ずん
「生成AIで業務改善したら褒められたって...ボクもAI使って楽したいのだ!どうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、これは実に興味深い事例でやんす。スプレッドシートの履歴を活用して類似案件を提案させる仕組みでやんす」
やきう
「ワイもそういうの作りたいんやけど、結局GASとか使えんとアカンのやろ?ハードル高いわ」
でぇじょうぶ博士
「そこがミソでやんす。ChatGPTにコーディングを丸投げして450行を1日で完成させたでやんす。自分はインラインコメントしか書いてないでやんす」
ずん
「えっ、それってボクでもできるってことなのだ?」
やきう
「待てや。テストもせずにリリースとか、普通なら炎上案件やんけ」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、現場でしか使わないツールと割り切ったから許されたでやんす。回答責任は人間が持つから他部署との調整も不要だったでやんす」
ずん
「つまり、AIに全部任せずに人間が最終チェックするから安全ってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。AIの得意な『似た質問を探す』だけをお願いして、ハルシネーションのリスクを回避してるでやんす」
やきう
「なるほどな。でもスプシに履歴残すとか、そもそもマメな会社やないとムリやろ」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんす。モノタロウには『サブ業務でも記録を残す』という文化が根付いていたから、導入時点で十分なデータがあったでやんす」
ずん
「じゃあ、ボクの会社でも記録さえ残してれば、AIで楽できるってことなのだ!」
やきう
「お前の会社、そもそも記録残す文化あるんか?」
でぇじょうぶ博士
「それに、この事例で素晴らしいのは『現場の問題を現場で解決していい』という裁量が与えられていた点でやんす。PoCを現場判断で始められる環境があったからこそでやんす」
やきう
「ウチは上司の承認に3ヶ月かかるわ。その間に問題解決しとるわ」
ずん
「でも入社1ヶ月の新人でも対応できるようになったって、すごくないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにそこが成果でやんす。類似事例が自動で出てくるから、真似すればいいだけでやんす。特別な訓練も不要でやんす」
やきう
「それ、逆に言うと今まで新人教育に時間かけすぎてたってことやん」
でぇじょうぶ博士
「痛いとこ突くでやんすね...でも、ベテランも類似例を探す手間が減って気が楽になったと好評だったでやんす」
ずん
「じゃあみんなハッピーってことなのだ。でもこれ、展開するの大変じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「GASだから環境構築不要で、コピペして少し調整するだけで展開できるでやんす。OpenAI APIの利用料も問い合わせが少ないから軽微でやんす」
やきう
「ちょっと待てや。日に1〜3件の問い合わせにAI導入とか、コスパ悪くないか?」
でぇじょうぶ博士
「そう思うでやんすか?でも割り込み業務の精神的負担って、件数じゃなくて『いつ来るか分からない不安』が大きいでやんす」
ずん
「あー、それボクもわかるのだ。集中してるときに話しかけられると超イラつくのだ」
でぇじょうぶ博士
「この事例で面白いのは、最初は『野暮な設計』と本人が謙遜してた点でやんす。他のチームの生成AI活用がレベル高すぎて恥ずかしかったらしいでやんす」
ずん
「えっ、これで恥ずかしいとか、モノタロウのレベル高すぎるのだ!」
やきう
「そら周りが凄すぎると、自分の成果がショボく見えるわな。ワイも毎日実感しとるわ」
でぇじょうぶ博士
「でも、AI駆動開発チームのリーダーに見つかって、『すごい発想!』と絶賛されたでやんす。そして社外カンファレンスで発表することになったでやんす」
ずん
「なんで絶賛されたのだ?技術的には普通っぽいのに」
でぇじょうぶ博士
「技術的な興味深さだけじゃなく、『草の根的成功』が自然に生まれていたのが嬉しかったんでやんす。まるで種を撒いてない花壇に野良のコスモスが咲いてたようなもんでやんす」
やきう
「ポエムみたいなこと言うとるけど、要は勝手に改善する文化が根付いとったってことやろ」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。現場判断で改善を始められる文化と、AI駆動開発の哲学が合致したんでやんす」
ずん
「じゃあボクも勝手に改善始めていいってことなのだ?」
やきう
「お前が始めたら確実に怒られるやろ。そもそも改善する前に仕事せえや」
でぇじょうぶ博士
「ちなみにこの改善で、本人は『こんなんでいいんだ』とハードルが下がったそうでやんす。完璧を目指さなくても効果が出ると実感したんでやんす」
ずん
「それってすごく大事なことな気がするのだ。完璧じゃなくていいなら、ボクでもできそうなのだ」
やきう
「お前の『できそう』は永遠に実行されへんけどな」
でぇじょうぶ博士
「まあ、この事例の本質は『小さく始めて効果を出す』ことでやんす。いきなり全部AIに任せようとせず、AIの得意分野だけをお願いするのが賢いやり方でやんす」
ずん
「なるほどなのだ...でも結局、記録を残す文化とか、現場裁量とかがないとダメってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに環境は大事でやんす。でも、この記事を読んで『うちでもできそう』と思った人が、まず小さく始めてみるのが第一歩でやんす」
やきう
「ワイはまず記録残すとこから始めるわ...って、そもそも仕事してへんかったわ」
ずん
「ボクは...とりあえずChatGPTに『楽する方法教えて』って聞いてみるのだ!これでボクも改善マスターなのだ!」