ずん
「元プロレスのレフェリーがクマに襲われたって...プロレスラーより強いはずなのに負けるのだ?」
やきう
「アホか。レフェリーはただの審判やろが。リングの上で戦ってへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「確かにレフェリーは戦闘員ではないでやんすが、プロレスの世界で長年生きてきた人物でやんす。体格も良く、最近までバスの運転もしていたという屈強な方だったでやんす。」
かっぱ
「せやけど、クマ相手やとプロレス技は通用せんやろ。チョップもラリアットも効かへんで。」
ずん
「じゃあクマってプロレスラーより強いってことなのだ?」
で�えじょうぶ博士
「当たり前でやんす!ツキノワグマの握力は推定300キロ以上。人間の5倍以上でやんすよ。まるでパンチングマシーンが意思を持って襲ってくるようなもんでやんす。」
やきう
「しかも露天風呂の清掃中やろ?プロレスの試合とちゃうんやから、準備もクソもあらへん。ワイでも逃げるわ。」
ずん
「でも60歳まで現役でレフェリーやってたってすごいのだ!ボクなんて30歳で引退確定なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずんは就職すらしてないでやんす...。」
やきう
「そもそも、なんで温泉でクマが出没すんねん。クマも温泉入りたかったんちゃうか?」
かっぱ
「アホぬかせ。クマは人間の生活圏に餌求めて侵入しとるんや。2010年問題とか言うて、山の実りが減っとるらしいで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ドングリなどの凶作が続き、クマが人里に降りてくる頻度が激増してるでやんす。まるで飢えた軍団が略奪に来るようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあクマも被害者ってことなのだ?可哀想なのだ...。」
やきう
「お前みたいな甘いこと言うとるから、『クマ殺すのはかわいそう』ってネットで炎上すんねん。人間が死んどるのに何言うとんねん。」
かっぱ
「せやな。優先順位が狂っとる奴が多すぎるわ。人命より動物愛護が大事なんか?」
でぇじょうぶ博士
「これは典型的な都市部と地方の認識の乖離でやんす。クマの脅威を実感してない人ほど、綺麗事を言うでやんす。」
ずん
「でもさ、プロレスで鍛えた人でも勝てないなら、ボクたちはどうすればいいのだ?」
やきう
「クマ撃退スプレーでも持っとけや。記事にも書いてあったやろ。」
かっぱ
「露天風呂清掃中にスプレー持ち歩くんか?お前、温泉入るときもスプレー握りしめとるんか?」
でぇじょうぶ博士
「根本的な解決策は山の環境整備と個体数管理でやんす。ただし、これには時間と予算が必要でやんす。政治的な決断が求められるでやんすが...まあ、期待できないでやんすね。」
ずん
「じゃあもうボクたちは温泉にも行けないのだ?」
やきう
「お前は風呂自体入ってへんやろ。臭いんじゃボケ。」
でぇじょうぶ博士
「温泉に行くなとは言わないでやんすが、山間部の施設では警戒が必要でやんす。特に早朝や夕方、単独行動は避けるべきでやんす。」
ずん
「なんか怖くなってきたのだ...ボク都会から出ないことにするのだ!」
やきう
「どうせ出る金もないやろ。家に引きこもっとけや。」
でぇじょうぶ博士
「しかし、今回の事件で改めて思い知らされたのは、人間の体格や経験値はクマの前では無力だということでやんす。自然界の掟は厳しいでやんす。」
ずん
「じゃあボクは、クマよりプロレスラーと戦う方がマシってことなのだ!プロレスラーならスリーカウントで終わるけど、クマは容赦しないのだ!」