ずん
「ロシアがパンクバンドを過激派認定したのだ!SNSで『いいね』しただけで違法って、これもう言論統制の極みなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、2012年の教会での抗議活動以来、ロシア当局にとってプッシー・ライオットは目の上のたんこぶだったでやんすからね。ウクライナ侵攻以降、政権批判者を徹底的に排除する姿勢が加速してるでやんす。」
やきう
「『いいね』で逮捕とか、ワイのなんJ書き込みも海外やったらアウトやったんやろなぁ。まあロシアやし、驚かへんけど。」
ずん
「でも博士、パンクバンドが『過激派』って、言葉の使い方がおかしくないのだ?テロリストじゃあるまいし!」
でぇじょうぶ博士
「そこがミソでやんす。『過激派』という言葉の定義を曖昧にすることで、政権に都合の悪い者を誰でも取り締まれる魔法の杖になるでやんすよ。フェミニズムを擁護するだけで過激派扱いでやんすからね。」
やきう
「要はレッテル貼りの天才ってわけやな。でもプーチンも必死やなぁ。たかがバンド一つにビビってどないすんねん。」
ずん
「そういえば、2012年の教会での抗議って何をやったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「モスクワの救世主ハリストス大聖堂で、カラフルな覆面姿でゲリラライブをやったでやんす。『聖母マリアよ、プーチンを追い出したまえ』という歌詞で、教会と政権の癒着を批判したでやんすね。当時からロシア正教会はプーチン政権の精神的支柱でやんしたから。」
やきう
「教会で政治批判とか、日本でいうたら靖国神社で反政府ライブやるようなもんか。そら怒られるわ。」
ずん
「でも表現の自由ってそういうもんじゃないのだ?過激だからこそアートなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。パンクの本質は権力への抵抗でやんすからね。ただし、ロシアでは『表現の自由』という概念自体が、西側の陰謀とみなされる風潮があるでやんす。」
やきう
「ほんで今回の認定で何が変わるんや?もともと活動禁止やったんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「大きく変わるでやんす。以前は楽曲や動画の禁止だけでやんしたが、今回は『関わり』自体が違法になったでやんす。つまり、ファンがSNSでグループ名を言及したり、過去の動画をシェアしたりするだけで刑事罰の対象になるでやんす。事実上の社会的抹殺でやんすね。」
ずん
「それって北朝鮮レベルじゃないのだ!?民主主義国家じゃなかったのだ?」
やきう
「民主主義(笑)やろ。選挙はあっても選択肢がない民主主義や。まあ日本も五十歩百歩やけどな。」
でぇじょうぶ博士
「ロシアは『主権民主主義』という独自の概念を掲げてるでやんす。西側の民主主義は押し付けであり、ロシアには独自の民主主義があるという論理でやんすね。実質的には権威主義体制でやんすが。」
ずん
「じゃあプッシー・ライオットのメンバーは今どうしてるのだ?ロシアにいたら危ないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「主要メンバーの多くは既に国外に脱出してるでやんす。マリア・アリョーヒナとナジェージダ・トロコンニコワは2012年の教会事件で実刑判決を受けた後、出所してからも活動を続けてやんしたが、ウクライナ侵攻後は亡命してるでやんすね。」
やきう
「そら逃げるわな。ロシアに残ってたら消されるで。窓から落ちたことにされるんが関の山や。」
でぇじょうぶ博士
「ロシアでは不思議なことに、政権批判者が『偶然』窓から落ちて亡くなる事件が頻発してるでやんす。統計的にありえない頻度でやんすね。まあ、お察しでやんすが。」
やきう
「ロシアの窓は凶器やからな。重力が政権に味方しとるんや。」
ずん
「怖すぎるのだ...でも海外にいれば安全なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが一概には言えないでやんす。ロシアの諜報機関は国外でも活動してるでやんすからね。イギリスでの神経剤事件とか、ドイツでの暗殺事件とか、前例は山ほどあるでやんす。」
やきう
「もう完全にマフィア国家やんけ。でもこういうの、国際社会は何も言わへんのか?」
でぇじょうぶ博士
「言ってはいるでやんすよ。人権団体やアムネスティなんかは声明を出してるでやんす。でもロシアは『内政干渉だ』と一蹴してるでやんすね。国連安保理では拒否権持ってるでやんすし、実効的な制裁は難しいでやんす。」
ずん
「じゃあやりたい放題ってことなのだ?誰も止められないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらそういう面もあるでやんす。ただし、こういった弾圧は逆にプッシー・ライオットの知名度を上げることにもなってるでやんすね。皮肉なことに、政権が騒げば騒ぐほど、彼女たちのメッセージは世界中に広まるでやんす。」
やきう
「ストライサンド効果ってやつやな。隠そうとすればするほど注目されるっていう。プーチンも学習能力ないんか。」
ずん
「でもロシア国内の人たちは、プッシー・ライオットのこと知ってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「知ってる人は多いでやんすよ。特に若い世代にはカリスマ的人気があったでやんす。でも今回の認定で、その記憶すら違法化されようとしてるでやんすね。まるでジョージ・オーウェルの『1984年』の『記憶穴』みたいでやんす。」
やきう
「歴史修正主義の極致やな。存在自体を無かったことにするんか。ディストピア小説が現実になっとるやんけ。」
ずん
「でも博士、こういう弾圧って効果あるのだ?むしろ反発を招くだけじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「短期的には効果があるでやんす。恐怖で人々を黙らせることはできるでやんすからね。でも長期的には、圧力鍋みたいに内部の不満が溜まっていくでやんす。いつか爆発する可能性はあるでやんすが、それがいつになるかは誰にもわからないでやんす。」
やきう
