ずん
「えっ、SHEINがパリに店出したら大炎上してるのだ!これ完全に詰んでるんじゃね?」
でぇじょうぶ博士
「まさに火に油を注ぐとはこのことでやんすね。児童ポルノ販売疑惑が出た直後に、よりによってパリど真ん中の老舗百貨店に出店とは...」
やきう
「ワイ、SHEINで服買ってたんやけど...これアカンやつか?周りにバレたら社会的に死ぬやんけ」
ずん
「やきう、お前引きこもりだから周りいないじゃん」
でぇじょうぶ博士
「問題は多岐にわたるでやんす。児童ポルノ疑惑、武器販売、環境汚染、労働者搾取...まるでブラック企業のフルコースでやんすね」
やきう
「お、おう...ワイもそう思ってたんやけどな。でも『児童ポルノ』って単語出た瞬間、擁護不可能になるやろ」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。フランス当局が販売停止命令を出したその日に常設店オープンとは、タイミングが最悪でやんす。まるで炎上中のビルに『新装開店』の看板を掲げるようなものでやんす」
ずん
「機動隊まで出動したって...パリ市民ガチギレじゃん」
やきう
「『SHAME ON SHEIN』とか『地球を汚染している』とか...ワイが買った服も汚染されてるんか?」
でぇじょうぶ博士
「ウルトラファストファッションという概念自体が問題視されているでやんす。服を使い捨て消耗品として大量生産・大量消費させるビジネスモデルは、環境負荷が極めて高いでやんすからね」
でぇじょうぶ博士
「規模と速度が違うでやんす。SHEINは毎日数千点の新商品を投入する異次元のスピードでやんす。ファストファッションがF1カーなら、SHEINはロケットでやんすね」
やきう
「ロケットて...そんなヤバいんか。でもワイ、週末に届くの楽しみにしてたんやけど...」
ずん
「やきう、お前の服より児童ポルノ販売の方が問題なのだ」
でぇじょうぶ博士
「しかも『幼児に似せたラブ・ドール』とか『許可が必要な武器』とか、何を売ってるんでやんすか。ファッション通販サイトじゃなくてダークウェブでやんすか?」
ずん
「っていうか、なんでそんなもん売ってたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらくマーケットプレイス型の運営で、出品者の管理が杜撰だったんでやんす。Amazonとかメルカリでも似たような問題は起こるでやんすけど、規模とタイミングが最悪でやんすね」
やきう
「待て待て。つまりSHEIN本社が直接売ってたわけやないんか?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。でも企業の責任は免れないでやんす。プラットフォーム提供者には監視義務があるでやんすからね」
ずん
「じゃあSHEIN、完全に詰んだってことなのだ?」
やきう
「せやろな...ワイの服、誰にも言わんとこ」
でぇじょうぶ博士
「いや、意外とそうでもないかもしれないでやんす。中国企業の図太さを舐めてはいけないでやんす。炎上しようが何しようが、安さを求める消費者は必ず存在するでやんすからね」
でぇじょうぶ博士
「無駄ではないでやんす。少なくともフランスでは監視が強化されるでやんすし、ブランドイメージは確実に傷ついたでやんす。ただ、世界市場で見れば...」
やきう
「結局、安けりゃ買うやつおるってことか。ワイもそうやし」
ずん
「やきう、お前さっき社会的に死ぬって言ってたじゃん」
でぇじょうぶ博士
「この矛盾こそが現代消費社会の本質でやんすね。倫理と価格の間で揺れ動く消費者心理...まるで天使と悪魔が肩の上で喧嘩してるようなもんでやんす」
ずん
「結局、ボクたちは安さに負けるってことなのだ?」
やきう
「負けるっていうか...生活苦しいねんもん。高い服買う余裕ないやろ」
でぇじょうぶ博士
「そこでやんすよ。SHEINが狙ってるのは。倫理的消費ができる余裕のある層ではなく、安さを最優先せざるを得ない層でやんす」
ずん
「なるほど...貧乏人を人質に取ってるわけなのだ」
やきう
「人質て...でも確かにそうかもしれんな。ワイ、他の選択肢ないもん」
でぇじょうぶ博士
「ただ、今回の『児童ポルノ』という単語は強烈でやんす。これは価格云々を超えた倫理的ラインでやんす。どんなに安くても許されない領域でやんすからね」
でぇじょうぶ博士
「終わりかどうかは分からないでやんす。でも少なくとも、パリ常設店オープンは大失敗でやんすね。世界初の常設店が、世界初の大炎上店になったでやんす」
やきう
「ワイの服、焼却処分した方がええんかな...」
ずん
「やきう、もったいないから着ろよ。どうせ家から出ないんだから誰も見ないのだ」
でぇじょうぶ博士
「結論として、SHEINは今回の騒動で大きな代償を払うことになるでやんす。ただし、それでも生き残る可能性は十分にあるでやんす。なぜなら...」
でぇじょうぶ博士
「貧乏人は無限に湧いてくるからでやんす」
ずん
「でもさ、今回の騒動でSHEINのイメージ完全に地に落ちたよね。これからどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく徹底的な管理体制の見直しと、大規模な広報キャンペーンでやんすね。『改善しました』アピールをしまくるでやんす」
やきう
「でも一回ついたイメージって消えへんやろ...」
ずん
「そうなのだ。『児童ポルノ販売してた企業』って一生言われ続けるのだ」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。これはもはや企業の存亡に関わる問題でやんす。どんなに弁明しても、この事実は消えないでやんすから」
ずん
「じゃあボク、これから何着ればいいのだ?全部高いじゃん」
でぇじょうぶ博士
「古着を買うでやんす。環境にも優しいし、安いでやんす」
ずん
「でも古着って誰が着てたか分からないじゃん。もしかしたらやきうみたいなキモオタが着てたかもしれないのだ」
ずん
「じゃあボク、ユニクロにするのだ!これで安心なのだ!」