ずん
「500件も防犯カメラが世界中に生配信されてたとか、これもうVTuberより稼げるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ...むしろこれは世界最悪のリアリティーショーでやんす。保育園や食品工場の日常が、24時間生配信されてるとか、まるでトゥルーマン・ショーの悪夢版でやんすよ。」
やきう
「ワイの会社のトイレも映ってたらどないすんねん。世界中に尻晒しとるやんけ。」
かっぱ
「お前の尻なんか誰も見たないわ。それより保育園て。子供の映像が流出しとるんやろ?これヤバすぎやろ。」
ずん
「でも博士、設定ミスって言ってるけど、そんな簡単にミスるもんなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。ネットワークカメラの初期設定は、まるで家の玄関を開けっ放しにして『どうぞお入りください』って看板立ててるようなもんでやんす。パスワードが『admin』とか『12345』のままとか、ザラでやんすからね。」
やきう
「それ設定した業者、無能すぎやろ。ワイでももうちょいマシな仕事するで。」
かっぱ
「お前、引きこもりやろ。仕事してへんやんけ。」
ずん
「でも500件って、日本中で何台カメラあると思ってるのだ。むしろ少ない方じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは氷山の一角でやんす。今回判明したのは海外サイトに掲載されてた分だけでやんす。ダークウェブとか、もっと深い闇に潜んでる映像は数知れずでやんすよ。まるでゴキブリでやんす。一匹見つけたら百匹いると思えってやつでやんす。」
やきう
「ほんなら今この瞬間も、ワイの部屋が世界配信されとる可能性あるんか?」
かっぱ
「お前の汚部屋、誰が見たいねん。むしろ見せたら犯罪やろ。」
ずん
「じゃあボクたち、どうすればいいのだ?もうカメラ全部壊すしかないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは極端でやんす。大事なのは適切な設定でやんす。ファームウェアの更新、強力なパスワード設定、不要なポート開放の禁止...まあ、一般人には呪文みたいなもんでやんすけどね。」
やきう
「結局、専門家に金払えってことやんけ。またむしり取られるんか。」
ずん
「でも博士、これって防犯カメラなのに、逆に犯罪者を呼び寄せてるってことだよね?本末転倒なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。防犯カメラが泥棒に『ここに入りやすいですよ』って教えてるようなもんでやんす。しかも生活パターンまでバレバレでやんすからね。何時に人がいないか、金庫がどこにあるか、全部丸見えでやんす。」
やきう
「それ、もう共犯やろ。カメラが犯罪の片棒担いどるやんけ。」
かっぱ
「保育園の映像とか、マジで洒落にならんで。変態がそれ見てニヤニヤしとる可能性あるんやろ?吐き気するわ。」
ずん
「うわぁ...考えたくないのだ。でも、なんでそんな重要な設定を業者は放置してたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「コストでやんすよ。セキュリティ対策には時間と金がかかるでやんす。業者は『とりあえず映れば良い』って感覚で設置して、後のことは知らんぷりでやんす。まるで時限爆弾を仕掛けて逃げるようなもんでやんすね。」
やきう
「ほんなら責任取らせろや。賠償金ガッポリ取ったらええねん。」
ずん
「でも、今回のことで対策する人増えるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす、ずん君。人間は痛い目見るまで学ばない生き物でやんす。しかも自分が被害者になるまでは『まあ大丈夫だろう』って思考停止するでやんす。まるでロシアンルーレットを楽しんでるようなもんでやんすよ。」
やきう
「それ言うたら、スマホのアプリとかも情報ダダ漏れやろ。みんな気にせず使っとるやんけ。」
ずん
「じゃあもう、プライバシーなんて幻想なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「半分正解でやんす。デジタル時代において、完全なプライバシーは既に神話でやんす。でも、せめて自分の家の中くらいは守りたいもんでやんすよね。それすら守れないってのは、もう人間の尊厳の問題でやんす。」
やきう
「ほな、ワイらはどないしたらええねん?諦めるしかないんか?」
でぇじょうぶ博士
「諦めるのは早いでやんす。最低限、自分の家のカメラやルーターの設定を確認することでやんす。説明書なんて読んだことない?それが命取りになるでやんすよ。」
かっぱ
