ずん
うわぁ、これ見たのだ!氷河期世代の男だけ融資しないって、国が公式にいじめ宣言してるじゃないのだ!
でぇじょうぶ博士
やんすねぇ。まるで「お前らはもう終わってるから諦めろ」って国が墓標を立ててるようなもんでやんす。女性は年齢無制限、35歳以下と55歳以上の男性はOKなのに、36歳から54歳の男性だけピンポイントで除外とは、狙撃手並みの精度でやんす。
やきう
これ草も生えへんわ。ワイらの世代、就職氷河期で死にかけて、やっと起業しようと思ったら「お前らには貸さん」て。もう国ぐるみで殺しにきとるやんけ。
ずん
でも博士、これって何十年も前からある制度らしいのだ。たまたま氷河期世代がその年齢になっただけって元職員が言ってたのだ!
でぇじょうぶ博士
ほう、「たまたま」でやんすか。それはまるで、地雷原に「たまたま」足を踏み入れて「たまたま」吹き飛ばされたようなもんでやんすね。制度が古いなら、なぜ今の情勢に合わせて見直さないんでやんすか?
やきう
元職員の言い訳、クソオブクソやな。「昔からそうだから」って、それ思考停止しとるだけやろ。時代が変わっとるのに制度そのままとか、役所の怠慢以外の何物でもないわ。
ずん
じゃあボク、55歳まで待てばいいってことなのだ?10年も待てないのだ!
でぇじょうぶ博士
10年待つ間に、ずんは確実に破産してるでやんす。というか、そもそもずんに起業する能力があるとは思えないでやんすが。
やきう
しかも笑えるのが、この世代って人口ボリュームゾーンやろ?一番金借りて事業したい層を排除して、少子化対策とか言うとるんやで。男の所得と結婚率が相関しとるのに、その男の稼ぐチャンスを国が潰しとるんや。もう完全にギャグやわ。
でぇじょうぶ博士
まさにその通りでやんす。この世代は就職難で年金も満足に払えず、将来は年金ももらえない可能性が高いでやんす。それなのに起業の支援もしないとは、まるで「静かに消えてくれ」と言ってるようなもんでやんす。国家による合法的な口減らしでやんすね。
ずん
ひどすぎるのだ!じゃあボクたち氷河期世代はどうすればいいのだ!?
でぇじょうぶ博士
簡単でやんす。性転換するか、35歳まで時を戻すか、55歳まで冷凍睡眠するかでやんす。
やきう
それ全部無理ゲーやんけ。ていうか博士、お前も氷河期世代やろ?他人事みたいに言うなや。
でぇじょうぶ博士
おいらは研究に没頭しすぎて、起業なんて考えたこともないでやんす。むしろこの制度、おいらには関係ないでやんすから、客観的に分析できるでやんす。
ずん
それって結局、自分に関係ないから他人事なだけなのだ...
やきう
結局な、国は氷河期世代を「失敗作」として処理しようとしとるんや。ハロワの救済措置も中身空っぽで企業だけ潤って終わりやったし。今回も同じパターンやろ。
でぇじょうぶ博士
やんすねぇ。前回の「救済措置」は、まるでハリボテの家のようなもんでやんした。見た目は立派でも、中身は空っぽ。ハロワ職員自ら「意味ないですよ」と言うほどでやんすから、本気で救う気なんてさらさらなかったでやんす。
やきう
いや、諦めるんやなくて、怒れや。SNSで拡散して、世論を動かすしかないやろ。黙っとったら、ますます舐められるだけやで。
でぇじょうぶ博士
確かに、声を上げることは大事でやんす。でも現実問題、この世代はあと10年もすれば「引退世代」として扱われ、完全に切り捨てられるでやんす。時間との勝負でやんすね。
ずん
うぅ...なんか絶望的すぎて、もう何も考えたくなくなってきたのだ...
やきう
お前、それ逃げとるだけやろ。まあワイも正直、この国に期待するだけ無駄やと思っとるけどな。
でぇじょうぶ博士
期待しないのは賢明でやんす。でも、何もしないのはもっと愚かでやんす。少なくとも、この不条理を記録し、後世に伝えることはできるでやんす。まるで、絶滅した恐竜の化石のようにね。
ずん
博士、ボクたちを恐竜扱いするのやめてほしいのだ...
