ずん
「立ち食いそば屋で10分待ちって、それもう座れよって話なのだ!」
やきう
「立ち食いの意味、完全に崩壊しとるやんけ。ファストフードの看板下ろせや。」
でぇじょうぶ博士
「しかし、その10分がこの店の核心でやんす。ナス天は注文を受けてから揚げるでやんすからね。」
ずん
「え?じゃあボク、急いでる時は食べられないってことなのだ?」
やきう
「お前いつも暇やろが。会社クビになったん忘れたんか。」
かっぱ
「クビちゃうわ。自主退職や。そこ大事やねん。」
でぇじょうぶ博士
「この店は「あさだけ」という名前でやんすが、朝だけ営業してるわけじゃないでやんす。むしろ昼から夜まで営業してるでやんす。」
ずん
「じゃあ詐欺じゃん!消費者庁に通報するのだ!」
やきう
「お前、店名で訴えるんか。じゃあ「富士そば」は富士山で営業せなアカンのか。」
かっぱ
「それ言い出したら、ほとんどの店アウトやな。」
でぇじょうぶ博士
「5席しかない店に女性客が2人もいたというのが興味深いでやんす。立ち食いそば屋は通常、おっさんの独壇場でやんすからね。」
ずん
「つまり、女性でも入りやすい雰囲気ってことなのだ?」
やきう
「いや、単にナス天目当てやろ。インスタ映え狙いの意識高い系女子や。」
かっぱ
「お前、女性に恨みでもあるんか。そんなんやから彼女できへんねんで。」
でぇじょうぶ博士
「錦糸町は「丸源」閉店後も激戦区として君臨してるでやんす。この「あさだけ」は、速さを犠牲にして品質で勝負する戦略でやんすね。」
ずん
「でも10分って、カップラーメン2個作れる時間なのだ。」
やきう
「カップラーメンと比較すんなや。お前の人生、全部インスタントで済ませとるやろ。」
かっぱ
「せやけど、揚げたてのナス天は確かに旨いで。あの食感は待つ価値あるわ。」
でぇじょうぶ博士
「路地裏という立地も戦略的でやんす。家賃を抑えて食材に投資できるでやんすからね。まるで隠れ家のような存在でやんす。」
ずん
「隠れ家っていうか、普通に見つけにくいだけじゃないのだ?」
やきう
「Googleマップあるやろが。現代人なめんなよ。」
かっぱ
「せやけど、路地裏の店って探検してる感じで楽しいやん。」
でぇじょうぶ博士
「この店の真の革新性は、立ち食いそばの常識を覆したことでやんす。速さより質、という価値観の転換でやんすね。」
ずん
「じゃあ次は座って食べる立ち食いそば屋ができるのだ!」
やきう
「それ、もう普通のそば屋やんけ。お前、頭の中どうなっとんねん。」
かっぱ
「まあまあ。ずんなりの発想やと思ったらええやん。」
ずん
「ボク的には、寝転んで食べる立ち食いそば屋が究極なのだ!配膳ロボットが運んでくれるやつ!」