「説明書なんて、最初に捨てるもんやろ。誰が読むねん。」
ずん
「ボク、カメラとか持ってないからセーフなのだ!」
やきう
「スマホ持っとるやろ、お前。それもカメラやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。スマホもハッキングされればカメラが勝手に起動するでやんす。ずん君の部屋で一人でニヤニヤしてる姿が、今この瞬間も配信されてるかもしれないでやんすよ。」
ずん
「ちょ、ちょっと待つのだ!じゃあボク、今すぐスマホのカメラにテープ貼るのだ!」
やきう
「遅いわ。もう手遅れやろ。世界中の変態がお前の寝顔保存しとるで。」
ずん
「うぅ...でも、これって個人だけの問題じゃないよね?企業とか政府とかも対策しないとダメなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「当然でやんす。特に重要インフラのセキュリティは国家レベルの問題でやんす。でも日本のIT後進国っぷりを考えると、まあ期待できないでやんすけどね。まるで竹槍で戦闘機と戦うようなもんでやんす。」
やきう
「竹槍て。戦時中かよ。でもまあ、お役所仕事やし期待でけへんわな。」
かっぱ
「お前ら、日本ディスりすぎやろ。でも実際、サイバーセキュリティの予算、他国と比べてショボいらしいで。」
ずん
「じゃあもう、アナログに戻るしかないのだ!カメラなんて使わず、人間の目で監視するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それはコスト的に不可能でやんす。人件費の方が高くつくでやんすよ。それに人間だって信用できないでやんす。居眠りするし、買収されるし、むしろカメラより穴だらけでやんす。」
やきう
「ほなどないせえっちゅうねん!もう答えないやんけ!」
ずん
「でもボク、一つ疑問があるのだ。なんで海外のサイトにわざわざ公開されてたのだ?誰が得するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「面白半分でやんすよ。あとは技術的優越感でやんす。『ほら、こんなにザルなセキュリティだぜ』ってマウント取りたいだけでやんす。人間の承認欲求は時に恐ろしいでやんすからね。」
やきう
「承認欲求で他人のプライバシー晒すとか、クズ過ぎやろ。そいつら全員逮捕しろや。」
かっぱ
「逮捕したくても、海外やから難しいんちゃうか?法律の壁があるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、現状ではそうでやんす。国際的なサイバー犯罪の取り締まりは、まだまだ発展途上でやんす。まるで西部開拓時代の無法地帯でやんすよ、インターネットは。」
かっぱ
「でもまあ、今回の報道で少しは意識変わるんちゃうか?まさに今が転換点やと思うで。」
ずん
「そうだといいけど...でもボク、もうネットワークカメラとか怖くて使えないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは極端でやんす。正しく使えば便利な道具でやんす。要は包丁と同じでやんすよ。料理にも使えるし、凶器にもなるでやんす。使う人次第でやんす。」
やきう
「包丁の例えは分かりやすいな。でも、みんなが正しく使えるとは限らんやろ。」
かっぱ
「だから教育が大事なんや。学校でもセキュリティ教育ちゃんとせなあかんわ。」
ずん
「でも学校の先生も、そんなの詳しくないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。教える側が無知では、生徒も無知のままでやんす。負のスパイラルでやんすね。まるでおいらのモテなさが連鎖するようなもんでやんす。」
やきう
「お前のモテなさは連鎖せえへんわ。お前だけや。」
かっぱ
「博士、自虐やめとけ。可哀想になってくるわ。」
ずん
「じゃあ結局、今回の事件から何を学べばいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。便利さとリスクは表裏一体でやんす。ネットに繋ぐってことは、世界中に扉を開けるってことでやんす。その扉に鍵をかけ忘れたら、泥棒が入ってくるのは当然でやんす。デジタル機器を使うなら、最低限のセキュリティ意識は必須でやんすよ。」
やきう
「まあ、当たり前のことやな。でも、その当たり前ができへん奴が多すぎるんや。」
ずん
「ボク、今日からセキュリティ意識高い系になるのだ!まずはパスワードを...えっと...『zunda123』から変えるのだ!」
やきう
「それ、変える前から漏れとるやんけ。アホか。」
かっぱ
「ずん、お前ホンマにアカンわ。もうちょい頭使え。」
ずん
「じゃあ『zunda456』にするのだ!完璧なのだ!」