ずん
「ねえねえ、『快傑ズバット』ってなんなのだ?昭和のおじさんたちが騒いでるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「おぉ、これは懐かしいでやんす!1977年放送の石ノ森章太郎原作特撮ドラマでやんす。白いギターを持った私立探偵が全国を旅しながら悪を倒すという、今考えるとツッコミどころ満載の設定でやんす。」
やきう
「ワイもこれ見てたで。でもなんで今さら4Kリマスターなんや?当時のフィルムボロボロちゃうんか。」
でぇじょうぶ博士
「それが技術の進歩でやんす。4KネガスキャンHDリマスターで蘇らせたでやんす。まあ、画質が良くなっても、昭和の特撮のチープさは隠せないでやんすけどね。」
かっぱ
「せやな。ワイの一ヶ月分の河原の家賃より高いで。しかも初回生産限定て、商売上手やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「でも東映特撮YouTube Officialで無料配信もあるでやんす。第1話と第5話が期間限定で見られるでやんす。まさに『試食コーナーで腹を満たす貧乏学生』作戦でやんすね。」
やきう
「第5話のタイトルが『花売り少女と白い粉』て…完全にアウトやろ。昭和は規制ガバガバやったんやな。」
でぇじょうぶ博士
「『仮面ライダーV3』や『秘密戦隊ゴレンジャー』に出演した昭和特撮界のレジェンドでやんす。おいらの計算によると...いや、まあとにかくすごい人でやんす。」
かっぱ
「白いギター持った私立探偵て、どう考えても探偵の仕事せんやろ。目立ちすぎやんけ。」
やきう
「しかも全国さすらいながら悪退治て、本来の依頼人どうなってんねん。完全に仕事サボっとるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「そこがロマンでやんす!昭和の特撮は設定の整合性より雰囲気が大事だったでやんす。まあ、今の時代なら『設定崩壊』とか言われて炎上するでやんすけどね。」
ずん
「12月14日にTOKYO MXで地上波放送もあるのだ。でも東京だけなのだ?地方民は見られないのだ?」
かっぱ
「せやな。地方は切り捨てやで。まあYouTubeあるからええけどな。ワイは河原で見るわ。」
やきう
「47年前の作品が今また注目されるって、日本のエンタメ業界、新しいコンテンツ作れへんのか?」
でぇじょうぶ博士
「それは痛いところを突くでやんす。でも、リバイバルブームは世界的な流れでやんす。ノスタルジーは最強の麻薬でやんすからね。」
ずん
「でもさ、昭和の特撮って今見たら笑っちゃうんじゃないのだ?」
かっぱ
「それがええんやで。今のCGバリバリより、手作り感あふれる特撮の方が味があるんや。爆発シーンとか明らかにミニチュアやけど、それがええんや。」
やきう
「ワイ、子供の頃にズバットのマネして白いギター振り回してたわ。近所のおばはんに『うるさい』て怒られたけどな。」
でぇじょうぶ博士
「それは単なる迷惑行為でやんす。でも、そういう思い出があるからこそ、大人になってBlu-ray BOXを44
ずん
「ボク、YouTubeで見てみるのだ!無料だし!」
かっぱ
「せやな。まず無料で見てから考えたらええ。ワイも河原のWi-Fi使って見るわ。」
やきう
「お前、河原にWi-Fiあるんか。時代やな。」
でぇじょうぶ博士
「最近の河童はハイテクでやんすね。でも、ズバットの魅力は画質じゃないでやんす。あの独特の昭和感、チープな特撮、オーバーアクションな演技...全てが芸術でやんす。」
ずん
「なんかすごく見たくなってきたのだ!でも結局、親友の仇は見つかるのだ?」
かっぱ
「まあ、47年前の作品やからもうネタバレもクソもないけどな。」
でぇじょうぶ博士
「全32話で完結するでやんすが、当時は視聴率が伸び悩んで打ち切りになったんでやんす。でも、だからこそカルト的人気が出たでやんす。失敗作ほど愛されるという、まるでおいらの研究みたいでやんす。」
やきう
「自分で言うてもうたな。でも正直でええわ。」
かっぱ
「ところで、このBlu-ray BOX買う奴おるんかいな?44
でぇじょうぶ博士
「限定生産だから、コレクターが買うでやんす。そして未開封のまま押し入れに保管して、10年後にメルカリで高値で売るでやんす。まさに『投資』でやんすね。」
ずん
「なるほど!じゃあボクも買って転売するのだ!」
ずん
「...じゃあやっぱりYouTubeで見るのだ。12月26日まで無料なのだ!」
かっぱ
「それが正解や。無料で楽しめるもんに金払う必要ないで。ワイはそうやって生きてきたんや。」
でぇじょうぶ博士
「でも、本当のファンはBlu-rayを買うでやんす。特典映像とか、ブックレットとか、そういうのに価値があるでやんすからね。まあ、おいらは買わないでやんすけど。」
やきう
「結局誰も買わへんのかい。東映さん、商売大丈夫か?」
ずん
「でもさ、47年前の作品がこうやって話題になるって、すごいことなのだ!ボク、47年後も語り継がれる存在になりたいのだ!」
かっぱ
「お前、今の時点で誰にも語られてへんやんけ。」
やきう
「草。でも確かに、昭和の特撮って今見ると新鮮やな。CGに慣れすぎて、逆に手作り感が贅沢に見えるわ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす!技術が進歩しすぎて、逆に原点回帰が新しく感じるんでやんす。まさに『温故知新』でやんすね。いや、この場合は『温故知チープ』でやんすけど。」
ずん
「よし、決めたのだ!ボクも白いギター持ってさすらいの旅に出るのだ!そして悪を倒すのだ!」
かっぱ
「お前、ギター弾けんやろ。あと悪より先にお前が倒されるわ。」
やきう
「てか、今の時代に白いギター持ってさすらってたら、職質されまくるで。不審者や。」
でぇじょうぶ博士
「時代は変わったでやんす。今なら『YouTuberがギター持って全国の悪を晒す旅』とかの方が受けるでやんすね。まあ、それはそれで炎上しそうでやんすけど。」
ずん
「じゃあボク、『快傑ズバット』見て、当時の日本を想像しながらビール飲むのだ!昭和を感じるのだ!これが真の贅沢なのだ!」