ずん
「翻訳本のプディングって、結局プリンじゃないのか!?ボク、ずっとカスタードプリン想像してたのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それでやんす。プディングは蒸し料理全般を指す言葉でやんす。クリスマスプディングなんて、ドライフルーツとナッツをラム酒で固めた重量級の塊でやんすよ。」
やきう
「ワイ、海外の小説読んでて『マントルピース』が何回も出てきて草。暖炉の上の棚やんけ。日本の家にあるわけないやろ。」
ずん
「マントルピースって響きがカッコいいから、てっきり魔法のアイテムかと思ってたのだ...」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは読書の深刻な問題でやんす。文化的背景を理解せずに読むのは、メガネなしで絵画を鑑賞するようなもんでやんす。」
かっぱ
「ほんでこの金原瑞人って人、めっちゃ信頼されとるやん。訳
やきう
「そらそうよ。DeepLとかChatGPTと比較しながら、人間の翻訳の強みを見せつけとるんやからな。AI翻訳時代に『監訳者』としての生き残り戦略や。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、日本語の表現力でやんす。『私』『僕』『俺』『拙者』...英語の『I』一語を、これだけ多彩に訳し分けられるでやんす。」
ずん
「でもボクは『ボク』しか使わないから関係ないのだ。」
やきう
「ワイ思うんやけど、逆に外国人が日本文学読む時、『スタコラサッサ』とか『どんぶらこ』とかどう訳しとるんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「それは翻訳の永遠のテーマでやんす。擬音語や擬態語の多さは日本語の特徴でやんすからね。『シーン』とか『しんみり』とか、英訳不可能な言葉だらけでやんす。」
ずん
「じゃあ外国人も、日本の小説読んで『ああ、なんか静かなのね』くらいで流してるってことなのだ?」
やきう
「それな。お互い様やんけ。文化の壁は高いで。」
かっぱ
「ほんでこの本、食べ物の話ばっかり出てくるやん。トフィー、ファッジ、ライスプディング...腹減ってきたわ。」
でぇじょうぶ博士
「食文化の理解は重要でやんす。イギリス料理を『まずい』と断じるのは簡単でやんすが、文脈を知れば別の見方ができるでやんす。」
やきう
「いや、まずいもんはまずいやろ。ウナギのゼリー寄せとか、どう考えてもゲテモノやんけ。」
ずん
「ボク、幼い頃に翻訳本が苦手だったのは『全体験を体感しなくてはいけない強迫観念』があったからだって気づいたのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ほう、珍しくずんが自己分析してるでやんす。それは真面目な読書家の悩みでやんすね。」
ずん
「読まないけど、読んでたらそうなってたと思うのだ。」
でぇじょうぶ博士
「金原瑞人氏は『誤訳すら力に変える』というしたたかさを持ってるでやんす。翻訳は完璧を目指すより、読者に伝わることが重要でやんすからね。」
ずん
「じゃあ間違ってもいいってことなのだ?それボクの生き方と同じじゃん!」
かっぱ
「ブリティッシュ・ベイクオフでプディング出てきた時、『あれか!...あれか?』ってなった人おるらしいで。わかるわ。」
でぇじょうぶ博士
「それでやんす。文化的コンテクストなしに言葉だけ訳しても、本質は伝わらないでやんす。AI翻訳の限界もそこにあるでやんす。」
やきう
「でもAI翻訳あったら、翻訳家いらんくなるんちゃうん?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。AIは文脈や皮肉、文化的ニュアンスを完全には理解できないでやんす。『監訳者』として人間の役割は残るでやんす。」
ずん
「ボク、この本読んでプディングの真実を知ったら、海外文学が100倍楽しめる気がしてきたのだ!」
かっぱ
「お前、さっき本読まんって言うてたやんけ。」
ずん
「読まないけど、読んだら楽しめるってことなのだ!可能性の話!未来の投資なのだ!」