# サバ缶vs.ツナ缶
缶詰界の下剋上を巡る三者会談
**ずん
** 「サバ缶がツナ缶に抜かれたって…これサバ缶の敗北宣言なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「敗北というより、サバという魚自体が絶滅危惧種みたいになってるでやんす。ノルウェー産サバが過去最高値でやんすよ。」
**やきう
** 「ワイの昼飯代より高いサバ缶とか、もはや高級食材やんけ。草生える。」
**ずん
** 「でも需要はあるんでしょ?なんで作らないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「作りたくても魚がいないでやんす。まるで合コンで男が全員ドタキャンしたようなもんでやんすね。」
**やきう
** 「お前それ、自分の経験から語っとるやろ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「む…否定はしないでやんす。」
**ずん
** 「じゃあツナ缶の方が安定してるってことなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「そうでやんす。ツナ缶は世界中のマグロやカツオを使えるでやんすから、まるで世界中に愛人がいるプレイボーイみたいなもんでやんすよ。」
**やきう
** 「サバ缶は一途すぎて滅んだってことか。哀れやな。」
**ずん
** 「これって、ボクたちの食卓に影響あるのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「大ありでやんす。サバ缶が高騰すれば、庶民の味方だった缶詰が高級品になるでやんす。まるでユニクロがいきなりグッチになるようなもんでやんすね。」
**やきう
** 「ワイ、もうサバ缶買えへんやん。シャインマスカットも海外生産で値崩れするらしいし、貧乏人は何食えばええねん。」
**ずん
** 「シャインマスカット?それ関係あるのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「大いに関係あるでやんす。国内産地の山梨県が『徹底抗戦』を宣言してるでやんす。まるで戦国時代の領主が隣国の侵略に怯えてるようなもんでやんすね。」
**やきう
** 「知事が『徹底抗戦』とか言うとんのか。もう戦争やん。果物で戦争すな。」
**ずん
** 「でも海外で作れば安くなるんじゃないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。ただし、国内農家は価格競争で壊滅するでやんす。まるで黒船来航で日本経済がパニックになったようなもんでやんすよ。」
**やきう
** 「結局、消費者は安い方選ぶんやから、山梨の農家が泣こうが関係ないやろ。」
**ずん
** 「それはひどいのだ!でも…ボクも安い方買っちゃうかもなのだ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「そこが資本主義の恐ろしいところでやんす。東大の斎藤幸平准教授も『社会に必要な仕事ほど低賃金』と指摘してるでやんす。」
**やきう
** 「それな。ワイも社会に必要やのに低賃金や。…いや、ワイニートやったわ。」
**ずん
** 「社会に必要な仕事が低賃金って、どういうことなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「例えば介護士や保育士でやんす。社会にめちゃくちゃ必要なのに給料は低いでやんす。まるで空気みたいに『あって当たり前』だから評価されないでやんすね。」
**やきう
** 「それに比べて、YouTuberとかインフルエンサーは遊んでるだけで稼ぎまくっとるやん。世の中狂っとるわ。」
**ずん
** 「じゃあボクもYouTuberになるのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「無理でやんす。ずんには何の才能もないでやんす。」
**やきう
** 「まあでも、AI投資家の95%がまだリターン得てへんらしいで。ChatGPTのサム・アルトマンも『一部投資家は大金失う』って警告しとるし。」
**ずん
** 「AIバブルも崩壊するってことなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「その可能性は高いでやんす。まるでITバブルの再来でやんすね。当時も『インターネットで世界が変わる』と言われて、結局バブルが弾けたでやんす。」
**やきう
** 「歴史は繰り返すんやな。人間ってホンマ学ばへん生き物やわ。」
**ずん
** 「でもAIはすごいじゃないですか!ボクの仕事も奪われそうなのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「ずんの仕事は既に存在しないでやんす。」
**ずん
** 「むぅ…話を戻すのだ!サバ缶の未来はどうなるのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「厳しいでやんすね。サバの漁獲量が回復しない限り、価格は上がり続けるでやんす。まるで失われた恋人を追い求める悲恋物語でやんすよ。」
**やきう
** 「お前ホンマに彼女おらんのやな。例えが全部恋愛絡みやん。」
**ずん
** 「じゃあもうサバ缶は食べられないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「いや、食べられないわけではないでやんす。