ずん
「石油会社がカルテルってマジなのだ!?もしかして、ボクのガソリン代が高いのもこいつらのせいなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「まあ落ち着くでやんす。今回のカルテル疑惑は運送業者向けの軽油価格の話でやんす。一般消費者のガソリンとは別の話でやんす。」
やきう
「ほーん。で、ワイらには関係ない話なんか?」
でぇじょうぶ博士
「そうとも言い切れないでやんす。運送会社の燃料費が上がれば、最終的には宅配料金や物価に跳ね返ってくるでやんすからね。」
ずん
「えぇ!?じゃあ結局ボクらが損するってことなのだ!?」
やきう
「当たり前やろ。企業なんて庶民から金を巻き上げることしか考えてへんのや。ワイは最初から信用してへん。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...。カルテルというのは、簡単に言えば企業同士が裏で手を握って価格を吊り上げる行為でやんす。独占禁止法で禁じられている典型的な違法行為でやんすね。」
ずん
「でも、石油会社って普通に価格決めてるだけじゃないのだ?何が違うのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い質問でやんす。通常の価格設定と違うのは、競合他社と示し合わせて価格を決めている点でやんす。本来なら競争によって価格が下がるはずなのに、談合して高値を維持するでやんす。」
やきう
「要するに、客をカモにして金をむしり取ってたってことやな。腐っとるわ。」
ずん
「じゃあボクも石油会社作って、みんなでカルテル組めば儲かるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「バカでやんす!それは犯罪でやんす!今回も東京地検特捜部が動いてるでやんす。特捜部といえば、政治家の汚職やら大企業の不正やらを摘発する、言わば国家権力の切り札でやんすよ。」
やきう
「ほーん。でも摘発されるのなんて氷山の一角やろ?バレてへんとこの方が多いんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、その可能性は否定できないでやんす。カルテルは密室で行われるでやんすからね。証拠を掴むのは至難の業でやんす。」
ずん
「じゃあ、他にもカルテルやってる会社があるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性としてはあるでやんす。特に寡占市場では起こりやすいでやんすね。石油業界なんかは、限られた大手企業が市場を支配してるでやんすから。」
やきう
「せやから言うたやろ。資本主義なんてクソや。結局、金持ちが庶民から搾取する構造やんけ。」
ずん
「むむむ...じゃあボクらはどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「消費者としてできることは限られてるでやんす。せいぜい、こういったニュースに関心を持ち続けることくらいでやんすかね。あとは公正取引委員会に通報するとか。」
やきう
「通報したって何も変わらんわ。お上なんて企業とグルやろ。」
でぇじょうぶ博士
「そこまで悲観的にならなくてもいいでやんす。今回だって摘発されてるでやんすし、一定の抑止力にはなってるでやんすよ。」
ずん
「でも博士、カルテルって昔からあるんでしょ?なんで今更摘発されるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく内部告発か、何らかのきっかけで証拠が掴めたんでやんしょう。カルテルは密約でやんすから、参加者の誰かが裏切れば一気に崩れるでやんす。」
やきう
「裏切り者が出るってことは、仲間割れでもしたんか?それとも良心の呵責に耐えられんかったんか?」
でぇじょうぶ博士
「どっちもあり得るでやんす。あるいは、リーニエンシー制度といって、自ら違反を申告すれば課徴金が減免される制度もあるでやんす。早い者勝ちでやんすね。」
ずん
「じゃあ、悪いことしても正直に言えば許してもらえるのだ?それってズルくないのだ!?」
やきう
「ズルいに決まっとるやろ。でも、それで他の悪党も摘発できるなら、まあええんちゃうか。悪党同士で潰し合ってくれた方がワイらには都合ええわ。」
でぇじょうぶ博士
「なかなか合理的な考え方でやんすね。実際、リーニエンシー制度によってカルテルの摘発件数は増えてるでやんす。悪人を使って悪を暴くという、まさに毒を以て毒を制す戦略でやんす。」
ずん
「でも結局、悪いことした人が得するのは納得いかないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「気持ちはわかるでやんす。でも、完全犯罪を許すよりは、誰かが罰を受ける方がマシでやんす。正義なんてのは、所詮は妥協の産物でやんすよ。」
やきう
「正義とか言うてる時点で胡散臭いわ。結局、国も企業も自分の都合のええように動いとるだけや。」
ずん
「じゃあボクは何を信じればいいのだ...?もう軽油も信じられないし、石油会社も信じられないのだ...」
でぇじょうぶ博士
「信じるべきは自分の財布でやんす。価格が不自然に高いと思ったら、調べてみることでやんす。消費者が賢くなれば、企業も迂闊なことはできなくなるでやんす。」
やきう
「そんな面倒なこと誰がするんや。ワイは家でゴロゴロしとる方がええわ。」
ずん
「ボクも引きこもって生活したいのだ...でも、ボクは賢くて優秀なエリート会社員だから、外に出なきゃいけないのだ...つらいのだ...」