ずん
「京急と京成が手を組むらしいのだ!これって、鉄道業界の2大勢力が連合を組むってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まぁ、そんなところでやんす。要するに、少子化で客は減るわ、人手は足りないわで、もう単独では生き残れないってことでやんすね。まるで恐竜が隕石の衝突を予感して群れを作るようなもんでやんす。」
やきう
「はぁ?それって要するに『ワイら、もうアカンから助け合おうや』って白旗上げとるだけやんけ。情けないで。」
かっぱ
「まぁまぁ、そう言うなや。でも羽田から成田まで有料特急が走るんやろ?外国人観光客はめっちゃ喜ぶんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす!2028年度から、押上から成田空港への有料特急が走る予定で、京急も同じ車両を入れれば、羽田と成田を直通で結べるでやんす。インバウンド様様でやんすね。」
ずん
「でも、それって結局、外国人頼みってことなのだ?日本人は相手にされてないのだ?」
やきう
「せやな。ワイらみたいな貧乏人は普通電車で我慢しとけってことや。金持ち外国人様のために有料特急走らせますってか。」
かっぱ
「そこまで言わんでもええやろ。でも確かに、車両の共通化って聞くと、なんか『経費削減』臭がプンプンするな。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね。実際、両社とも古い車両を抱えてて、更新費用が馬鹿にならないでやんす。だから共通仕様の新型車両を作って、色だけ変えて使い回そうってわけでやんす。まるでコンビニのプライベートブランドみたいなもんでやんすよ。」
ずん
「えー!じゃあ京急の赤い電車と京成の青い電車が、中身は一緒ってことになるのだ!?」
やきう
「そういうこっちゃ。見た目だけ違うけど、中身は同じ。まるでワイと博士みたいなもんやな。どっちも童貞や。」
でぇじょうぶ博士
「...おいら達を一緒にしないでほしいでやんす。おいらは研究に忙しくてモテないだけでやんす。やきうは単に引きこもりでやんす。」
かっぱ
「おいおい、そこで言い争うなや。それより、次世代運行システムの導入ってなんや?自動運転みたいなやつか?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。将来的には運転士不足に対応するため、自動運転技術の導入も視野に入れてるでやんす。そのために車両や地上設備を共通化しようってわけでやんすね。」
ずん
「じゃあ将来、電車に運転士がいなくなるのだ!?それってちょっと怖いのだ...」
やきう
「何言うとんねん。今だって自動改札やら自動販売機やらで、人間が減っとるやろ。次は運転士の番ってだけや。そのうちワイらの仕事も全部AIに取られるで。」
かっぱ
「まぁ時代の流れやな。でも有料特急が羽田と成田を結ぶのは便利やで。今まで乗り換えが面倒やったもんな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。現状では羽田から成田まで、リムジンバスか在来線で乗り継ぐしかなかったでやんすからね。これが直通の有料特急になれば、外国人観光客にとっては天国でやんす。」
ずん
「でも、有料特急ってことは、また金取られるってことなのだ。普通の電車じゃダメなのだ?」
やきう
「あのな、ずん。お前みたいな貧乏人の発想やとビジネスにならへんねん。金払ってでも快適に移動したい層をターゲットにしとるんや。わかるか?」
でぇじょうぶ博士
「やきうの言う通りでやんす。ビジネス客や富裕層の外国人観光客をターゲットにしてるでやんすよ。彼らにとって時間はお金でやんすからね。」
かっぱ
「それにしても、京急と京成が手を組むなんて、昔は考えられへんかったで。ライバル同士やったのにな。」
でぇじょうぶ博士
「時代が変わったでやんすね。今や競争よりも協調の時代でやんす。まるで戦国武将が同盟を結ぶようなもんでやんすよ。生き残りをかけた戦略的判断でやんす。」
ずん
「じゃあ、次は東武鉄道とかも仲間に入るのだ?みんなで手を組んで、関東鉄道連合みたいなのができるのだ?」
やきう
「それはないやろ。東武は東武で別の思惑があるやろうし。第一、みんなで仲良くやりましょうなんて、そんな甘い世界ちゃうで。」
かっぱ
「でも、共通車両が増えれば、利用者からしたらどの路線も同じに見えてまうんちゃうか?個性がなくなるっていうか。」
でぇじょうぶ博士
「それは懸念されるところでやんすね。効率化の代償として、各社の個性が失われる可能性はあるでやんす。まるでチェーン店ばかりになった商店街のようなもんでやんすよ。」
ずん
「うーん、でも結局のところ、これって誰が得するのだ?鉄道会社だけが得して、僕たち乗客は何も変わらないんじゃないのだ?」
やきう
「お、ずんにしては鋭いこと言うやんけ。せやな、結局は経営側のコスト削減が目的で、乗客サービスの向上は二の次や。」
でぇじょうぶ博士
「まぁ、そういう見方もできるでやんすが、羽田と成田を結ぶ有料特急は確実に利便性は上がるでやんすよ。あとは料金次第でやんすけどね。」
かっぱ
「そうやな。もし料金がバカ高かったら、結局リムジンバス使うことになるしな。」
ずん
「じゃあ、僕はどうすればいいのだ?この変化に対応するために、何か準備しておくことはあるのだ?」
やきう
「お前は何もせんでええ。どうせ羽田も成田も使わんやろ。引きこもってネットサーフィンしとけばええんや。」
でぇじょうぶ博士
「ま、まぁ...確かにずんには関係ない話かもしれないでやんすね。でも、社会の変化を知っておくことは大事でやんすよ。」
ずん
「むぅ...じゃあ、せめて有料特急の料金が安くなることを祈るのだ!僕も一度くらいは乗ってみたいのだ!」
かっぱ
「お前、さっきまで興味なさそうやったのに、急に乗りたくなったんかい。単純やな。」
ずん
「だって、新しいものには興味があるのだ!でも、高かったらやっぱりやめるのだ!」