ずん
「ホームレスが減ってるって、いいニュースじゃないのだ?なんで怒ってる人がいるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ、ずん君。これは統計マジックでやんす。目に見えるものだけ数えて『減った!』って喜んでるようなもんでやんすよ。」
やきう
「ワイ、これ聞いた時『ほーん、良かったやん』って思ったけど、よう考えたら目視調査って...視力検査かよ。」
かっぱ
「せやねん。ネカフェとか個室ビデオ店におる人、カウントしてへんのやろ?それホームレスちゃうんかい。」
ずん
「え、ネカフェ難民って言葉、聞いたことあるのだ!あれってホームレスにカウントされないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。今の定義では『路上や公園で生活』している人だけでやんすからね。屋根があればセーフという、まるでゲームのルールみたいな話でやんす。」
やきう
「これ草生えるわ。東京都のホームレス507人って発表やけど、NPO2団体だけで年間500人以上相談受けとるやんけ。算数できんのか厚労省は。」
かっぱ
「しかも1月に調査って...一番寒い時期やん。みんな避難しとる時に数えて『減った!』って、詐欺やろこれ。」
ずん
「あ!1月って年末年始の一時宿泊施設とか使ってる人多いんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、ずん君。そして6月頃から年度末で雇用切られた人が路上に出てくるというサイクルがあるでやんす。つまり調査のタイミングが最悪でやんす。」
やきう
「非正規雇用2000万人超えとる国で、ホームレス減ったって...誰が信じるねん。予備軍が腐るほどおるやろ。」
かっぱ
「女性の路上生活者も増えとるって話やけど、これも統計に出てへんのやろなぁ。見えんもんはカウントせん方針やし。」
でぇじょうぶ博士
「それが分からないから問題なんでやんす。ネカフェ難民、個室ビデオ店滞在者、友人宅を転々とする人...全部含めたら数万人規模かもしれないでやんすよ。」
やきう
「レイプ被害者もホームレスも『見つけたくない姿勢で調査』って誰か言うてたけど、ほんまこれやわ。見なければ無いことになる理論や。」
かっぱ
「岩手、山形、新潟とか『0人』って...ほんまかいな。おらんわけあらへんやろ。調査員、ちゃんと探したんか?」
ずん
「もしかして、調査員も『見つけたくない』って思ってたりして...なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「可能性はあるでやんす。数が多いと対策予算が必要になるでやんすからね。少なければ『政策成功!』ってアピールできるでやんす。」
やきう
「心のマイホームが無い人も数えたら、日本人の8割ホームレスになるやろな。ワイも含めて。」
ずん
「でも本当に困ってる人を見えなくしちゃうのは、問題なのだ...」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。統計は現実を映す鏡であるべきなのに、今は現実を隠すカーテンになってるでやんすよ。」
やきう
「で、結局どうすんねん?このまま『減った減った』言うて喜ぶんか?」
かっぱ
「調査方法変えな意味ないわな。ネカフェも個室ビデオも、全部含めて数えなあかん。」
ずん
「ボク、いい案があるのだ!全国民にGPS付けて、24時間追跡すれば完璧なのだ!」
かっぱ
「まあでも、ネカフェ利用者の統計とか取ればある程度わかるんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「理論的には可能でやんすが、プライバシーの問題もあるでやんすからね。でも少なくとも今の目視調査よりは実態に近づけるはずでやんす。」
ずん
「なんか複雑なのだ...減ってるって聞いて喜んでいいのか、怒るべきなのか分からないのだ。」
やきう
「両方や。表面上は減っとるかもしれんけど、見えへんとこで増えとる。それが現実や。」
かっぱ
「そういえば、日雇い労働者ってホームレスにカウントされとるんかな?」
でぇじょうぶ博士
「いい質問でやんす。日雇い労働者は『住居がある』とみなされることが多いでやんすが、実際は簡易宿泊所を転々としてる人も多いでやんす。」
ずん
「じゃあ、その人たちも『見えないホームレス』なのだ?」
やきう
「もう何がホームレスで何がちゃうんかわからんわ。定義がガバガバすぎるやろ。」
かっぱ
「ほんまやで。『ホームレス手前』の人も山ほどおるしな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。貧困の実態は連続的なものでやんすからね。明確な線引きができないのが現実でやんす。」
ずん
「むむむ...じゃあボクたちにできることって何なのだ?」
やきう
「まずこういう統計のおかしさに気づくことやろな。それからNPOとか支援団体に寄付するとか。」
かっぱ
「路上で困ってる人見かけたら、支援団体に繋げるガイドもあるしな。できることはあるで。」
でぇじょうぶ博士
「個人レベルでは限界があるでやんすが、少なくとも『減った』という報道を鵜呑みにせず、実態を知ろうとする姿勢が大切でやんす。」
ずん
「ボク、これからネカフェ行く度に『ここにもホームレスの人いるかもしれないのだ』って思っちゃいそうなのだ...」
やきう
「お前、ネカフェ行く金あるなら寄付しろや。」
かっぱ
「まあまあ。でも確かに、ネカフェ難民って言葉は知っとったけど、実感として捉えてへんかったわ。」
でぇじょうぶ博士
「それが『見えない』ということの怖さでやんすよ。物理的に見えないだけじゃなく、社会的にも見えなくされてるでやんす。」
ずん
「じゃあ、この問題って結局どうなるのだ?改善されるのだ?」
やきう
「現状維持やろな。政府は都合のいい数字出して、現場は悲鳴上げて、一般人は知らんふり。いつものパターンや。」
かっぱ
「せやけど、こうやって話題になることは大事やで。知る人が増えれば、変わる可能性もあるからな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。情報の拡散は第一歩でやんす。ただし、それだけで満足してはいけないでやんすよ。」
ずん
「ボク、満足してないのだ!むしろモヤモヤしてるのだ!」
やきう
「モヤモヤするだけマシや。大半の人間は『へー、減ったんだ』で終わりやからな。」
ずん
「じゃあボク、明日からネカフェで寝泊まりしてる人見つけたら、積極的に声かけるのだ!『ホームレスですか?』って!」
でぇじょうぶ博士
「それは絶対にやめるでやんす!!!」
やきう
「お前、それ最悪やろ...プライバシーの侵害どころか人権侵害やぞ。」
かっぱ
「ずん、お前ほんまにアホやな...そういうことちゃうねん。」
ずん
「え、じゃあどうすればいいのだ...?ボク、何もできないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まずは正しい知識を持つことでやんす。そして、この問題について考え続けることでやんす。行動は、それからでも遅くないでやんす。」
ずん
「むぅ...考えるだけでいいのだ?なんかモヤモヤするのだ...」
やきう
「考えるだけでええねん。お前が行動したら被害者増えるだけやし。」
ずん
「...ひどいのだ。でもボク、ちょっとだけホームレス問題について詳しくなった気がするのだ!これって成長なのだ!」