ずん
「通販サイトがウイルスにやられて止まってるのだ!これは現代の兵糧攻めなのだ!」
やきう
「兵糧攻めって...お前、オフィス用品買えんくなったくらいでギャーギャー騒ぐなや。Amazonで買えばええやろ。」
でぇじょうぶ博士
「まぁまぁ、やきう君。これは単なる通販停止では済まない問題でやんすよ。ランサムウェアというのは、データを人質に取って身代金を要求する、いわばデジタル誘拐でやんす。」
かっぱ
「で、アスクルは金払うんか?払わんのか?どっちや。」
でぇじょうぶ博士
「それが難しい判断でやんすねぇ。払えば犯罪者を助長するし、払わなければビジネスが止まったままでやんす。まるで悪魔との契約を迫られているようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあボクなら絶対払わないのだ!犯罪者に屈するなんてダサいのだ!」
やきう
「お前の会社が潰れても同じこと言えるんか?社員の給料払えんくなっても?」
かっぱ
「結局、セキュリティがガバガバやったってことやろ?対策しとけばこんなことにならんかったんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「ごもっともでやんす。でもね、どんなに対策しても100%防げるわけじゃないでやんす。攻撃者は常に一歩先を行ってるでやんすから。イタチごっこでやんすねぇ。」
やきう
「つまり、ワイらが普段使っとるサービスも、いつ止まるかわからんってことか。恐ろしいわ。」
ずん
「じゃあもうインターネット使わない方が安全なのだ!」
かっぱ
「お前、昨日もネットで変な動画見とったやろ。何が使わんや。」
でぇじょうぶ博士
「それにアサヒグループもサイバー攻撃で個人情報流出の可能性があるでやんす。もはや大企業でも安全じゃないでやんすよ。」
ずん
「えっ!?ボクのビールの購入履歴もバレちゃうのだ!?」
やきう
「お前の酒量なんて誰も興味ないわ。むしろクレカ情報とか住所とかやろ、ヤバいのは。」
かっぱ
「で、結局どうしたらええんや?個人でできる対策ってあるんか?」
でぇじょうぶ博士
「基本的なことでやんすが、パスワードを使い回さない、二段階認証を使う、怪しいメールは開かない。これだけでもかなり違うでやんす。」
ずん
「めんどくさいのだ...全部同じパスワードの方が楽なのだ...」
やきう
「それで被害にあったら世話ないわ。お前、玄関のカギかけんと寝るタイプやろ。」
かっぱ
「しかし、復旧のめど立たずって、アスクルどんだけダメージ受けとるんや。」
でぇじょうぶ博士
「システム全体が暗号化されてしまった可能性が高いでやんす。バックアップがあればいいでやんすが、それも感染してたら終わりでやんすからね。」
やきう
「企業のIT担当者、今頃血の涙流しとるやろなぁ。ワイやったら逃げ出すわ。」
ずん
「でも、こういう時こそチャンスなのだ!アスクルの代わりに新しいサービス作って大儲けするのだ!」
かっぱ
「お前、人の不幸で金儲けしようとすな。性格悪いぞ。」
でぇじょうぶ博士
「まぁでも、実際にこういう事件があると、セキュリティ関連企業の株価は上がるでやんすけどね。需要が急増するでやんすから。」
やきう
「結局、金儲けの話になるんかい。資本主義の闇やな。」
ずん
「じゃあボクもセキュリティの勉強するのだ!これからは需要があるのだ!」
かっぱ
「お前、昨日『プログラミングむずかしい』って泣いとったやろ。どの口が言うんや。」
でぇじょうぶ博士
「ちなみに、海底ケーブルを巡る競争も激化してるでやんす。インターネットの大動脈でやんすから、ここを狙われたら世界中が大混乱でやんすよ。」
ずん
「え!?海の底にケーブルがあるのだ!?サメに噛まれたらどうするのだ!?」
かっぱ
「まぁでも、実際にサメが噛むこともあるらしいで。だから補強してるんや。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。でも最大の脅威は自然災害や人為的な破壊でやんすけどね。例えば、某国が意図的に切断したら...想像しただけで恐ろしいでやんす。」
ずん
「もうインターネットなんて信用できないのだ!手紙で連絡するのだ!」
やきう
「お前、住所知らん奴にどうやって手紙送るんや。そもそも字、書けるんか?」
かっぱ
「知っとるわ。お前の履歴書、ミミズが這ったみたいやったもんな。」
でぇじょうぶ博士
「とにかく、今回のアスクルの件は氷山の一角でやんす。他の企業も同じリスクを抱えてるでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクらも明日からペンと紙で仕事するのだ!デジタルデトックスなのだ!」
やきう
「お前、昨日『スマホないと生きていけない』って言うとったやん。どっちやねん。」
ずん
「...やっぱりスマホは手放せないのだ。ボク、インターネットと運命共同体なのだ!」