「まあロシアは歴史的に見ても、爆発するまで時間かかる国やからなぁ。ロマノフ朝も300年続いたし。」
ずん
「じゃあ結局、プッシー・ライオットの活動は無駄だったってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。彼女たちの活動は、世界中の人々にロシアの現状を知らせる役割を果たしてるでやんす。声を上げることそのものに意味があるでやんすよ。たとえ直ちに変化が起きなくても、種は蒔かれてるでやんす。」
やきう
「まあ、声を上げんかったら何も始まらへんしな。ワイみたいに匿名掲示板で文句言うだけより百倍マシや。」
ずん
「でもやきう、あなたロシアにいたら真っ先に捕まるタイプなのだ。毎日政府批判してるのだ。」
やきう
「だからワイは日本に生まれてラッキーやったんや。ここなら好き勝手言うても窓から落とされへんからな。せいぜい炎上するぐらいや。」
でぇじょうぶ博士
「それは重要な指摘でやんすね。日本の表現の自由も完璧ではないでやんすが、少なくとも『いいね』で逮捕されることはないでやんす。この違いは決して小さくないでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクたちは何ができるのだ?遠い国の話だし、関係ないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「関係ないわけがないでやんす。表現の自由への攻撃は、どこで起きても他人事ではないでやんすよ。今日のロシアは、明日の別の国かもしれないでやんす。関心を持ち続けること、知ること、そして忘れないこと。それが私たちにできる最低限のことでやんす。」
やきう
「まあせやな。でも正直、ワイらが騒いだところでプーチンの耳には届かへんけどな。」
でぇじょうぶ博士
「無力ではないでやんす。一人ひとりの声は小さくても、それが集まれば大きなうねりになるでやんす。プッシー・ライオット自身も、最初は数人の若い女性の小さな抗議から始まったでやんすからね。」
やきう
「まあ、SNSの時代やし、情報の拡散力は昔とは比べもんにならんしな。ロシア政府も必死に情報統制しとるんはそのせいやろ。」
ずん
「でもボク、プッシー・ライオットの曲聴いたことないのだ。どんな音楽なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「パンクロックでやんすから、メロディアスとは言えないでやんすね。むしろノイジーで攻撃的でやんす。でも重要なのは音楽性よりメッセージでやんす。彼女たちは音楽を政治的表現の手段として使ってるでやんすからね。」
やきう
「要するにヘタクソってことやな。まあパンクやしそれでええんやろうけど。セックス・ピストルズもヘタやったしな。」
ずん
「じゃあ音楽的には大したことないのに、なんでそんなに有名になったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それこそがアートの本質でやんす。技術じゃなくて、何を伝えるか、どう伝えるか。プッシー・ライオットは覆面姿で公共の場に突然現れてパフォーマンスするゲリラ戦術を取ったでやんす。これが衝撃的で話題になったでやんすね。」
やきう
「まあ目立ったもん勝ちやからな。地味に路上ライブしててもロシア政府は相手にせえへんかったやろうし。」
ずん
「でも今回の『過激派』認定で、ロシア国内のファンはどうなるのだ?もう応援もできないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「表立っては不可能になったでやんすね。でもインターネットの世界では完全に封じ込めることは難しいでやんす。VPNを使えば海外のサイトにアクセスできるでやんすし、暗号化された通信を使えば当局の監視も回避できるでやんす。イタチごっこでやんすけどね。」
やきう
「まあ中国の金盾みたいな完全な情報統制は、ロシアでもまだできてへんからな。でも時間の問題かもしれんで。」
ずん
「じゃあロシアは中国みたいなインターネット規制国家になるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その方向に向かってるでやんすね。既に『主権インターネット法』という法律で、ロシアを世界のインターネットから切り離すことができる体制を整えてるでやんす。緊急時には国内ネットワークだけで運用する計画でやんすよ。」
やきう
「デジタル鎖国やんけ。江戸時代に逆戻りや。まあプーチンは皇帝気取りやし、ちょうどええんちゃう。」
ずん
「でも博士、そんなことしたらロシア経済が崩壊するんじゃないのだ?今の時代、インターネットなしでビジネスできないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「おっしゃる通りでやんす。でもロシア政府にとっては、経済的損失よりも政権維持の方が優先順位が高いでやんす。貧しくても支配できる方が、豊かだけど反乱のリスクがある状態よりマシと考えてるでやんすね。」
やきう
「独裁者の思考回路ってそんなもんやろな。自分の椅子が一番大事で、国民のことなんか二の次や。」
ずん
「むぅ...じゃあプッシー・ライオットはこれからどうするのだ?海外で活動を続けるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「既にそうしてるでやんす。亡命先で公演を続けたり、ドキュメンタリー映画を制作したり、SNSで発信したりしてるでやんすね。ロシア国内では活動できなくても、世界中に支持者はいるでやんすから。」
やきう
「まあ海外におったら安全やし、稼ぎもええやろうしな。ある意味、ロシア政府が箔をつけてくれたようなもんや。」
ずん
「でもそれって、本当に戦ってると言えるのだ?安全な場所から石を投げてるだけじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすね、ずん君。確かに亡命者のジレンマというのはあるでやんす。でも、命を失ってしまっては元も子もないでやんす。生き延びて声を上げ続けることも、立派な抵抗の形でやんすよ。」
やきう
「そもそもずんが言うなや。お前なんて家でゴロゴロしてるだけやんけ。」
ずん
「...ボクは石を投げる体力すらないから、VTuberのスパチャだけしてるのだ。」