全国初の摘発』とありますが、実際には水面下で何千何万という同様の事例があるはずでやんす。警察のリソースも限られているでやんすから、すべてを摘発することは不可能でやんすね。」
かっぱ
「イタチごっこやな。一人捕まえても次から次へと湧いてくるんやろ。」
やきう
「諦めるな。法整備を進めるしかないやろ。AIで作った画像には透かしを入れるとか、プラットフォーム側が監視を強化するとか。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。EUではAI規制法が制定され、ディープフェイクに対する規制が強化されているでやんす。日本でも同様の法整備が急務でやんす。ただし技術的な対策には限界があるでやんすよ。結局のところ、モラルと倫理観の問題に行き着くでやんす。」
かっぱ
「モラルねえ...そんなもん期待できるんかいな。金儲けのためなら何でもする奴はおるやろ。」
やきう
「まず自分の顔写真をネットにバンバン上げるのをやめることやな。特にSNSで鍵もかけずに公開しとる奴は要注意や。」
でぇじょうぶ博士
「それと、怪しいサイトや画像を見つけたら通報することでやんす。放置していれば被害はどんどん拡大するでやんすからね。まるで癌細胞のように増殖していくでやんす。」
かっぱ
「しかし2万点て...作るのにどんだけ時間かけたんやろな。普通に働いた方が稼げたんちゃうか?」
やきう
「非効率とかそういう問題ちゃうやろ。完全に病気や。性癖が歪んどるんや。」
でぇじょうぶ博士
「心理学的に言えば、こういった行為には承認欲求や支配欲求が絡んでいるでやんす。有名人の性的画像を作ることで、彼女たちを支配している錯覚を得ているんでやんすね。まるで人形遊びの延長でやんすよ。」
かっぱ
「人形遊びで120万円稼いで人生終了か。割に合わんな。」
ずん
「でも正直、ボクもAI技術には興味があるのだ。悪いことに使わなければいいんでしょ?」
やきう
「当たり前や。包丁だって料理に使えば便利な道具やけど、人を刺せば凶器になるやろ。使い方次第や。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。AI技術自体は中立でやんす。医療診断、自動運転、翻訳、創作活動...様々な分野で人類の役に立つ可能性があるでやんす。問題はそれを使う人間の側でやんすね。」
ずん
「じゃあボクは健全にAIを使って...えっと...ロボットの彼女を作るのだ!これなら誰も傷つけないのだ!」
ずん
「えっ...本物は怒るし文句言うし面倒くさいから嫌なのだ。AIの方が優しくて従順で最高なのだ!」