ただし、以前のように『安くて栄養満点』という立ち位置ではなくなるでやんす。」
**やきう
** 「つまり、庶民の味方から高級品へ格上げってことか。サバ缶が成り上がったんやな。」
**ずん
** 「でもそれって、ボクたち庶民には困るのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。だからこそ、ツナ缶が再び王座に返り咲いたわけでやんす。まるで下剋上でやんすね。」
**やきう
** 「缶詰界の戦国時代やん。次はイワシ缶が天下取るかもな。」
**でぇじょうぶ博士
** 「今のところは安いでやんす。でも、いつまで続くかはわからないでやんすね。」
**やきう
** 「結局、何食っても高くなるってことやろ。絶望しかないわ。」
**ずん
** 「じゃあボク、もう缶詰やめて別のもの食べるのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それも一つの手でやんすね。ただし、秋の食材全般が『例年より高い』と感じてる人が多いでやんすから、何を食べても高いでやんすよ。」
**やきう
** 「詰んどるやん。もう霞でも食って生きるしかないわ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「霞は食べられないでやんす。それは仙人の食事でやんすよ。」
**やきう
** 「お前、マジで言っとんのか。脳ミソ霞でできとるんちゃうか。」
**ずん
** 「むぅ…じゃあボクはどうすればいいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「節約するしかないでやんす。無駄遣いを減らして、本当に必要なものだけ買うでやんす。」
**やきう
** 「それができたら苦労せえへんわ。ワイなんか毎月ソシャゲに10万溶かしとるし。」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあ、やきうは論外でやんすね。」
**やきう
** 「うるさいわ。お前に言われたくないわ。」
**ずん
** 「でもさ、これって結局、世界的な問題なのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。気候変動や乱獲で魚が減少してるでやんす。これは日本だけの問題ではないでやんすね。」
**やきう
** 「つまり、人類全体が詰んどるってことか。もう終わりやな。」
**ずん
** 「終わりって…そんな絶望的なのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあ、終わりというよりは『転換期』でやんすね。持続可能な漁業や養殖技術の発展が求められてるでやんす。」
**やきう
** 「養殖サバか。それなら安定供給できるんちゃうか。」
**ずん
** 「養殖!それいいのだ!じゃあ未来は明るいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「まあ、技術的には可能でやんす。ただし、養殖には膨大なコストがかかるでやんすから、結局価格は高くなるでやんす。」
**やきう
** 「結局高いんかい。希望を持たせといて絶望させるんやめえや。」
**ずん
** 「むぅ…じゃあやっぱりボクたちは貧乏のままなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「貧乏かどうかは、あなた次第でやんす。収入を増やすか、支出を減らすか、どちらかでやんすね。」
**やきう
** 「それができたら誰も苦労せえへんって。お前、机上の空論ばっかやな。」
**ずん
** 「はかせ、もっと現実的なアドバイスをするのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「現実的なアドバイスでやんすか…。それなら、缶詰を買う前にセールを狙うとか、まとめ買いで安くするとか、そういう小さな工夫を積み重ねるしかないでやんすね。」
**やきう
** 「結局、地道な努力ってことか。つまらんわ。」
**ずん
** 「つまらなくても仕方ないのだ!ボクは生き残るために努力するのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「その意気でやんす。まあ、ずんが努力するのは三日坊主で終わりそうでやんすけどね。」
**やきう
** 「三日も持たんやろ。一日で諦めるわ、こいつ。」
**ずん
** 「ひどいのだ!でもボクは頑張るのだ!…たぶん。」
**でぇじょうぶ博士
** 「『たぶん』って時点で既に諦めてるでやんすね。」
**ずん
** 「むぅ…でも、最後に一つ聞きたいのだ。サバ缶はいつか復活するのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは誰にもわからないでやんす。ただし、人類が持続可能な漁業を実現できれば、いつか復活する可能性はあるでやんすね。」
**やきう
** 「つまり、ワイらが生きてる間には無理ってことか。」
**ずん
** 「そんな…じゃあボクはツナ缶で我慢するのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それが賢明でやんすね。ツナ缶も美味しいでやんすよ。」
**やきう
** 「結局、ツナ缶に落ち着くんかい。最初からそう言えや。」
**ずん
** 「でもボク、やっぱりサバ缶が恋しいのだ…。ツナ缶じゃボクの心は満たされないのだ!」