ずん
「AIが漫画描いちゃうって、もう漫画家いらないじゃんって話なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、確かにすごい技術でやんすけど、漫画家が不要になるわけじゃないでやんす。むしろ、AIは漫画家のアシスタントとして機能するでやんすよ。」
やきう
「はぁ?ワイが見た生成漫画、普通にプロレベルやったで。もう人間の出番ないやろ。」
ずん
「やっぱりそうなのだ!ボク、漫画家になろうと思ってたのに、もう夢が終わったのだ...」
でぇじょうぶ博士
「落ち着くでやんす、ずん君。確かにNano Banana Proは日本語フォントの破綻がなく、吹き出しの配置も自然でやんす。でも、物語の構成や感情の機微を理解して描くのは、まだまだ人間の領域でやんすよ。」
やきう
「物語の構成?そんなん指示書書けば終わりやん。プロンプトエンジニアリングってやつや。」
ずん
「それな!もう人間が考える必要もないってことなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、それは違うでやんす。AIが生成するのは、あくまで『形』でやんす。心を揺さぶる物語は、人間の経験や感情から生まれるものでやんす。AIはそれを模倣することはできても、創造することはまだできないでやんす。」
やきう
「じゃあなんで、Xで生成漫画の共有祭りが起きてんねん。みんな騙されとるんか?」
でぇじょうぶ博士
「騙されてるわけじゃないでやんす。新しい技術が登場すると、人々はその可能性に興奮するでやんす。でも、実際に使い込んでいくと、限界も見えてくるでやんすよ。例えば、複数ページにわたるストーリーの一貫性や、キャラクターの成長を描くのは、まだ難しいでやんす。」
ずん
「でも、一発出しでこのクオリティって、もう人間が数時間かけて描くより早いじゃんなのだ!」
やきう
「せやな。効率で言ったら圧倒的やん。漫画家なんて、もう時代遅れの職業や。」
でぇじょうぶ博士
「効率だけで漫画の価値が決まるなら、そもそも手塚治虫も藤子不二雄も存在しなかったでやんす。漫画は工業製品じゃなくて、芸術でやんすからね。AIが生成する漫画は、言ってみれば『即席ラーメン』みたいなもんでやんす。お腹は満たせるけど、職人が作る本格ラーメンには敵わないでやんす。」
ずん
「即席ラーメンでも美味しいのあるけどなのだ...」
やきう
「ワイ、カップヌードル派やで。むしろ本格ラーメンより好きや。」
でぇじょうぶ博士
「...それは個人の好みでやんすけど、話がズレてるでやんす。重要なのは、AIが生成する漫画は『テンプレート化された物語』になりがちだということでやんす。プロンプトに従って生成するため、予想外の展開や独創的な表現が生まれにくいでやんす。」
ずん
「じゃあ、予想外の展開を指示すればいいじゃんなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それができるなら、もうあなた自身が漫画家でやんすよ。結局、AIを使いこなすには、漫画制作の知識や感性が必要でやんす。つまり、AIは道具であって、創作者の代わりにはならないでやんす。」
やきう
「道具って言うけど、そのうち道具が人間超えるやろ。ワイは信じてるで、AIの未来を。」
ずん
「でも、AIが人間を超えたら、ボクたちどうなるのだ...?」
でぇじょうぶ博士
「心配無用でやんす。AIが進化しても、人間が持つ『不完全さ』や『矛盾』こそが、創作の源でやんすからね。AIは完璧を目指すけど、人間は不完全だからこそ面白いものを作れるでやんす。」
やきう
「不完全さが武器って、ただの負け惜しみやん。」
ずん
「じゃあボクの不完全さも武器ってことなのだ?すごいのだ、ボク天才なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君の場合は、不完全を通り越して『欠陥品』でやんすけどね。」
ずん
「ひどいのだ!でも、AIが漫画描けるなら、ボクは何もしなくても漫画家になれるってことなのだ!これからはAIに全部任せて、ボクは印税で暮らすのだ!」