ずん
「電子書籍サービスがまた終了するのだ!そして購入済みの本が全部消えるのだ!これは詐欺なのだ!」
やきう
「ワイ、最初から電子書籍なんて信用してへんかったで。紙の本こそ正義や。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ落ち着くでやんす。HeartOne BooKsというサービスが終了するというだけの話でやんす。」
ずん
「だけって...!ボクが買った本が全部消えちゃうんだぞ!?これは窃盗なのだ!」
かっぱ
「せやな。金払って買ったもんが消えるんやから、そら納得いかんわ。」
でぇじょうぶ博士
「実は電子書籍というのは『購入』ではなく『ライセンスの取得』という扱いなんでやんす。つまり本を所有しているのではなく、読む権利を借りているだけでやんすね。」
やきう
「つまり俺らは本買ってへんかったんか。レンタル料払ってただけってことやん。」
ずん
「それってボッタクリバーと同じ手口なのだ!明らかに消費者を騙してるのだ!」
かっぱ
「まあ確かに『購入』って言葉使ってる時点で誤解させとるわな。」
でぇじょうぶ博士
「しかも今回のケースでは、他のサービスへの移行サポートも返金もないでやんす。有料ポイント分だけ返すという最低限の対応でやんすね。」
やきう
「過去の事例見たら、講談社はQUOカードで返金、イオンはhontoに移行、Digital e-honもポイント返金しとったやん。今回はそれすらないんか。」
ずん
「つまり一番ひどいパターンなのだ!これは前例を作っちゃダメなやつなのだ!」
かっぱ
「せやけど、ユーザー少なかったんやろな。コストかけられへんかったんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「月額会員制でポイント購入という特殊な形態でしたからね。大和ハウスグループのショッピングモール内の1コーナーという位置づけでやんした。」
やきう
「要するに片手間でやってたサービスが爆死しただけやん。真面目にやる気なかったんやろ。」
ずん
「でもこれって他の電子書籍サービスでも起こりうることなのだ?ボクKindle使ってるんだけど...」
でぇじょうぶ博士
「理論上は可能でやんす。ただしAmazonクラスの巨大企業が突然サービス終了する可能性は低いでやんすね。とはいえゼロではないでやんす。」
かっぱ
「結局、電子書籍は『消える可能性がある』ってリスクを抱えてるってことやな。」
やきう
「やっぱ紙の本最強やん。火事にならん限り消えへんし。」
ずん
「でも紙の本って場所取るし重いし...電子書籍の便利さも捨てがたいのだ...」
でぇじょうぶ博士
「そこでおいらは提案するでやんす。重要な本だけ紙で買って、軽く読む本は電子書籍という使い分けでやんす。」
かっぱ
「まあ現実的な落としどころやな。リスク分散や。」
やきう
「せやけど、サービス選びは慎重にせなアカンってことやな。マイナーなとこは避けた方がええわ。」
ずん
「じゃあ結局大手しか信用できないってことなのだ?それって独占じゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらその通りでやんす。小規模サービスは撤退リスクが高く、大手は価格決定権を持つ。消費者にとってはジレンマでやんすね。」
やきう
「これからもこういうサービス終了は増えていくんやろな。電子書籍バブル終わったし。」
ずん
「じゃあボク、全部の本をスクショして保存しておくのだ!完璧な対策なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それ著作権法違反でやんす。私的複製の範囲を超えてるでやんす。」
やきう
「つーか全部スクショとか気が遠くなるやろ。一冊何百ページあると思っとんねん。」
ずん
「むむむ...じゃあ諦めて紙の本に戻るしかないのだ...でも本棚に入りきらないのだ...」
ずん
「それができたら苦労しないのだ!家賃高いのだ!というかボクの給料が安いのが悪いのだ!」
かっぱ
「せやけど、これからの電子書籍業界どうなっていくんやろな。」
でぇじょうぶ博士
「おそらく大手への集約が進むでやんす。そして規約に『サービス終了時の補償なし』が明記されるようになるでやんすね。」
やきう
「要するに、俺らは『消える可能性がある本』に金払い続けるってことか。バカバカしいわ。」
ずん
「じゃあもう本読むのやめるのだ!漫画も小説も全部やめて、YouTubeだけ見るのだ!」
でぇじょうぶ博士
「実際、そういう若者は増えてるでやんすね。活字離れというよりは『投資対効果が悪い』という判断でやんす。」
やきう
「まあ分からんでもないわ。動画なら無料やし、消える心配もないしな。」
ずん
「そうなのだ!ボクは時代の最先端を行く賢いエリートなのだ!本なんて古い!これからは動画の時代なのだ!」
かっぱ
「...お前、さっきまで本が消えるって怒ってたやん。」
でぇじょうぶ博士
「まあずんらしいと言えばずんらしいでやんすが...」
ずん
「とにかく!電子書籍なんて信用できないってことが分かったのだ!ボクはもうKindleアンインストールするのだ!」
かっぱ
「お前、昨日買ったばっかりの新刊どうすんねん。」
でぇじょうぶ博士
「結局、電子書籍との付き合い方を考え直す良い機会かもしれないでやんすね。」
ずん
「...じゃあせめて、データのバックアップくらいはできるようにしてほしいのだ。そしたら安心して買えるのだ。」
かっぱ
「それができたら著作権管理できへんやろ。出版社が許すわけない。」
やきう
「つまり俺らは永遠に『いつ消えるか分からん本』に金払い続けるしかないってことや。」
でぇじょうぶ博士
「悲しいかな、それが現実でやんす。電子書籍は便利さと引き換えに、所有権を放棄しているんでやんすね。」
ずん
「なんか損した気分なのだ...もう全部図書館で借りて読むのだ!これなら無料だし消えないのだ!」
かっぱ
「いや、図書館の本も処分されることあるで。」
やきう
「結局どこにも安全地帯ないやんけ。詰んどるわ。」
ずん
「じゃあボク、もう記憶力鍛えて、一度読んだ本は全部脳内に保存するのだ!これが究極の解決策なのだ!」