ずん
「ウナギが陸で狩りをするって、完全にチート使ってんじゃん!これ、もう魚じゃなくね?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、立派な魚でやんす。ただし、水中だけじゃ満足できない野心家の魚でやんすね。まるで副業に手を出すサラリーマンみたいなもんでやんす。」
やきう
「ワイ、副業禁止の会社やから羨ましいわ。ウナギ見習いたいくらいやで。」
でぇじょうぶ博士
「その計算は正しいでやんす。ただし、ウナギにとっては陸上は未開拓のブルーオーシャン...いや、グリーンオーシャンでやんすかね。競合他社が少ないでやんす。」
やきう
「河川の上流ほど陸上の餌食ってるって、完全に追い詰められた転職組やん。水中で出世できへんかったんやろなぁ。」
ずん
「でもコオロギとかゴキブリ食べるって、ウナギの味変わっちゃうんじゃないの?蒲焼きにコオロギ風味とか嫌なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは重要な指摘でやんす。ただし、上流域のウナギは元々希少でやんすから、おいらたちの口に入る前に絶滅する可能性の方が高いでやんす。」
やきう
「ウナギって、まるでワイみたいに環境適応能力高いんやな。水でも陸でもイケるとか、理想の生き方や。」
ずん
「3億年前の魚が陸上に上がったときも、こんな感じで『ちょっと陸行ってくるわ』って始まったのかな?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!進化というのは、大体が好奇心と空腹から始まるでやんす。人類の歴史も似たようなもんでやんすよ。」
やきう
「でも暗い時間帯に上陸するって、完全に夜の副業やん。これ税務署にバレたらアカンやつや。」
ずん
「ウナギって、もしかして将来的に完全に陸上生物になっちゃうのかな?」
でぇじょうぶ博士
「可能性はゼロではないでやんす。ただし、それには数百万年単位の時間が必要でやんす。その頃にはおいらたちの子孫が火星でラーメン食ってるでやんすよ。」
かっぱ
「火星のラーメンって、お湯沸かすのに気圧どないすんねん。」
やきう
「つーか、トビハゼとかイールキャットとか、既に陸上摂餌する魚おったんかい。ウナギ、完全に後発組やん。」
ずん
「でもさ、細長い体型が陸上進出に有利って、つまりデブは陸上進出できないってことなのだ?これ完全に体型差別じゃん!」
でぇじょうぶ博士
「差別ではなく物理学でやんす。摩擦抵抗と重力の問題でやんすね。まあ、ずんも細長くなれば陸上進出...いや、社会進出できるかもしれないでやんす。」
やきう
「ウナギが上流域で陸上餌に依存するって、要は『水中に仕事ないから陸で頑張るわ』ってことやろ?完全に地方の就職難民やん。」
かっぱ
「でも実際、河川の上流って餌少ないんやろ?ウナギ、めっちゃ頑張っとるやん。」
でぇじょうぶ博士
「その比喩は的確でやんすね。ただし、ウナギは諦めないでやんす。おいらたち人間も見習うべきでやんす...って、おいらはもう諦めてるでやんすけど。」
やきう
「高速度カメラで摂餌動作を解析とか、研究者ってウナギがコオロギ食う瞬間をスローモーションで見たいんか?変態やろ。」
ずん
「でもさ、このウナギの進化って、結局『環境が厳しいから新しいことやってみた』ってだけでしょ?ボクも環境厳しいけど、新しいことやる気にならないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それはずんが、ウナギと違って知恵がないからでやんす。ウナギは3億年の進化の末に陸上進出を果たしたでやんすが、ずんは3秒で諦めるでやんす。」
かっぱ
「3秒は言い過ぎやけど、まあ似たようなもんやな。」
やきう
「つーか、オオウナギって全個体が陸上捕食できたんやろ?これ、種族全体で『陸イケるで』って気づいてるってことやん。情報共有えぐいわ。」
ずん
「じゃあウナギ界でも『陸上進出セミナー』とか『コオロギ捕獲術オンライン講座』とかあるのかな?受講料はイワシ3匹とか。」
でぇじょうぶ博士
「セミナーはないでやんすが、本能と試行錯誤でやんすね。ずんもセミナーに頼らず、本能で動けばもう少しマシな人生になるでやんす。」
やきう
「胃内容物に甲虫とトカゲって、ウナギの胃袋、完全にゴミ箱やん。何でも食うんやな。」
ずん
「でもトカゲ食べるって、もうそれ魚じゃなくて爬虫類じゃん!ウナギ、アイデンティティ崩壊してない?」
でぇじょうぶ博士
「アイデンティティより生存でやんす。哲学的な悩みは満腹になってから考えるもんでやんす。これは人間もウナギも同じでやんすよ。」
やきう
「魚類から四足動物への進化過程って、要は『陸うまそうやし行ったろ』が全ての始まりってことか。人類の歴史も大体そんなもんやな。」
ずん
「ボク、ウナギの気持ちわかってきたのだ。水中で競争激しいから、陸という新天地に行ってみたんだよね。ボクも会社辞めて、陸...じゃなくて、田舎で農業とかしようかな?」
でぇじょうぶ博士
「その発想、0.2秒で却下でやんす。ずんは農業どころか、観葉植物すら枯らす男でやんすから。」
やきう
「っていうか、この研究に何の意味があんねん。ウナギが陸で飯食うの分かったからって、ワイらの生活何も変わらへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...基礎研究というのは、すぐに役立たないから価値があるでやんす。進化の謎を解き明かすことで、将来的に医療や工学に応用できる可能性があるでやんす。まあ、ずんたちには一生理解できないでやんすけどね。」
かっぱ
「博士、それ言い過ぎや。でもまあ、ウナギが頑張っとるんやから、人間も頑張らなアカンな。」
ずん
「結局さ、このウナギの研究って『環境に適応できる奴が生き残る』っていう、当たり前のことを証明しただけじゃん。ボクでも知ってるのだ。」