やきう
恐竜どころか、もう墓石やろ。国が勝手に「ここに氷河期世代眠る」って刻んどるんやから。
ずん
じゃあボク、女装して融資受けにいくのだ!性別欄に「女性」って書けば通るかもしれないのだ!
やきう
いや待て、それもう詐欺というより、サバイバル戦術やろ。国が先に詐欺みたいな制度作っとるんやから、こっちも対抗せなあかんわ。
ずん
そうなのだ!これは正当防衛なのだ!ボク、明日からずん子として生きていくのだ!
でぇじょうぶ博士
...やれやれ、議論が完全に脱線したでやんす。
やきう
まあでも、それくらい追い詰められとるってことやろ。真面目に働いて、真面目に生きてきた人間が、国からこんな仕打ち受けるんやから、そら頭もおかしなるわ。
ずん
でも博士、本当に何か方法はないのだ?このまま黙って見てるしかないのだ?
でぇじょうぶ博士
方法はあるでやんす。まず、この問題を可視化し続けること。そして、政治家に圧力をかけること。あとは...運でやんすね。
でぇじょうぶ博士
でも事実でやんす。この国の政策決定は、合理性よりも「空気」と「前例」で動いてるでやんすから。運よく世論が動けば、制度も変わるかもしれないでやんす。
ずん
じゃあボク、毎日神社でお参りするのだ!氷河期世代救済の神様、降臨してほしいのだ!
やきう
神様もこんなクソみたいな国見て見ぬふりしとるやろ。ていうか神様おったら、こんな制度最初から作らせへんわ。
でぇじょうぶ博士
神頼みより、選挙に行く方がまだマシでやんす。でも、この世代は投票率も低いでやんすから、政治家も相手にしないでやんすね。完全に悪循環でやんす。
ずん
うぅ...もうボク、何を信じたらいいか分からなくなってきたのだ...
やきう
信じるもんなんて最初からないやろ。あるのは自分だけや。国も会社も、誰もお前を助けてくれへんのやから、自分で何とかするしかないんや。
でぇじょうぶ博士
やきう君、珍しくまともなこと言うでやんすね。
やきう
うるさいわ。ワイかて、たまにはええこと言うんや。
ずん
じゃあ結論として、ボクたち氷河期世代は、国に見捨てられながらも、自力でサバイバルするしかないってことなのだ...?
でぇじょうぶ博士
残念ながら、その通りでやんす。でも、諦めたらそこで試合終了でやんす。まだ戦える間は、戦い続けるしかないでやんす。
やきう
戦うって言うても、相手は国やで。勝ち目あるんか?
でぇじょうぶ博士
勝ち負けじゃないでやんす。生き延びるか、死ぬかでやんす。
ずん
...なんか、すっごい重い話になってきたのだ。
やきう
最初から重い話やったやろ。お前が気づいてへんかっただけや。
ずん
そっか...じゃあボク、とりあえず今日は美味しいもの食べて、明日から頑張るのだ!
でぇじょうぶ博士
...相変わらずのマイペースでやんすね、ずん君は。
やきう
いや、それでええんちゃう?どうせ国が助けてくれへんのやから、自分で自分を甘やかすくらいしか楽しみないやろ。
ずん
そうなのだ!というわけで、博士とやきうも一緒に焼肉行くのだ!おごりは博士なのだ!
でぇじょうぶ博士
なぜおいらが奢るでやんすか!?おいらだって氷河期世代で金ないでやんす!
やきう
お前、さっき「研究に没頭してるから関係ない」って言うてたやんけ。だったら奢れや。
ずん
そうなのだ!博士の研究費、きっと国から出てるのだ!つまり税金なのだ!ボクたちに還元するべきなのだ!
でぇじょうぶ博士
...その理屈はおかしいでやんす。
やきう
おかしいのは国の制度やろ。博士が焼肉代出すくらい、誤差や誤差。
ずん
決定なのだ!じゃあ今から行くのだ!ボク、カルビとハラミとロースと...
でぇじょうぶ博士
ちょ、ちょっと待つでやんす!話がおかしな方向に...!
やきう
もう遅いで博士。お前が巻き込まれ事故や。諦めて財布開けや。
ずん
やったのだ!氷河期世代、焼肉で団結なのだ!これぞ真の救済措置なのだ!