ずん
「うわぁ、夫が『お金ちょうだい』って妻に言うとか、令和の時代にまだこんな亭主関白みたいな構図があるのだ!」
やきう
「ずん、お前完全に逆やぞ。これ、むしろ嫁が財布握って旦那が小遣い制って昭和の構図そのものやんけ。」
かっぱ
「いや違うやろ。これ完全にプロスポーツ選手の賞金管理や。億稼ぐ人間が『ちょうだい』て言うてんのがミソやねん。」
でぇじょうぶ博士
「面白い点でやんすね。一般的な『妻が家計を管理』とは本質的に違うでやんす。これは完全に役割分担の最適化でやんす。」
ずん
「え、どういうことなのだ?ボクには妻が強いようにしか見えないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まず前提として、横峯さくらさんは年間数千万円を稼ぐプロゴルファーでやんす。その財布管理を誰がやるかは、単なる家計管理とは次元が違うでやんす。」
やきう
「せやな。ワイらが『今月の電気代どないしよ』て悩んでるレベルとはちゃうわ。税理士とか入っとるやろうし。」
かっぱ
「そもそも『物欲がない』て、そら稼ぎすぎて物欲満たされてもうたんちゃうか。ワイらとはスタート地点が違うで。」
ずん
「むぅ...でも夫の森川さんは『お金ちょうだい』って言ってるんだから、やっぱり妻の方が上なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そこが浅いでやんす、ずん君。記事をよく読むと、森川さんは運転、荷物管理、料理、夜泣き対応を全部やってるでやんす。」
やきう
「つまり『金の管理はお前に任せた。ワイは現場を全部やるから』て完全分業制やんけ。これ、むしろ対等どころか旦那の方が働きすぎちゃうか?」
かっぱ
「夜中に子どもあやして『窓の外が薄青くなって...』て。これ完全に育児疲労の極致やんけ。詩人みたいなこと言うてる場合か。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは『互いの領域については気になってる雰囲気も出さない』というルールでやんす。これは実は極めて高度な心理的境界線の設定でやんす。」
ずん
「なんか難しいこと言い始めたのだ。つまりどういうことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言えば、『お前のやり方に口出ししない代わり、俺のやり方にも口出しすんな』という完全相互不可侵条約でやんす。」
やきう
「ああ、これアカンやつやん。ワイの元カノ、ワイが皿洗いしてる横で『その洗い方じゃダメ』て毎回言うてきて別れたわ。」
ずん
「でもでも、記事には『ゴルフの権限を100%渡して』ってあるのだ!これって夫が支配してるってことじゃないのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「それは完全に誤読でやんす。『権限を渡す』というのは『俺を信頼して任せてくれ』という意味でやんす。むしろ横峯さくらさんが『私の領域だと思っていたけど』と言ってる時点で、彼女が全てをコントロールしようとしてたことの証左でやんす。」
かっぱ
「ああ、なるほどな。プロゴルファーて個人競技やから、全部自分で決めたがるんやろな。それをキャディの旦那が『俺に任せろ』て言うたわけか。」
やきう
「でもこれ、失敗したら旦那の責任になるやんけ。リスク背負いすぎやろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。これは実は『責任の所在を明確にする』という高度なマネジメント手法でやんす。曖昧な共同責任より、明確な単独責任の方が結果的にうまくいくことが多いでやんす。」
ずん
「じゃあつまり、夫婦って片方が全部決めた方がうまくいくってことなのだ!?」
かっぱ
「そういう単純な話やないやろ。この二人は完全に『領域を分けた』んや。ゴルフは旦那、家計は妻、て感じでな。」
やきう
「ていうか、39歳で4歳の子ども連れて全国転戦て、地獄やん。普通の母親なら『もう引退させてくれ』てなるで。」
でぇじょうぶ博士
「だからこその役割分担でやんす。森川さんが料理も育児も運転も全部やるから、横峯さくらさんはゴルフだけに集中できる。これ、完全にプロアスリートのサポート体制でやんす。」
かっぱ
「てことは、旦那はマネージャーみたいなもんか。給料もらってキャディやってるわけやし。」
ずん
「えっ、じゃあこれって夫婦というより、選手とマネージャーの関係なのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「それも一面の真実でやんす。ただし、夜中に子どもをあやすマネージャーはいないでやんすね。ここが家族の特殊性でやんす。」
やきう
「結局、『お金ちょうだい』の一言で全部説明できるやんけ。対等な関係やったら『今月の予算教えて』とか『経費申請します』とか言うやろ。」
かっぱ
「いや逆やろ。『ちょうだい』て言える関係性こそが信頼の証やん。ワイ、上司に『金ちょうだい』なんて絶対言われへんで。」
ずん
「むむむ...じゃあ結局、この夫婦は理想的なのか、それとも特殊なのか、どっちなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「両方でやんす。彼らは『完全分業』という特殊な形態を取ることで、理想的な関係を築いてるでやんす。ただし、これは誰にでも真似できるモデルではないでやんす。」
やきう
「そらそうや。年収数千万のプロゴルファーの生活を、年収300万のワイらが真似できるわけないやん。」
かっぱ
「でも『互いの領域に口出さん』てルールは参考になるで。ワイも嫁に『なんでそんな洗い方すんねん』て言われんで済むわ。」
ずん
「じゃあボクも彼女ができたら、完全分業制を導入するのだ!」
やきう
「お前、まず彼女作るとこからやろ。順番が完全に違うわ。」
でぇじょうぶ博士
「ちなみに、統計的にはプロアスリートの離婚率は一般人より高いでやんす。この二人が長続きしてるのは、まさにこの役割分担の成功例でやんす。」
かっぱ
「つまり、普通のカップルがこれ真似したら爆発する可能性もあるてことやな。」
ずん
「えっ!?じゃあやっぱり危険なのだ!?ボクは安全な恋愛がしたいのだ!」
やきう
「お前の場合、危険以前に恋愛する相手がおらんやろ。心配すんのは10年早いわ。」
でぇじょうぶ博士
「重要なのは『形』ではなく『信頼』でやんす。横峯夫妻は互いを完全に信頼してるから、この形が機能してるでやんす。」
かっぱ
「『気になってる雰囲気も出さない』て、これ実は超高度やで。普通は顔に出るもんや。」
ずん
「じゃあつまり...この夫婦は特殊すぎて参考にならないってことなのだ!?」
やきう
「そうやで。お前が学ぶべきは『まず相手を見つける』ことや。役割分担は、その100万光年先の話やぞ。」
ずん
「くっ...じゃあボクは、とりあえず『お金ちょうだい』って言える関係を目指すのだ!でもその前に誰かに『お金あげる』って言われる人間にならないといけないのだ...これって実質的にヒモを目指せばいいってことなのだ!完璧な作戦なのだ!」