ずん
「26歳で10年選手のアイドルとか、もはや絶滅危惧種なのだ!」
やきう
「ワイが15歳の時なんて、彼女にフラれて泣いとったで。こいつは人前で踊っとるんか。」
でぇじょうぶ博士
「おいらの計算では、15歳デビューで26歳まで続けるアイドルの生存率は約3.7%でやんす。まさに奇跡の生命体でやんすね。」
ずん
「でも『AIみたいな美少女』って、褒められてるのか微妙なのだ。」
やきう
「せやな。感情ないって言われてるようなもんやろ。ワイかて童貞やけど、感情はあるで。」
でぇじょうぶ博士
「むしろ、感情が豊かすぎて泣いてばかりいるみたいでやんすよ。パフォーマンスに満足できないとか、人間関係で悩むとか。AIには到底無理な芸当でやんす。」
ずん
「後輩が急に辞めたって話、めっちゃリアルなのだ。アイドル業界ブラックすぎるのだ。」
やきう
「順序踏めとか言うとるけど、ブラック企業の上司みたいなこと言うてへんか?辞める自由くらいあるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、彼女が言いたいのはプロ意識の話でやんす。ライブ直前に消えるとか、ファンや関係者に迷惑かけるのは違うでやんすよね。」
ずん
「でも10年も同じことやってて飽きないのかなって思うのだ。ボクなんて3日で飽きるのだ。」
やきう
「お前、仕事3日で辞めたことあるもんな。履歴書真っ黒やろ。」
ずん
「う、うるさいのだ!でもさ、恋愛に興味ないって言い切れるのすごくないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは戦略でやんすね。アイドルにとって恋愛スキャンダルは核爆弾級のダメージでやんすから。実際どうかは別として、そう言っておくのが賢明でやんす。」
やきう
「ワイも恋愛に興味ないって言うとるで。実際はモテへんだけやけどな。」
ずん
「でも結局、26歳で『24時間365日ずっとこのまんま』って、人生このままでいいのか不安にならないのかなって思うのだ。」
でぇじょうぶ博士
「おいらもずっと研究ばかりでやんすからね。気持ちはわかるでやんす。でも彼女はアパレルブランドもやってるし、次の展開も考えてるんじゃないでやんすか。」
やきう
「TikTokフォロワー17万人とか、ワイの100倍以上やんけ。承認欲求バケモンやな。」
ずん
「ボクもTikTokやろうかな。『エリート会社員の日常』とか投稿するのだ。」
やきう
「誰が見るねん。『ニートの妄想日記』の間違いやろ。」
でぇじょうぶ博士
「彼女の強さは、『向いてない』と思いながらも続けてきたことでやんすね。おいらも野球で補欠だったけど続けたでやんす。結果、俊足になったでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「...関係あるでやんす!盗塁の練習で足が速くなったでやんす!」
やきう
「で、結局補欠のままやったんやろ?ワイと一緒やん。負け組の傷の舐め合いはやめーや。」
ずん
「でもさ、『プライドとポリシー持って頑張ってきた』って言えるの羨ましいのだ。ボクなんてプライドもポリシーも持ってないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは自覚してるだけマシでやんす。問題は、持ってないくせに持ってると思い込んでる人でやんすよ。」
やきう
「ワイのことか?ワイは持っとるで。『努力は裏切る』っていう強固なポリシーや。」
やきう
「うるさいわ。お前だってエリート会社員ごっこしとるやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、落ち着くでやんす。彼女のすごいところは、泣きながらも10年続けたことでやんす。継続は力なりでやんすよ。」
ずん
「でも26歳でアイドルって、そろそろ限界が見えてくる年齢なのだ。これからどうするつもりなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「アパレルブランドもやってるし、インフルエンサーとしての価値もあるでやんす。むしろ、アイドル時代の経験を活かして多方面に展開できる可能性があるでやんすね。」
やきう
「結局、『AIみたいな美少女』って、感情を表に出さへんプロ意識のことやったんやな。」
ずん
「なるほどなのだ!つまりボクも感情を殺せばAIみたいなエリート会社員になれるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いや、ずんの場合は感情を殺す前に、まず会社に行く必要があるでやんす。」
ずん
「うっ...じゃあボクもアイドル目指すのだ!『AIみたいな謎のニート』ってキャッチコピーでデビューするのだ!」